アメリカ入国に必要なESTAってなに?申請方法や注意点を教えて!
日本国籍の人は、アメリカへの観光目的の渡航ではビザが不要です◎しかし、渡航前に申請をしていないと空港で入国させてもらえないあるものが……それがESTA!ESTAは電子渡航認証のことで、ビザなしで90日以内の滞在が許可されている人が必ず申請しなければいけないもの♪今回は、このESTAの申請の仕方や費用などについてご紹介します◎
『アメリカに行く予定がある人』
『ESTAについて知りたい人』におすすめ!
ESTAの基本を知ろう!
ESTAの申請が必要な人
電子渡航認証システムであるESTAは、ビザ免除プログラムに参加している国の国籍を持つ人が、アメリカに入国、または通過する場合に申請するこを義務付けられているものです!注意したいのは、”通過”。例えば乗り継ぎでアメリカの空港を経由し、ほかの国に行く場合にも申請が必要です◎
ただし、次の場合には、ESTAを申請する必要はありません。
- カナダまたはメキシコから陸路で入国する場合
ESTAの申請条件には、空路(飛行機)または、海路(船舶)での入国の場合とあるので、陸路(車など)での入国の場合は、必要ありません! - グアムまたは北マリアナ諸島に観光/商用で45日以下滞在する場合
ただし、45日以上滞在する場合には、ESTAの申請が必要です!
ESTAの目的
なぜ、ビザが免除されている人たちにESTAの申請が義務付けられるのか?アメリカでは、2001年9月11日にワールドトレードセンターなどにハイジャックされた旅客機が、突っ込み、多くの人が亡くなるという痛ましいテロが起きました。
その後もテロの脅威が続いたため、2009年から、ビザが免除されている人でも、犯罪歴や渡航歴など個人情報をあらかじめ知ることで、テロなどに関係しそうな人の入国を防ぐために実施されるようになりました。ですから、申請に間違えがあると入国拒否になる可能性が高いので注意してください。
ビザとESTAなにが違うの?
ビザとは?
日本のパスポートを持っていると、多くの場合、旅行での入国ならビザは必要ないので、言葉としては知っていても”結局、何なの?”と思っている人もいるかもしれませんね!ビザは、その人物が入国を希望する国に入国しても問題がない人であることを証明する書類です!
ビザが必要な国へ(またはビザが必要な目的で)渡航する場合には、在日の大使館や領事館で審査を受けて発行してもらいます!また、アライバルビザという現地で発行するタイプのビザを採用している一部の国では現地の空港などで発行してもらうことも可能です◎
注意したいのは、ビザの発行=入国が保証される、わけではないこと。ビザがあっても、最終的には、入国審査で決まります。入国審査で不審人物と判断されると、入国することはできません!
ESTAとは?
ESTAは、アメリカ入国に対して、ビザ免除プログラムを受けている国の人が対象です。イメージとしては、ビザは申請しなくてもいいけれども、”犯罪歴の有無など個人情報を事前に提供してください”、といった感じです。
そのため、ESTAの申請内容次第では、申請の時点で入国を拒否される場合があります。その場合には、ビザを申請して審査を受けましょう。また、留学や就労などもESTAではなく、ビザの申請が必要になります。
どうやって申請すればいいの?
どこで申請するの?
ESTAは、インターネットの公式サイトで申請します!英語で表示された場合、右上の言語で日本語を選択して切り替えられるので安心です◎
近年、公式サイトのような名称のサイトで申請を受け付け、手数料を取るビジネスがあります!ESTA自体は、旅行会社などが代理で手続きしても問題ないのですが、代理手続きと気づかずにそういったサイトを使用してしまい、無駄な手数料を支払うことのないように注意してください!
Department of Homeland Security(国土安全保障省)の公式ウェブサイト
申請料はいくら?
現在の申請料は、14ドルです!支払いはクレジットカードで行います◎14ドル以上を請求されるサイトは、公式サイトではありませんので、注意しましょう!
いつまでに申請すればいいの?
最低でも72時間前に申請することを、在日米国大使館が強く勧めています!ESTAの有効期限は2年と長いため、旅行の日程が決まったら余裕をもって申請しましょう。ぎりぎりの申請では万が一、入国が拒否されてしまったときに、ビザの申請に切り替えることもできませんよ!
申請のときに気をつけたいこと:基本編
ここでは、申請する多くの人が該当したり、迷ったりしそうなポイントをご紹介します♪
- クレジットカードを持っていない!
