国内旅行で探検がしたい!日本のワクワクな探検スポット15選♡

人間の一生ではとうてい足りない長い年月をかけて形成される鍾乳洞や化石。こちらの記事では、実際に鍾乳洞の中を見て回ったり化石に触ったりできる、日本国内の「探検」スポットを合わせて15カ所ご紹介していきます◎次回の旅行で、日常では出会えない貴重で神秘的な自然の作品の数々を、じっくり体験してみませんか?
『冒険や探検がしたい人』
『自然の中で過ごしたい人』におすすめ!
1:龍泉洞
撮影:sayo ts 『_DSC0907』
岩手県には宇霊羅山(うれいらさん)という石灰岩地帯にそびえる山があります。その北東斜面にあるのが「龍泉洞(りゅうせんどう)」という鍾乳洞です。鍾乳石や石が無数にあるだけでなく、地底湖の美しさでも知られています。
見どころ
龍泉洞は日本でも有数の鍾乳洞で、日本三大鍾乳洞の一つと言われています。知られている3600mある洞内のうち800mまで、また見つかっている8つの地底湖のうち3つが公開されています。
コウモリのすむ穴や龍、亀の形をした岩なども珍しいですが、最奥部の地底湖の神秘的な美しさは格別です!水深35m、水深38m、水深98mの3種類の地底湖を歩いて見比べてみてくださいね^^
2:岩手県久慈市 琥珀採掘
※こちらの画像はイメージです
岩手県久慈市は琥珀の世界三大産地の一つです。久慈琥珀という琥珀の鉱脈を自社で所有する宝石商が「久慈琥珀博物館」も運営しており、その啓発活動の一環として、琥珀採掘体験をさせてくれます。
見どころ
野外の白亜紀の地層をアイスピックや移植ベラで掘り返して琥珀を探します。虫入り琥珀は研究資料として博物館で保管することになりますが、その他の小ぶりな琥珀については持ち帰りが許されています◎
注意点
冬季の12月末~4月上旬は採掘体験が中止となります。
事前予約も必要となりますので、開催期間や時間の詳細は公式サイトからお問い合わせください。
なお、採掘期間以外でも、博物館見学やアクセサリー作りが楽しめます。美しい琥珀を眺めたら、直営レストランの「Bistroくんのこ」で優雅なランチをとるなど、たっぷり滞在できるので、冬季なりの楽しみ方もおすすめです。
3:いわき市アンモナイトセンター
※こちらの画像はイメージです
かつて海だった場所の上に建設された「いわき市アンモナイトセンター」では、発掘されたそのままの化石の展示を見られます。
また、隣接して屋外体験発掘場も設けられています。
見どころ
最初に屋内展示でアンモナイトについて学び、その後、展示されていたものと同じ地層をハンマーなどを用いて発掘体験していきます。体験発掘は毎週土・日曜日限定で開催されます。屋外での作業になるため、雨や雪、雷などの悪天候の場合は開催されない可能性があります。
事前予約はできませんが、体験発掘申込書を公式サイトからダウンロードして記入済みの状態で持参するのはOKとのこと。人数が多いと1日2~3回開催の枠内に入れないかもしれないので、ぜひ早めに準備したいですね!
4:あぶくま洞
撮影:Hagane Tsuyoshi 『あぶくま洞内部』
福島県田村市にある「あぶくま洞」は、約8000万年をかけて形作られた鍾乳洞と言われています。全長は600m。一般コースとは別に、探検コースが用意されています。
見どころ
探検コースでは、一般コースにはないような、かがまないと通れないような狭い場所や、はしご、飛び石を通って移動します。ほんの120mで元の一般コースに合流できるのですが、所要時間は約10分と設定されています。慎重に進まなければいけない場所だということがわかりますね!
