格安航空LCCって実際お得?安いゆえのデメリットも解説

LCCは格安航空として、その安さばかりに焦点が当たって、実際のデメリットはあまり知られていません。そこで、LCCに飛びついてはみたものの、いくつかの点で不便を感じた私が考えるLCCのデメリットについて、今回はいくつかお知らせさせていただきます。デメリットも知り、その上で、自分にあった航空会社を選んでください◎
『LCCを使うべきかか悩んでいる人』
『LCCのデメリットをきちんと知りたい人』におすすめ!
デメリット1:持ち込める手荷物は2つまで
国内はともかく、海外旅行ともなると、ついつい荷物が多くなりがち。。それでも行きはなんとかなりますが、帰りはお土産やら何やら増えて、予想してる以上に荷物は増えます。
となれば、手荷物として機内持ち込みをするしかありません。しかしLCCの場合、手荷物は厳密に2つまでと決まっているのです!旅行の時にたくさん身の回りの品を持って行きたい人、お土産をめいっぱい買いたい人は要注意です。
デメリット2:荷物の重量&サイズも制限される
「なんだ、それだったら大きめのバッグ2つに、めいっぱい詰め込めば良いじゃない」と思ったそこのあなたは要注意。
LCCの機内持ち込みは、個数制限だけではなく、大きさと重量にも厳しい規定が設けられているんです!
Jetstar航空の場合の規定
機内持込手荷物の重量
- エコノミークラス:機内に持ち込めるのは、合計7kgまで。
(キャリーケースなどの手荷物1個とハンドバッグなどのお手回り品1個の計2個)- エコノミークラス「Starter FlexiBiz」:キャリーケースなどのお手荷物1個とノートパソコンなど、座席下に収まるサイズのお手荷物1個の合計10kgまで。
- ビジネスクラス:機内にお持ち込みいただけるのは、合計14kgまで。
キャリーケースなどのお手荷物2個とハンドバッグなどのお手回り品1個の計3個
※お手荷物1個当たりの重量が7kgを超えないこと機内持込手荷物のサイズ
- キャリーケースなどの場合
H56cm/W36cm/D23cm
H48cm*/W34cm*/D23cm
*Q300型機のニュージーランド国内地方路線- スーツカバーなどの場合
H114cm/W60cm/D11cm
見ていただければわかる通り、エコノミーかビジネスか、エコノミーでも高い運賃クラスかどうかで、持ち込めるサイズと重量も変わってきます。
そして、もしこの規定に違反してしまった場合は当然機内持ち込みは出来ず、受託手荷物として預ける事になります。私の場合、預けるのになんと追加で4000円も徴収されてしまいました。。。
Jetstar航空の場合の注意点
- 機内持込手荷物のサイズ・重量制限を超えないようご注意ください。
- 規定を超えるお手荷物は、受託手荷物としてお預けください。
- 保安検査通過後に、お手荷物のサイズ・重量が超過していることが判明した場合は、搭乗ゲートでお預けいただいております。
- 日本国内線では、ゲートでのお預かりの際の料金が3,000円となり、カウンターでのお預かりの料金2,600円より割高となりますので、ご注意ください。
重量やサイズは各社で多少の違いはありますが、基本、本当に身の回りの品程度しか持ち込めないため、そこはしっかりと認識しておきましょう。
デメリット3:都心からのアクセスが悪い
東京で国内線といえば、都心からもすぐにアクセス出来る羽田空港ですよね。ですがLCCの場合、たとえ国内線利用でも羽田ではなく、成田空港まで行かなくてはなりません。
成田は千葉県にあるので、東京在住の人なら羽田まで1時間近くで行ける人でも、成田空港発着のLCCに乗るためには、さらに最低でも1時間は余計に時間をみておく必要があります。
しかも、後にデメリット7でも触れますが、多くのLCCは朝早い時間に出発が集中します。それに考慮するとなると、始発で成田に向かったり、場合によっては空港に泊まり込んで、前日から出発を待たなくてはならないことも!
