観光業界まとめと今後の予想◎観光の仕事に就きたい人必見
オリンピックや日本カジノ法案成立に伴い、ますます需要が高まる日本の観光業界。実際に観光業や旅行業ってどのような業界なのでしょうか?また、今後の旅行業界はどのようになっていくのでしょうか?今回は、旅行業界とはこんな業界!というご紹介と共に、旅行業界の今後についてを理由とともに見ていきましょう!
『旅行業界で働きたい人』
『観光業の仕事に興味があるという人』にオススメ!
1:観光業界って一体どんな業界なの?
一口に観光業界と言っても、その種類は多岐に渡ります。
たとえば、よく知られる仕事でいうと
- H.I.SやJTBなどの、旅行代理店での仕事
- ホテルでの仕事
- 航空会社での仕事
- バスや、タクシー、鉄道、などの交通機関での仕事
- 旅館やホテルなどの宿泊施設での仕事
- ディズニーランドやUSJ、水族館や動物園などのテーマパークでの仕事
- 飲食店、お土産やさんの仕事
も観光業に当てはまります。
これも観光業?
これも観光系の仕事なの?と意外に思うかもしれない職種では、
- アウトドアのインストラクター
- 大使館や領事館でのお仕事
- 政府観光局や、国際ボランティア
こういった仕事も、観光業に当てはまります。
オリンピックに向けて注目が集まっている!
日本国内では、日韓ワールドカップ以降、積極的に政府が日本の観光活動を推し進めるようになり、現在は2020年のオリンピックを目指して、海外へ向けた広報活動を活発に行っています。
海外へ日本の良さをアピールし、より多くの外国人観光客に日本を訪れてもらえるよう、民間企業などと組み、さまざまな工夫を行っています。
まだまだ観光が主要産業に至っていない日本ですが、海外では観光業を主要産業としている国も多く、国の経済発展には欠かせない業種の一つとして重要視されています。まさに観光業界は、今後も大注目の成長産業なのです!
2:その中でも旅行業界ってどんな業界?
旅行業界とは、いわゆる旅行会社の仕事で、お客様のために旅行の手続き等を行います。
さらに、旅行会社での仕事は2つに分類されます。
旅行業者とは?
海外および、国内の両方の旅行の企画ができる「第1種」、日本国内のみの旅行企画が可能な「第2種」、一定の条件下であれば、国内旅行を企画できる「第3種」に分けられます。
旅行業者代理業とは?
旅行商品の企画、及び販売が可能な、「旅行業」に対して、「旅行業者代理業」とは、「旅行業者」と代理毛役を結んで、ツアーや旅行商品の販売を代理で行う企業です。
3:旅行業界の仕事ってどんな仕事があるの?
観光業においての職業は上述で、簡単にご紹介しましたが、旅行業界の仕事とはいったいどんな仕事があるのでしょうか?
ツアーコンダクター
- パッケージツアー、団体旅行などに同行
- 計画通りに、そして安全にツアーが進むように宿泊施設や利用交通機関と調整を行う
- お客さまに対して、ツアー中に注意事項の説明や集合時間の説明など、円滑に旅行ができるようにする
これらが「ツアーコンダクター」の仕事です。
またツアーコンダクターの仕事は、旅行当日だけではありません。旅行出発前も、旅行先の下調べを行い、日程や集合場所はここでよいか?などの事前作業が多く、ディスクワークも多くあります。
添乗員としての業務の際は、お客様が旅行をより楽しく過ごせるよう、また旅行者同士のコミュニケーションがスムーズになるよう工夫をし、引率者としてリーダーシップを発揮するなど、役割は多岐に渡ります。
ツアープランナー
ツアープランナーは旅行行程の全体を考える仕事で、旅行業界でも人気の職種です。どんなテーマで旅行を行うか、ツアーの商品企画を考えたり、時には、お客様のご要望に応じて旅行を企画したりします。
実際にそのツアーは実行することができるのか、現地に行って視察を行い、ホテル、飛行機、レストランの予約手続きを行なうこともあります。
お客様の年齢層を考えた旅行プランや、年齢層やご要望に応じた旅行の価格設定を行うなど、お客様の立場で考えながら良い商品を生み出していくことが重要な仕事ですね。
カウンター
現在ではインターネットでの販売が増えてきているため、実際に会って話すようなカウンター業は需要がないのでは?と思われることも増える最近。
しかしカウンタースタッフのお仕事は企業の視察旅行や、社員旅行、学生の修学旅行などの団体旅行のほか、フルオーダーの個人旅行など、まだまだ需要のあるお仕事なのです。
仕事内容は主にお客様と相談をしながら、お客様のご要望にあわせたプランをご紹介し、航空機、鉄道、宿泊先の予約、並びに手配までを行います。
お客様の旅の窓口ということもあり、旅行先についての豊富な知識を元に、お客様へアドバイスなども行います。他にも、営業部、人事部、ITンジニア、法務部など、一般企業にもある部門もありますが、旅行業界ならではの職種といえば、主な職種はこの3つといえるでしょう。
4:日本に来る外国人って増えてるの?
