タクシーの進化系!海外で人気の配車アプリって何?
海外旅行では、タクシーがとても便利です♪その反面、観光客に対するぼったくりやチップなど、心配なこともあります……。それらの問題を解決してくれる方法のひとつに“配車アプリ”があります◎これは、アプリに登録した一般のドライバーと乗りたい人をマッチングするもの!今回は、この配車アプリについて詳しくご紹介します♪
『海外でタクシーを使うのが不安という人』
『海外で使える便利なアプリが知りたい人』におすすめ!
海外旅行ではタクシーが便利だけど……
電車が発達しておらず、時間通りに発着しない国では、バスやタクシーが便利です!特にタクシーは、はっきりと場所がわからない所でも、ドライバーが目の前まで連れて行ってくれます♪しかし、海外でのタクシー利用には、他の交通機関にはない心配事も……。
- タクシーが止まってくれない
混雑していて止められない以外にも、私たちが現地の言葉が話せないことに不安を抱くように、ドライバーも明らかな観光客は面倒そうと止まってくれないことも…。 - チップの習慣がよくわからなくて難しい
タクシーに限らずチップは、日本人にとって難しい習慣ですよね! - タクシーに関するその国のルールがわからない
国によってはタクシーの止め方や乗り方、そのほか、細かくルールが決められている場合があります! - メーターのない車だと適正料金がわからない
言葉に自信があれば、乗る前に確認することもできますが、それも適正料金なのかどうか判断するのは、難しいですよね! - メーターがあっても遠回りをされるおそれがある
メーターがあるから、と安心して乗っていたら、とんでもなく遠回りをされた、という例はよくあります! - 観光客だとぼったくられる
せっかくの旅行なのに、”観光客だとぼったくられるのではないか?”と思いながらタクシーに乗るのは嫌ですよね! - 料金を交渉する必要がある国では言葉ができないと難しい
そもそもメーターや定額がなく、料金が交渉次第の国の場合は、言葉ができないと、ぼったくり以前にタクシー利用が難しく感じますね! - マナーが悪かったり、運転が荒かったりするドライバーだった場合対応できない
日本でもどんなドライバーにあたるかは運次第です。言葉が通じれば”やめて欲しい”、などと伝えることはできますが、これも言葉が話せないと難しいですね! - 女性だけだと犯罪に巻き込まれる危険性が怖い
残念ながら、旅行中の女性がタクシーのドライバーに連れ去られて、犯罪に巻き込まれる例があります。タクシーは密室なので怖いですよね!
そんな問題を解決してくれる”配車アプリ”とは?
配車アプリとは、登録されたタクシーまたはタクシー業務を行う一般車を、スマートフォンのマップ上で探せるアプリです。
配車アプリのメリット
このタイプのアプリを使う共通のメリットは以下のようなものがあります!
- 近くのタクシーを自分で選べる
- 待ち時間がわかる
- 出発地・目的地はアプリに入力すればいいので言葉の壁がない
- 料金が事前にわかる
- クレジットカード払いが選択できて原則チップ不要
配車アプリのデメリット
ただし、便利なことばかりではなく、次のような点に注意が必要です!
- スマートフォンが必要
アプリとGPS機能が必要になります。スマートフォンの電池切れには注意しましょう! - インターネット環境が必要
ホテルなどのWi-Fiを利用してもいいですが、タクシーの利用の仕方を考えると、海外用のSIMかWi-Fiをレンタルするのがおすすめです! - 目的地を入れ間違えるとそのまま連れて行かれてしまう
アプリで入力された目的地を再確認することは基本的にないので、似たような名前の全く違う場所を入力してしまうと大変なことに……。よく確認しましょう!
海外でのインターネット環境に関する使える過去記事はこちら↓
海外用SIMカードを使えば旅行中も安くて便利!学生さんにおすすめなのは?
最も安く海外Wi-Fiルーターをレンタルする方法とは【海外Wi-Fi】
配車アプリの先駆者!:Uber
それではここから、海外で使える配車アプリをご紹介していきましょう♪1つ目は、配車アプリの先駆者”Uber”です!アメリカに本社を置き、世界70か国、700都市以上でサービスを提供しています◎
Uber最大の特徴は、タクシーではなく、ドライバーとして登録した一般の人の車をタクシーのように利用できるため、料金が安いこと(※法律上、許可されていない国ではタクシー配車の場合もあります)。
ただし、料金は変動制なので需要が多く、供給が少ないときには料金が高騰する場合もあります!利用するときはタクシー料金とも比較しつつ、上手に使い分けてくださいね◎
Uberのメリット
- アプリが日本語に対応している
ただし、ドライバーも確認するため名前の入力はローマ字の方がいいでしょう。都市名は日本語に対応している場合と、していない場合があります。 - ドライバーが一般人なので基本的にタクシーより安い
車種や需要などに応じて値段が変わるので、その国のタクシー料金は必ず把握しておきましょう。 - ドライバーの評価を見て選ぶことができる
乗車後にドライバーを☆5つで評価ができるので、過去の評価を確認してドライバーを選びましょう。 - 車種も確認できるので人数が多いときも便利
高級車や大型車は料金が高くなるので、必要がなければ、普通車を選ぶようにしましょう。 - アプリでルートの確認もできるので安心
ルートはあなたのアプリと、カーナビの役割をするドライバー用アプリに表示されるので、遠回りされるなどの心配がありません。 - ドライバーとトラブルになった場合には、Uberを通して連絡すれば対応してくれる
”ドライバーが道を間違えて料金が高くなった”など何か問題があった場合も、アプリから連絡すればUberが対応し、正しい料金に修正してくれます。 - 完全クレジットカード払いでチップも不要