洞内には大きなホールの「滝根御殿」や「竜宮殿」、「月の世界」など、幻想的な名称のビューポイントが作られています。まるでファンタジーのようにその場所が作られるまでの悠久の時間を追体験できそうですね♪
5:かつやま恐竜の森
撮影:kennejima 『福井県立恐竜博物館』
「かつやま恐竜の森(長尾山総合公園)」は恐竜をテーマとした公園です。園内には恐竜の世界をイメージした広場や冒険アトラクション、さらにBBQガーデンもあって、幅広い楽しみ方ができます。
見どころ
園内の見どころの一つが「どきどき恐竜発掘ランド」。1億2000万年前、白亜紀の化石の発掘が体験できますよ♪
福井県勝山市は、日本国内で最多の恐竜化石の発掘数を誇ります。また、発見された化石などは「勝山恐竜化石群及び産地」として、国の天然記念物に指定されているほど貴重です。なんとこの発掘ランドからも、日本国内初の恐竜時代の哺乳類骨格化石が発見されています。あなたも貴重な化石の発見者になれるかも?
国内初となる恐竜時代の哺乳類の骨格化石の発見について|福井県立恐竜博物館
同じ公園内には、福井県立恐竜博物館もあります。忠実に再現されたジオラマや、44体の全身骨格など、貴重な展示がたくさんありますよ!長い時の流れを超えて、恐竜の世界を鮮やかにイメージしてみましょう♪
福井県立恐竜博物館(Fukui Prefectural Dinosaur Museum: FPDM)
6:神流町恐竜センター
撮影:★Kumiko★ 『Tarbosaurus6』
群馬県多野郡神流町にある「神流町(かんなまち)恐竜センター」。1953年に恐竜の足跡のくぼみが、また1981年、後にサンチュウリュウという名の、日本で3番目、関東で初めての恐竜の化石が発見されたのをきっかけに作られました。
見どころ
近隣の野外学習施設「化石発掘体験地」では、約1億3000万年前、中生代白亜紀前期の地層を発掘体験できます。人口的に埋められているわけではないので、必ずしも見つかるとは限らないのですが、それだけに見つかったらうれしさもひとしお。二枚貝や巻貝、植物の化石が見つかるそうですよ。
7:「丹波竜の里公園 元気村かみくげ
撮影:Daniel Betts 『Genkimura Kamikuge』
兵庫県丹波市山南町(さんなんちょう)上久下地区(かみくげちく)にある「丹波竜の里公園 元気村かみくげ」は、1億4000万年前~1億2000万年前の白亜紀前期の地層のある地区です。
見どころ
上久下地区の篠山層群からは、国内最大級の竜脚類のティラノサウルスの一種と考えられる化石が発見されました。
親しみを込めて「丹波竜」と呼ばれています。
元気村かみくげでは、毎週土・日曜日と祭日の10:00~16:00で、恐竜化石の発掘体験が開催されています。
事前予約は不要。1時間ごとの入れ替え制なので、参加しやすいのが特徴です。
発見した化石は持ち帰ることができませんが、博物館の資料として大切に保管されるそうです。過去には小学生が丹波竜の化石を発見したことも!恐竜研究に貢献できるチャンスかも?
「元気村かみくげ」化石発掘体験コーナー|丹波竜の里 かみくげ
8:日原鍾乳洞
Photo@ 日原鍾乳洞
「日原(にっぱら)鍾乳洞」は、東京都西多摩郡奥多摩町にある鍾乳洞です。都内にある手軽さから人気の観光スポットとなっていて、土日などは混雑しやすいです。
また、車でのアクセスの場合、細い山道をすり抜けるように運転しなければなりません。比較的すいている午前中の早い時間帯に行くのがオススメです◎
見どころ
日原鍾乳洞は、弘法大師の修行した場所があるという旧洞と、さらに奥に続く、昭和37年(1962年)に発見された新洞の2つからなります。内部は年間を通じて摂氏11度。温度の差から夏・冬には特に外界と隔絶された印象になりそうです。
鍾乳洞最大の空間はライトアップされて神秘的な雰囲気♪新洞はかなり急な階段もあって探検感が高まります。「白衣観音」と呼ばれる巨大な石筍は一見の価値がありますよ!
9:白山恐竜パーク白峰
※こちらの画像はイメージです
「白山(はくさん)恐竜パーク白峰」は石川県白山市(はくさんし)にある、恐竜の化石調査についての情報発信や、白山手取川ジオパークの教育普及のための活動拠点です。
見どころ
館内にはディプロドクスの骨格のレプリカやティラノサウルスの模型が展示されています。ディプロドクスの全長は28m!実際に現場で見ると「こんなに大きな生き物がいたんだ!」と深く実感できますよ。
化石発見広場では、植物か貝の化石がよく見つかります。しかし、恐竜の化石が出ることもあります!平成24年(2012年)には約1億3000万年前のオオアラシリュウの歯の化石が発見されました。今度はあなたの番かも?
