【旅を仕事に】旅行業界にはどんな仕事があるの?
旅が好きで、旅行にまつわる仕事に興味がある方は少なくないはず。旅行業界にはどんな仕事があり、どのような業務内容なのでしょうか?パッとイメージすることが多いツアーコンダクターやキャビンアテンダント以外にもさまざまな仕事があります。旅行にまつわる仕事について、まずはどんな仕事があるのかを知ってみましょう!
『旅行業界で働いてみたい人』
『旅行業界の業種を知りたい人』におすすめ!
一応知っておきたい旅行業界の区分
観光・旅行業界は旅行業法のもと4つに分けられます。
第1種旅行業者、第2種旅行業者、第3種旅行業者、そして最後に旅行業者代理業です。
第1種旅行業者
第1種旅行業者は、海外・国内の旅行のどちらも企画できる会社です。
第2種旅行業者
第2種旅行業者は、国内旅行のみ企画することができます。
第3種旅行業者
第3種旅行業者は募集型の企画旅行は行いません。
一定の条件下での国内旅行が企画できます。
ただし他社商品の委託販売や国内、海外の旅行の手配などは行えます。
旅行業者代理業
そして最後の旅行業者代理業は、旅行業者の代理店であり、親会社のツアー商品などの委託販売業務などを行います。
旅行業界の仕事の種類
では、具体的にどのような仕事があるのでしょうか?
大きくジャンルに分けてご紹介します。
これぞ旅行!?観光客と接するお仕事
ツアーコンダクター
パッケージ旅行などに参加した際、接触率が高いのが添乗員とも言われるツアーコンダクター。
- ツアー客と行動を共にする
- 観光地を案内する
- スケジュールの管理
など、仕事内容は多岐にわたります。
旅行中の全ての運営を任される訳ですから、空港での出入国や、ホテルでの手続き、注意事項の連絡やレストランの予約なども業務に含まれる場合もあります。
また勤務形態は旅行会社に社員として働くか、多くの場合、派遣会社から派遣されるようです。海外の添乗には語学力が問われます。
キャビンアテンダント
いわずと知れた憧れの職業です。昔はスチュワーデスと言われていましたが、最近はキャビンアテンダント、フライトアテンダントと呼ばれることが多いです。
キャビンアテンダントの日本語名が客室常務員。コックピットを預かる人は運航乗務員。
この客室乗務員と運航乗務員がうまく連動して安全なフライトが運航できるといえるでしょう。客室乗務員の仕事は多岐に渡り、とてもタフな仕事です。
食事や飲みものの準備や配布、シートベルトの確認やお客様への緊急事態への対応、ヘッドホン、新聞、雑誌の配布、などさまざま。
また時差への体力的な対応も求められ、かなりのハードワークになります。最近は契約社員という勤務形態が多く、そこから正社員を目指すという方法があります。
グランドスタッフ
地上のフライトアテンダントともいわれます。空港の花形職業です。チェックインカウンターでの搭乗手続きや荷物の手続き、旅行券の発券やお客様の誘導を行うため、覚えることはたくさんあります。
コンピューター操作や渡航書類の知識、接客や英会話などいろいろな能力が求められます。体力も必要な仕事です。
搭乗時間になっても現れないお客様を探したり、誘導したり、アナウンスしたりと業務はさまざまです。フットワークの軽さや臨機応変な対応が求められる仕事とも言えますね。
それでもにぎやかな空港で働けるのは、やりがいにもつながることでしょう。
グランドアテンダント
いわゆる空港のインフォメーション。お客様からの質問にお答えする空港の情報通ともいえます。交通機関やホテル情報なども知識として入れておくのも仕事の一貫。情報エキスパートと呼ばれるのがこのグランドスタッフです。
こちらも臨機応変な対応と、たいていのことには動じない心が必要となりますが、自分の知識が訳立った時にはやりがいを感じられる業務です。
クルーズスタッフ
空の仕事とかわってこちらは海の仕事です。クルーズはいわば、動くリゾートホテルのようなもの。その仕事は多岐にわたります。
船長、機関士など運航にたずさわる専門職以外は実に多種多様。リゾートホテルのように、レストランスタッフやシェフ、コック、バーテンダー、レセプショニスト、スポーツインスタラクター、ウェイター、ウェイトレスなどホテルの構成とさほど変わりません。