降りるときにすることは何もありません。レシートもアプリで送られてくるので、面倒なやりとりもせずに済みます。
Uber利用時の注意点
- 料金は需要と供給、車種などで変動する
先述の通り、需要に対して供給が少なかったり、高級車を選んでしまったりするとタクシーより割高になることも……。また、再検索すると値段が変わることもあります。 - 待ち合わせに関してドライバーから電話やメッセージが来ることがある
待ち合わせに関してドライバーから連絡が来ることがあります。避けたい人は、わかりやすい場所を待ち合わせに指定しましょう。 - キャンセル料がかかることがある
アプリ上から配車後にキャンセルもできますが、ドライバーがすでに待ち合わせ場所に向かい始めていると、その対価としてキャンセル料が発生します。 - ドライバーからあなたも評価される
難しく考えることはありませんが、乗るときには”Hi”、降りるときには”Thank you! bye”など笑顔で簡単な挨拶をするといいでしょう。 - 意外な都市で使えない
米国系の企業ですが、グアムやサイパンでは使えません。また、東南アジアからは2018年に撤退しています。
東南アジアならおまかせ!:Grab
Uberが2018年に東南アジアから撤退したといいましたが、そのときに事業を買い取ったのが”Grab”です!東南アジア8か国の主要都市を中心にサービスを提供しています。
Grabを使うメリット
- タクシー、一般車だけでなくその国らしいサービスも利用できる
すべての国で、Grab Taxi Gra Carのサービスが利用できますが、カンボジアでは三輪タクシーのトゥクトゥク、ベトナムなどでは、バイクタクシーも利用可◎ - 時間を指定して予約もできる
一部車種については時間を指定して利用できます!朝、空港に向かうときなどには便利ですね。 - クーポンやキャンペーンがある
さまざまなクーポンやキャンペーンがあるので、利用前には忘れずにチェックしましょう。 - ポイントを貯めると割引が受けられる
利用にする度にポイントが貯まります!長期で行く人や頻繁に行く人にはうれしいですね。 - クレジットカードと現金が選べる
クレジットカードを選んでおけば、チップも必要ないので楽ですね。
Grabを利用するときの注意点
- アプリは現地語と英語のみ
ドライバーから”遅れます”などの簡単なメッセージが来ることがありますが、現地語⇔英語の翻訳をしてくれます。そのため、簡単な英語は必要になるかもしれませんね。 - 初回の認証コードはスマートフォンに届く
現地で電話(SMS)の機能が使えない人は、日本で事前に登録しておきましょう。 - キャンセル料が発生するケースがある
ドライバーに依頼してから5分以上経ってキャンセルする場合、待ち合わせに10分以上遅れた場合(自動でキャンセルされます)、キャンセル料がかかります。
大手企業の運営で安心!:Yandex.Taxi
ロシアで配車アプリといったら、”ヤンデックスタクシー”です!ヤンデックス(Яндекс)とは、ロシア版のグーグルです♪大手企業が運営しているので安心ですね◎
ヤンデックスタクシー利用のメリット
- 統一料金なので安心
- 4つのランクのタクシーが呼べる
ランクは4つ、一緒に料金も表示されるので間違って高いランクを選ぶ心配はありません。ランクが高いと大きな車、または高級車になるようです。 - 出発地・目的地は地図上で選べるのでロシア語ができなくてもOK
アプリの地図機能が使いにくければ、グーグルの検索結果をコピペして使うこともできます。 - チップの設定もアプリ内でできる
チップはアプリ内で0~15%の間で設定できます。クレジットカード払いなら自動引き落としなので、ドライバーの顔色を気にせず決められていいですね。
ヤンデックスタクシー利用の注意点
- アプリはロシア語と英語のみ
- 待ち合わせがうまくいかないとドライバーから電話がかかってくる
ロシア語しか話せないドライバーが多いので、避けるためにはわかりやすい場所を指定しましょう。
日本では……
Uberと聞いて、”あれ?それってUber EatsのUber?”と思った人もいるでしょう。実はその通りです!もともと日本のUberも配車アプリを事業化するために設立されました♪
しかし、日本ではタクシー乗務には特別な免許が必要なだけでなく、車両にも許可が必要です◎許可を受けた営業用のナンバープレートは緑、自家用車は白のナンバープレートで区別されています♪そのため、許可を受けていない自家用車でタクシー行為を行うことを”白タク行為”といい、これは違法になってしまいます!
本国と同じ事業は始まったけれど……
Uberは、2014年にいったん、東京などの都市部で営業を開始したものの、”白タク行為”にあたると判断され、サービスを停止するようにと国土交通省から指導を受け、サービスを停止しました。今現在は、タクシーやハイヤーなど営業許可がでている車だけ配車することができます◎
タクシーは通常のメーター料金で、ハイヤーは高級なタクシーのことなので、さらに料金は高くなります!そのため、海外のように、”割安で利用したい”という目的には使えません。法律なので仕方ありませんが、ちょっとがっかりですね^^;
その結果、本国のUberがUber Eatsを始めたことにならって、サービスを開始したUber Eatsの方が日本では有名になったんですね♪
海外では夜道を歩くのが危険な国も多くあります!でも、夜遊びも楽しみたいですよね!
そんなときには、今回紹介したような配車アプリを使って、タクシーで安全に泊まっているところまで帰ってくださいね♡
文/clochette417
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