申請料はクレジットカードでしか支払えません。しかし、親族の代理申請も可能なので、親御さんのクレジットカードなどで申請してもらいましょう。 - 必要なパスポートの残存期限は?
日本国籍の人の場合は、アメリカ入国から出国まで有効なパスポートを所持していれば申請が可能です。 - 日本語で入力していいの?
日本語のページがありますが、名前などはローマ字、滞在先の住所などは英語で入力しましょう。日本語で入力してはいけません! - スマフォで申請してもいい?
入力の間違えが多いということで、スマートフォン及びタブレットでの入力は推奨されていません。間違えて入力しないためにパソコンを使用しましょう。 - 不安だからプロにお願いしたい!
旅行代理店などに依頼することも可能です。その場合には、申請料とは別に、手数料がかかること、一般的に1週間から10日ほどを必要とすることを覚えておきましょう。
申請のときに気をつけたいこと:特別な条件がある人編
ここでは、すべての人が関係するわけではありませんが、該当する人が申請するときに疑問に思うようなポイントをご紹介します♪
- 日本のパスポートだけど海外で発行されたパスポートを持っている
パスポート発行国には、国籍の国を入力するので、”日本”と入力してください。海外(の日本大使館)で発行されていても、実際に発行しているのは日本政府だからです。 - アメリカとの2重国籍で両方のパスポートがある
ESTAを申請する必要はありません。2つ国の有効なパスポートを使用して、通常通り入国してください。 - 身体的または精神的障害を患っていると入国できないの?
この質問は”他人や自分に危害を加える・他人のものに損害を与える”ような疾患を現在、患っている、または再発の恐れがある人のことです。それ以外の人はNOを選びます。 - 2011年3月1日以降に北朝鮮、イラン、イラク、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンに渡航また滞在したことがある
ビザ免除の対象にならなくなったため、ESTAではなく、ビザを申請してください。 - 北朝鮮、イラン、イラク、スーダン、またはシリアとの2重国籍
ビザ免除の対象にならなくなったため、ESTAではなく、ビザを申請してください。
申請のときに気をつけたいこと:申請後編
ここでは、申請後に気になるポイントについてご紹介します♪
- 結果が保留ってどういうこと?
処理に時間がかかっている可能性があります。少し待ってから確認しましょう。この最大待ち時間が、72時間といわれているので、72時間前の申請が推奨されているのです! - 氏名などの身分事項、パスポート番号、パスポートの有効期限を間違えた!
残念ながら、新規に申請し直すしかありません^^;当然、申請料も再度かかるので、申請の際には、間違えのないよう落ち着いて入力してください。 - 目的地や滞在先、メールアドレスが変わった!
”既存の申請内容を変更する”から変更してください。料金はかかりません。有効期限内に複数回渡航する場合も、ここから行先や滞在先を申請(変更)します。 - ESTAの申請番号がわからなくなった!
ウェブサイトに必要事項を入力すれば、検索できます。ただし、渡航の際には何かあるといけませんから、しっかりメモしていきましょう^^ - 却下されてしまった!再申請したら許可される?
可能性は低いので、大使館にビザを申請するようにしましょう。質問の回答を変更するなど勝手な判断で再申請すると却って危険人物と判断されるかもしれません! - 却下の理由がしりたい!
在日米国大使館では、理由を教えてくれません。どうしても知りたい場合は、米国国土安全保障省 税関・国境取締局 (CBP)に英語で問い合わせる必要があります! - ESTAは有効期限内だけど、パスポートの期限が切れた!
この場合も、残念ながら新規の申請が必要です!パスポートを紛失して再発行した場合も同様ですので、注意してください。 - ESTAの有効期限が滞在中に切れる!
新規に申請する必要はありません。ESTAは入国するときに必要なデータのため、滞在中に有効期限が切れるとしても、現在のESTAで入国することができます!
ESTA電子渡航認証システムについてのよくある質問【在日米国大使館・領事館】
まとめ
アメリカに渡航する場合、ESTAは避けて通れない手続きです!そうはいっても、難しい手続きではないので、慌てず落ち着いて入力すれば大丈夫!
在日大使館によれば、入力にかかる平均時間は23分とのことです。
また、質問の内容がよくわからない場合には、なんとなくで答えるのではなく、”よくある質問”のリンクページをチェックして、きちんと理解してから入力してくださいね!
※当サイトに記載されている情報は、時事要因などにより正確でない場合がございます。できる限り正確な情報を更新するよう努めさせていただきますが、詳細な部分に関しましてはご自身で事前にお調べ頂くよう宜しくお願いいたします。
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