デメリット4:空港の端まで歩かなくてはならない
基本的にLCCは、空港の一番隅っこに発着しています。
例えば成田空港。主なLCCはメインターミナルの第1・第2ターミナルではなく、2015年4月に供用が開始された第3旅客ターミナル発着です。
※主に日本での利用が多い
- ジェットスター・ジャパン
- ジェットスター航空
- バニラ・エア
- 春秋航空日本
以上は第3ターミナルですが、ピーチ・アビエーションは第1、その他の外資系LCCは第2ターミナルから発着です。詳しくはHPでご確認ください。
成田だけでなく、大きな空港では、端にあるLCCのゲートまで行くのに、移動がとても大変です。。しかも中心から外れたところにあるため、お土産屋さんもほとんどないことが多く、直前にお土産を買おうと思っても、手に入れることが出来なかったりします。
デメリット5:着陸後、降りられるまでに時間がかかる
定かではありませんが、筆者の経験上、大手航空会社に比べると空港についてからも優遇されないケースも多いです。せっかく着陸しても、それから30分ひたすら飛行場をぐるぐるして、なかなか降ろしてもらえなかったことがありました。
長旅で疲れているうえ、どうみても空港に到着しているのに、ゲートにつけるどころか、いつまでも飛行場をさまよい続けていたので、いつ降りられるのか分からず、イライラしつつ不安な30分でした…
デメリット6:機械による処理が多く、融通が利かない
最近では大手航空会社も機械によるチェックインや搭乗手続きが多くなりましたが、それでもスタッフが待機してくれているため、もしもの場合は臨機応変に対応してくれます。
しかし、LCCの場合は徹底的に機械などで簡略化されていることが多く、ほとんどの場合、少し遅刻しただけで搭乗出来ません。
また、トラブル時に大手航空会社と比べて、交渉に融通が効かないことが多いのがLCCです。
デメリット7:チェックイン時間が早い
デメリット3でも触れましたが、LCCはとにかくチェックイン時間が早いです。早朝5時半や6時なんていうこともめずらしくありません。 そのうえ、ちょっとの遅刻でも搭乗出来なくなるケースが多いため、自宅の場所によっては、前の日から成田周辺に泊まるか、空港で寝て待つという人もいるほど。私の場合、東京に在住しているため、早朝バスが使えたのは良かったのです。
しかしそのバスに乗るためには朝の3時に銀座のバス乗り場まで行かなくてはならず…当然そんな時間に電車は動いていないため、タクシーで自宅から銀座まで向かったことがあります。
せっかくの格安LCCだったのに、こんな風に早朝タクシーの料金が余計にかかってしまうとなると、なんだか本末転倒です。
デメリット8:いざという時、振替え&払い戻しが出来ないことも
仕事や家庭の事情で、予定していた便から予約変更をしなければならない時がありますが、LCCによっては、変更が出来ないところもあるため、注意が必要です。
また、天候不良や航空会社の事情による欠航などの場合にも、振替えや払い戻しが出来るところと出来ないところに分かれています。
特に払い戻しに関しては、グレードの高い運賃タイプのみに絞られていることも多いため、事前にきちんと確認しておかないと、いざという時に高額の料金がかかってしまう恐れがあります。
デメリット9:座席が狭い
仕方のないことですが、LCCの座席は全体的に、大手航空会社の飛行機より狭いです。代表的な座席サイズとして、大手航空会社は31インチ、LCCは29インチの大きさのことが多く、その差は3インチ(7.62センチ)ほど。
長時間の場合、3インチの差は結構大きく感じられてしまうかも。
デメリット10:マイルがたまらないことが多い
LCCはマイルサービスを行なっていないことも多く、どれだけ乗ってもマイルが貯まらないケースがあります。※2018年4月現在、バニラエアのみ2017年8月22日にポイントプログラム「バニラエア ポイント」の導入を発表しました。
ポイントサイト経由で予約する、ANAカードやJALカードなどの購入額によりマイルが貯まるクレジットカードを使用するなど、無理やりためる方法もあるにはあるのですが、飛行機単体では通常貯まらないため、ご注意ください。
LCCのデメリットも知って、適切な選択を!
以上、筆者の経験から感じたLCCのデメリットについてお話しいたしました。私はこうした点が気になってしまい、大手航空会社に戻ってしまいましたが、私の感じたデメリットが気にならない方には、LCCの安さは魅力的ですから、じゅうぶん良い選択肢になり得ると思います!
ぜひ皆さんには、LCCの安さだけでなく、デメリットも知っていただき、その上で、適切な選択をし、快適な旅行をしていただければ幸いです♪
※当サイトに記載されている情報は、時事要因などにより正確でない場合がございます。できる限り正確な情報を更新するよう努めさせていただきますが、詳細な部分に関しましてはご自身で事前にお調べ頂くよう宜しくお願いいたします。
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