アンコールワットだけじゃない。知っておくべきカンボジアの歴史スポット

カンボジアにはアンコールワットという世界遺産があります。とても有名でこのアンコールワット遺跡を見るために、世界中からカンボジアに旅行客が集まってくるといっても過言ではありません。しかし、カンボジアにはアンコールワットをはじめとしたアンコール遺跡群の他に、カンボジアを知るうえで行くべき観光スポットがたくさんあります。今回はそんな場所をいくつかご紹介させていただきます!

※この記事にはショッキングな内容が含まれています。

『カンボジアに関心がある人』
『カンボジアの歴史を学んだ人』におすすめ!

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カンボジアの歴史

今から約40年前、ポル・ポトは都市に住む人々を強制的に農村部へ移動させ、連日連夜、農村で食料生産に従事させていました。

しかし、そのような人々の食事形態は1日2食で、主食はあまり米が入っていないおかゆ(重湯)でした。そのため、栄養失調や餓死で亡くなる方も大勢いました。

それと同時に行われていたのが、知識人の虐殺です。

教育を受けた人達(医者や教師など)や、その家族、最終的には眼鏡をかけた人など今では考えられないような理由の人達が、虐殺される対象になっていました。

ポル・ポトが政権を握ったのはたった2、3年なのですが、この短い期間でカンボジアの全人口の約4分の1である200万人を超える人々が虐殺されたそうです。

トゥールスレーン虐殺博物館

ポル・ポトによる大虐殺の舞台となったトゥールスレーン虐殺博物館。ポルポト政権により、知識人(医者や教師など)が多数虐殺されたことにより、収容する場所がなくなったため、かつては高校だった場所を強制収容所としました。

そこには、17000人もの人たちが収容され、その中で生き残った人はたったの7人程度だったそうです。

こちらの写真の左下には小さな穴が開いています。これは、部屋にはトイレがついていないため、この穴から排泄物を外に流すために開けられたといわれています。汚れた場合には掃除する用具などないため、自分の舌で床を舐めて掃除をしなければいけなかったようです。

トゥールスレン虐殺博物館

◌入場料→5ドル

◌営業時間→8:00~17:00

首都プノンペン:キリングフィールド

カンボジア全土に300か所以上あるとされるキリングフィールド。知識人は銃弾は高価なので、身のまわりにあるハンマーや、ノコギリ、ヤシの木のギザギザの部分などを使用して殺されていました。殺された人たちは、大きな穴の中に埋められていたのですが、死体から発するガスで被せた土は盛り上がり、地面が割れて、外気に悪臭が漏れていたそうです。

photo@キングツリー


乳幼児の足を持ち、この木(通称:キリングツリー)に頭を打ち付けて殺していたため、当時は、髪の毛や血痕などがついていたそうです。木にかけられているたくさんのミサンガは見学者の安息の祈りが込められているそうです。

首都プノンペン:キリングフィールドの詳細

◌入場料→3ドル

(日本語のオーディオガイドを別途3ドルでレンタル可能)

◌営業時間→8:00~17:00

◌駐車場→あり(無料)

戦争博物館

戦争で使われていた武器や、ミサイル、飛行機、戦車、地雷、戦士の衣服などが展示されています。このほかにも、大量虐殺現場を掘り起こした写真や、地雷で手足を失った人たちの写真なども展示されていました。

戦争博物館の詳細

◌入場料→5ドル

◌開館時間→8:00~17:30

地雷博物館

ポルポト政権下で実際に活動し、ベトナム軍にも重視していたことのあるカンボジア人元軍人(現在は、地雷除去活動家)アキ―・ラー氏が、自身で撤去した地雷や不発弾を集め、安全処理を行ってから展示しています。

約5000個の地雷が展示されているのですが、アキ―・ラー氏が撤去した地雷は全体の1割にすぎないといいます。戦争の負の遺産である地雷は、カンボジアのあらゆるところの未だ埋まっており、全部撤去するには100年かかるとのことです。

地雷博物館の詳細

◌入場料→5ドル

まとめ

発展途上国としてカンボジアの首都プノンペンはどんどん発展していっており、現在は高層ビルが立ち並んでいたり、車がたくさん道路を走っていたり、スタバや大型ショッピングセンターなどがあり、栄えてきています。

しかし、2015年時点で平均年齢は22.6歳であるように、約40年前にカンボジアで起きていたポルポト政権が行った大量虐殺により、平均年齢がとても低いのです。

そのため、これからの若い世代に語り継ぎ、今後も一生このようなことを起こさないようにしていかなければならないと思います。

また、プノンペンで起きた悲惨な歴史を忘れないように語り継ぐことは、これからのカンボジアの発展につながるうえに、恐ろしい歴史を肌で感じることでより約40年前の出来事を理解することができると思うので、ぜひ1度足を運んでみてください。

最後にはなりますが、ここまで読んで頂きありがとうございます!

私たちは学生国際協力団体Michiiiiといいます。映画「僕たちは世界を変えることができない。」(https://youtu.be/rHPX9gzxwV4)のモデルとなったカンボジアの小中学校を継続支援しています。

私たちは1人でも多くの人が、こうした旅などをきっかけにカンボジアの現状を知り、支援への一歩を踏み出していただければと考えます。

また、私たちの団体理念は誰かのために何かしたい人へ、新しい一歩を提供するです。私たちの活動が、皆様の新しい一歩のきっかけになれば幸いです。

 

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