【まとめ】海外旅行で体調不良になったときに気をつけるべきこと



海外旅行へ行く計画を立てたけれど、もし体調不良になってしまったらどうしよう、海外で体調不良になることが不安で仕方ないなど、日頃から健康面に不安のある人ほど、気になってしまうもの。そんな人のために、気をつけるべきことや日本から持参すべきもの、実際体調不良になってしまった場合についてご紹介していきます◎
『海外で体調不良になった場合について知りたい人』
『海外旅行の計画を立てている人』におすすめ!
目次
1.海外旅行で体調不良にならないために気をつけるべきこと(機内編)
飛行機の中は、とても空気が乾燥している・長時間同じ姿勢でいなければならないなど、機内に滞在する時間が長ければ長いほど、体もきつくなっていきます。
機内でできる対策には、どのようなものがあるでしょうか◎
- 靴を脱いでスリッパに履き替える
- 水分補給を忘れずに
- 軽いストレッチ運動を行う
- 楽な服装で乗る
- しっかり睡眠をとる
- 乾燥対策を行う
- コンタクトレンズではなくメガネにする
- マスク・イヤホンの利用
予防が大切
機内には大勢の人が乗っています。体調に不安がある場合は、マスクを着用してウイルスや病気の予防を行いましょう。
乾燥対策は必須!
また、機内の湿度は10%ほどでとても乾燥しているため、普段よりも多く水分補給を行う必要があります。アルコール・コーヒー・お茶類は利尿作用があり、水分補給をするには適していないことも覚えておきましょう。
また、肌への乾燥対策としては、スプレータイプの化粧水を適度に顔へ吹きかける、就寝前の乳液・クリームなどでの保湿がおすすめです。
こまめな運動・楽な服装
エコノミークラス症候群にも注意!ずっと同じ姿勢でいると、体内の血の巡りが悪くなり、血の塊ができてしまう病気です。
トイレに行くなどして歩くようにする、頭や首の上下運動、ひざ・つま先・かかとの上げ下げなど、座りながらでもできるストレッチを行いましょう。ジーンズなどは体を締めつけるので、ワンピースやジャージ素材、チノパン、スカートがおすすめです。
2.海外旅行で体調不良にならないために気をつけるべきこと(健康編)
- 水・氷に気をつける
- 生ものを食べないようにする
- 虫に気をつける
- 日焼け・紫外線対策を行う
- 適度な運動をする
- 鳥・動物にむやみに近づかない
- 睡眠はしっかりとる
- 余裕を持ったスケジュールを立てる
- 冷え対策としてカーディガンやストールを持参
特に大切なポイントとして、以下3点を挙げてみました◎
1:生水を飲まないこと
現地の生水は飲まないようにしましょう。レストラン・カフェ・ホテルなどで出てくる飲料水にも手をつけないほうが無難です。
衛生環境に問題のない国であったとしても、日本の水に慣れている日本人にとっては、体に合わない場合が多々あります。必ず、最初からボトルに入っているミネラルウォーターを飲むことを、海外旅行では習慣づけると良いでしょう。
氷にも要注意
見落としがちな氷。飲料水を避けることができたとしても、注文したジュースやアイスコーヒー、アルコール類には、現地の生水を凍らせた氷が混入しています。
これでは、飲料水を回避した意味がまるでありませんね。氷の入っていない飲み物を飲むしかありません。語学が流暢であれば、「氷は入れないでほしい」と一言添えてみるのも良いかもしれませんね。
予定をめいっぱい入れないこと
特に海外旅行となると、あそこにも行きたい、あれも見ておきたい、お土産はこれを買いたいなど、「ハードスケジュール」になりがちです。
日程に余裕があれば良いのですが、2泊3日や3泊4日といった場合、1日が目まぐるしく終わることでしょう。疲れをため込まないためにも、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
3.海外旅行で体調不良になった時のために準備しておくべきこと
日本から持参すべきもの
- 数日分の常備薬(頭痛薬・風邪薬・目薬・胃腸薬・鎮痛薬)
- 虫よけスプレー
- ばんそうこう
- 生理用品(女性)
医師の処方せんで服用している薬は、国によっては持ち込み制限があるため、心配な方は事前に医師に相談すると良いでしょう。
ほかにもあった方が安心というものは、ビタミン剤などのサプリメント類・日本食(緑茶やしょうゆなど)・マスクやネックピローは機内でも使えるため便利ですね。携帯加湿器・乾燥防止用の飴・耳栓・運動靴など、自分に必要なものがあれば追加して持参すると良いでしょう◎
海外旅行保険への加入
海外旅行保険は、海外で疾病になった場合に頼りになります。加入しておくと、現地での病院の支払いなどを保険会社が行ってくれます。
また、一般的な保険内容であれば、日本へ帰国後に病院に通院した場合にも、保険は支払われます(注意点として、帰国後72時間以内の場合に限ります)。
加入する保険内容や疾病内容にもよりますが、補償対象外のものもあるため、補償内容の確認は細かくチェックしておく必要があるでしょう。
手持ちのクレジットカードでもOK!?