ツアーの開発・企画を担う影の仕事人
ツアーオペレーター(ランドオペレーター)
ツアーオペレーターは旅行会社の依頼により、旅行先の現地での手配などを行う仕事です。交通機関やホテル、レストランやアミューズメント施設の手配などを行います。
ツアーオペレーターの顧客は旅行会社であるため、観光客がツアーオペレーターと出会うことはあまりありません。
仕事内容はいわゆる素材の「仕入れ」。どんな業界もいい素材を安く、無駄なく調達するのが肝。それをするのがツアーオペレーター、影の実力者とも呼べます。
ツアープランナー
ツアープランナーはツアーを立案し、計画します。商品を作る人ですね。
旅行の行先やホテルの選択、観光などをプランするため、旅行会社の商品そのものを企画、そして開発する大変重要な仕事です。
仕入れや手配などのオペレーションからプランニングまで総合して行うことも多いですし、小規模の会社ですと添乗から営業まで何役もこなす場合も。
でもやはり旅行の決め手はプランニング。おもしろい企画を生み出すには大変な労力を要しますが、旅行プランを組み立ていくのは大変おもしろいのも事実。
ただ他者との価格設定の競い合い、制約の中でのプランニングなど自分のためだけの企画とは話が違います。それでも企画は旅行会社の「命」と呼ばれるような、やりがいのある仕事になるでしょう。
営業的な仕事
カウンター業
こちらもツアーコンダクターと同様、観光客と接する機会の多い業種。いわゆるカウンターで商品を販売する人ですね。
この職業はお客様に旅行のコンサルタント役を求められ、笑顔に自信があり、接客が好きならいい職種かもしれません。カウンター業にはさまざまな業務があり、お客さまのご要望に合わせて旅行プランを立案したり予約・発券業務など。
お客様の数だけリクエストの種類も違うと考えても良いでしょう。飛行機、列車、観光バス、ホテル、コンサート、やイベントなどの予約や発券業務などさまざまな仕事をこなさなければなりません。
団体営業
いわゆるセールスです。旅行商品を売るだけでなく、顧客に合った旅を立案したり、企画、手配したりします。
営業先は学校、官公庁、各種団体など大口です。カウンター業(カウンターセールスが「待ち」の営業なら団体営業、またはアウトセールスは「攻め」の営業です。)でのさまざまなパンフレットの種類に目を奪われがちですが、大きな売り上げがあるのはこの団体営業。
ただ昔はバブルで華やかだったものの、今は安価な旅が求められており、よりいっそう工夫が求められる時代となってるのが現状です。
メディアセールス
営業の中でも注目が高まっているのがこのメディアセールス。店舗販売でもなく、外販でもなく新聞や雑誌、ネットなどのメディアを使ってセールスを行う形態です。
新聞などで、でかでかとパッケージツアーの宣伝をしているのを見たことがあるのではないでしょうか?今ネット販売はとても注目の集まる、ホットな職業だと言えるでしょう。
旅行業界、最近の動向
ニュースでもたびたび報道される通り、訪日外国人の最高記録が次々と塗り替わっています。
その原因と言われるの観光庁が中心となって実地した「ビジット・ジャパン事業」。海外消費者に宣伝し、旅行会社などの働きかけや円安、LCCの就航、大型クルーズ船の寄港の増加などが人役買っています。
そんな理由から外国人対応策が求められています。外国語のホームページやパンフレットの充実、外国語対応可能なスタッフの配置などインバウンドの需要の増加がみられます。
これからも旅行業界ではますます外国語ができることが求められますね。また、英語だけでなく中国語なども重宝されるでしょう。
他の業界とのつながり
空港はもとより、ホテルや鉄道などの業界とも必然的にもつながります。またIT業界とも無縁ではありません。外国語の翻訳なども関連してきますし、また先述したように訪日外国人のビッグデータ(スマートフォンのアプリ使用による滞在中のルートや関心ごとのデータ)による分析などで、IT系業界もかかわってきます。
これが得意だ!これなら頑張れそう!など、自分に合った職業を見つけて、就職に向けて力をつけていけるといいですね!
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