日本政府観光局(JNTO)によると2017年の訪日外国人の数は、過去最多を記録し、2869万人に到達しました。
また、どのような国から日本に観光に来ているかを調べたところ、上位5位までが次のようになりました。
2018年3月 訪日外客数 (JNTO推計値)
- 1位:韓国 2,607,900人
- 2位:中国 594,900人
- 3位:台湾 387,300人
- 4位:香港 195,700人
- 5位:タイ 116,200
※出典「日本政府観光局(JNTO)」
この表からも分かるように、日本に来る観光客というのは、年々増加傾向にあり、2020年のオリンピックに向けて、ますます増えると予想されます。
また、アジアからの訪問外国人が多いことも分かりますね。
5:日本人の海外旅行先はどこが人気?
では、日本人はどのような国に旅行に出かけているのでしょうか?
5位まで見てみましょう。
日本人が旅行で行く国ランキング
- 1位:中国 2,587,440人
- 2位:韓国 2,297,893人
- 3位:台湾 1,841,339人
- 4位:タイ 1,416,903人
- 5位:シンガポール 783,863人
作成:日本政府観光局(JNTO)
出典: 国連世界観光機関(UNWTO)※2016年データ参照
このように、日本からの上位5位もアジア圏が占めることが分かります。
年々需要が高まってきている旅行業ではありますが、世界全体で見たときの外国人の観光受け入れ人数は、世界ランクでみた場合、日本は16位とまだまだ、上位には及びません。(日本旅行業協会リサーチによる)
ちなみに、1位はフランス 2位はアメリカ 3位はスペインです。
6:日本人の国内旅行者は増えてるの?
日本国内の旅行者はどうでしょうか?
日本旅行業協会によると、残念ながら国内旅行に関しては、需要が低迷しているといえるようです。
その主な理由は、日本全体の人口が減少していることや、バブル以降、社員旅行などの団体旅行が少なくなってきているということが挙げられます。
新幹線などの交通機関の発達や、飛行機の便数の増加などで、日帰りでも行ける観光スポットが多くなり、泊りがけの旅行よりも、日帰りでの旅行に出かける人が増加していることも要因として考えらています。
7:今後、観光・旅行業界はどうなっていくの?
将来は、旅行業界に就職したい!または、やっぱり旅行業に転職したい!と思っている方も多いはずです。
今後の観光や旅行業界にどのような状況になっていくのでしょうか?
簡単にまとめてみました。
グローバル化
先ほどのデータでもわかるように、外国人観光客に対する対応は、今後の日本の観光・旅行業界において、不可欠になってきます。
英語や、中国語などの外国語のスキルが必要になってくるほか、各国の文化(宗教やしきたりなど)、日本文化はもちろんのこと、多様な文化を十分に理解し、グローバルな視点で物事を配慮することが必要になってきます。
IT化
今では旅行に行くときの申し込み手続きや、ホテル、レストランの予約、交通機関の手配もインターネットでの申し込みで行う人が急増しています。
年々増加する、オンラインでのユーザーに合わせて、対人窓口をあえて設けずに、インターネットのみで販売する業者も増えてきています。
中国では、利用者が増えているQRコード決済なども、今後日本でも増えていくと思われ、旅行業界も、よりスマートなIT化が求められています。
商品価格帯の両極化
学生も気軽に海外旅行に行ける時代になり、学生向けに格安ツアーを打ち出したプランも豊富に揃うようになった昨今。
年配向けの豪華クルーズプランや、スイートルーム泊、ファーストクラス搭乗でのプラン、全日程を完全オリジナル工程にするプランなど、こだわりを求める熟年層向けのプランも充実してきています。
日本人対象の地方創生型観光
日本人向けの観光の今後としては、日本の大切な資源に改めて目を向けた、地元の特産品や、観光資源を盛り込んだ、地方を活性化させる観光プログラムが注目を集め始めています。
地方の伝統行事に参加したり、実際に農作物を収穫したりなど、普段体験することのできない、プレミアムな体験ができる新しい観光も現在人気です。
8:オリンピックに向けて需要が高まる業界
観光・旅行業界についてみていきましたが、参考になりましたか?
需要がありながらも、東京オリンピックに向けて何かと変動や求められことが多くなりそうな業界ですが、ますます人気が高くなる業界といえます。
興味がある方は、まずは、どんな職種があるのか、自分がなりたい仕事や経験が生かせる仕事があるか調べてみることから初めてもいいかもしれませんね^^◎
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