また、わざわざ海外旅行保険の加入手続きをしなくても、既にお持ちのクレジットカードによっては、自動的に海外旅行保険が付帯されているものがあります。
90日以内の海外旅行であれば、キャッシュレスでクレジットカードとパスポートを病院に提示すれば良いだけ。
ただし、自動的に付帯されているものは、補償範囲が狭いこともあるため、体調に自信がない方は、旅行先や体調管理、旅の目的・補償内容などをよく比較検討し、海外旅行保険への加入を一考してみてはいかがでしょうか。
4.海外で体調不良になってしまったらすること、対処法、注意点
我慢しないこと
実際に海外で体調不良に陥ってしまったら、我慢をしてはいけません。
実際には、どのような対処法があるでしょうか◎
- 持参した薬で治す
- とにかく寝て治す
- 渡航先の薬局・ドラッグストアで薬を購入する
- 渡航先で病院へ行く
- 体調不良のまま日本へ帰国
- 自然治癒力にゆだねる
たいていの方は、せっかくの海外旅行だし、なんだか調子が悪いけれども頑張れば外出できるかも、病院へ行くほどではないようだなどという理由で、無理に観光を続行しがちです。少しでも体調不良を認識した際には、我慢しないで友人に相談、ツアーコンダクターの人などに相談しましょう。
日本人ならではの控え目な性格が災いして、こうしたとき、同行者がいたり団体でのツアーだったりした場合、皆に迷惑をかけたくない、がっかりさせたくないという考えに至り、なかなか言い出せないのが日本人なのです。
体調不良を我慢せず、日本から持参した薬をペットボトルのミネラルウォーターで飲み、とにかく安静にして睡眠をとることが治すための近道です。
ホテル内での体調不良
ホテル内で体調不良に陥った際には、まずはフロントに相談してみましょう。運が良ければ、ホテルドクターが診察してくれる場合も。また、日本人観光客が多い都市では、日本語が通じる病院を紹介してくれる場合もあります。
ホテルドクターが残念ながらいないとしても、日本語の通じる病院を紹介してもらえるだけでも、非常にありがたいですね◎
その他、ホテルでは、薬をくれる・医務室に連れて行ってもらえる・救急係が薬をくれる・医者を呼んでくれるなど、フロントスタッフは親身になって相談に乗ってくれるはずです。恥ずかしがらずに、フロントへ行ってみることをおすすめします。
観光中の体調不良
街中での突然の体調不良の場合、緊急連絡先に連絡をして、救急車を呼びましょう。
注意点として、救急車は日本とは違い、有料であることを覚えておきましょう。日本語が通じない病院に運ばれてしまったとしても、通訳を頼むことができます。保険会社の緊急窓口に相談の連絡を入れてみましょう。
救急車を呼ぶほどではないと認識できる場合には、ひとまず休憩をとりましょう。南国では、熱中症や日射病の疑いがあり、腹痛なら生水を飲んだり食べ物が合わなかったりといった原因は多く考えられます。
虫や動物からウイルス感染する場合もあるため、休憩をとっても依然として治らない場合や、ホテルまで帰る体力も残っていないような場合には、勇気をもって救急車を呼び、最悪の事態を避けることが重要です。
症状別・病気の対処法1:頭痛
悪化する前に部屋でゆっくり休みましょう。どうしても外出する必要がある場合は、持参した頭痛薬を服用します。
症状別・病気の対処法2:腹痛
胃腸薬を飲めば、症状改善が見込めます。下痢の場合、下痢止めに頼る前に胃の中を空っぽにしましょう。
水分摂取が重要であり、できればスポーツドリンクが望ましいです。そんなときのために、粉末状のスポーツドリンクを持参して、ミネラルウォーターに溶かして飲むと便利です。
その後は、スープやフルーツを食べます。海外の下痢は衛生状態が悪いために起こる細菌性の下痢である可能性も否定できないため、日本へ帰国後に病院へ行くことをおすすめします。
症状別・病気の対処法3:高山病
photo『コカ茶』
南米など、高度の高い場所で起こりやすい病気です。主な症状は、頭痛・下痢・めまい・吐き気など。
高度が低い場所への移動が最良ですが、日程的に難しい場合、ゆっくり深く呼吸をし、部屋でゆっくり過ごしましょう。
注意点として、ベッドに寝転んでいると呼吸が浅くなるため、座って読書などするのが良いですね。「コカ茶」は、高山病予防・症状改善が期待できるので、見かけたらぜひ飲んでみると良いでしょう。
症状別・病気の対処法4:日射病
炎天下で激しく動くと多量の汗が出て、体内の水分が不足した状態になります。応急処置として、木陰・クーラーの効いた場所で休憩、水分補給を行うこと。
症状別・病気の対処法5:熱中症
体内の熱を発散しきれず、熱がこもってしまい体温が上がる状態です。応急処置として、着ている服を脱ぐ、ボタンを外す、冷たいタオルで拭く、冷風に当たるなど、体を楽にして冷やすことが重要です。
せっかくの海外旅行。体調不良にならないように、旅行前には体調を万全に整えることが大切です◎
それでも体調不良になってしまったら、常備薬や同行者、ホテルのスタッフ、保険会社などの力を借りて、サポートを受けると良いでしょう。即刻対処を行い、海外旅行を思いきり楽しみましょう♪
IMATABI公式LINE@


おすすめの記事や、宿泊券が当たるキャンペーン情報などをお届けします! QRコードが読み取れない場合はID「@imatabi」で検索してください。