入館せずに体験のみでも利用できます。何度か通っていて化石採集に集中したいという方は、館内の展示は省くのもありですね♪
10:龍河洞
Photo@ 龍河洞
「龍河洞(りゅうがどう)」は高知県香美市(かみし)にある鍾乳洞です。総全長は約4km。このうち約1kmが公開されています。通常の観光コースのほかに、所要時間約1.5時間の冒険コース(事前予約が必要)があります。
見どころ
洞内には、弥生時代に人が住んでいた形跡が残っています。弥生式土器が石灰華に包まれて洞穴に取り込まれた状態で残されているなど、非常に貴重な点から国の天然記念物・史跡に指定されています。
日本三大鍾乳洞の一つにあげられるだけはありますね!洞穴内はかがんでくぐり抜ける穴や人ひとりがやっと通れるような場所があったり、湧き水が川となって流れていたりと、変化に富んでいます。滝や巨大な鍾乳石もあり、魅力いっぱいです。
11:秋芳洞
Photo@秋芳洞
山口県美祢市(みねし)にある「秋芳洞(あきよしどう)」は、日本最大のカルスト台地である秋吉台にあります。秋吉台はその特殊な地質から国定公園・特別天然記念物に指定されています。
秋芳洞の総延長は約10.7km超。たいへん巨大な鍾乳洞です。そのうち約1kmが公開されています。
見どころ
秋芳洞には一般のコースのほかに「冒険コース」があります。一般コースと違ってハシゴを使って壁を登る、狭い穴を通り抜けるなど、探検家気分で楽しめます。
また、1週間前までの事前予約で4名以上から参加できる「秋芳洞 闇のロマン探検」もあります。一般コースや冒険コースとの違いは「明かり」。一般利用終了後の19:00から、すべての明かりを消して、懐中電灯1本で探検します♪闇のロマン探検は、繁忙期などを除く毎週土曜日に開催です。旅行の日程を計画する際にはご注意くださいね!
12:トリゴニア砂岩化石採集場
※こちらの画像はイメージです
熊本県天草市立「御所浦白亜紀資料館」は、八代海(不知火海)の離島からなる御所浦町にあります。御所浦町は天草ジオパークの中のモデル地域となっており、島そのものを博物館として活かすエコミュージアムとして見学者を魅了しています。
見どころ
天草ジオパーク御所浦エリアには、御所浦島南部の採石場跡地から運んだ岩石を置いた「トリゴニア砂岩 化石採集場」があります。この化石採集場では、トリゴニアという二枚貝の仲間の化石を見つけられますよ♪
御所浦白亜紀資料館では、化石採集用のハンマーを無料で貸し出しています◎資料館から化石採集場までは徒歩5分。資料館の展示で知識をつけたら実際に化石を採集しに行きましょう。
なお、御所浦ジオツーリズムガイドの会に依頼すると、化石採集場のガイドをしてもらえます(有料)。さらに興味があれば、夏季に開催される、恐竜の島を一周する化石採集クルージングに参加してみては?
【お知らせ】恐竜の島 化石採集クルージング(2018年8月30日)|御所浦.net
13:なぎビカリアミュージアム
※こちらの画像はイメージです
岡山県勝田郡奈義町(なぎちょう)にある「なぎビカリアミュージアム」は、新生代第三紀の始新世から中新世に生息していたビカリアという巻き貝をはじめとした動植物の化石を展示している博物館です。
見どころ
なぎビカリアミュージアムは、室内と屋外を組み合わせた工夫された展示を行っています。初めての場合、室内展示ホールの展示と、視聴覚室での奈義町の歴史やビカリアなどの動植物についての紹介映像とで、理解を深める必要があります。時間に余裕をもって参加したいですね。
奈義町の化石について学んだら、屋外展示エリアで発掘体験に参加できます!ビカリアのほかにも、様々な種類の貝、小動物の巣穴、ワニの歯の化石が発見されていますよ。
奈義町 なぎビカリアミュージアム【字幕付き】(動画)|デジタル岡山大百科(岡山県立図書館 電子図書館システム)
14:化石と自然の体験館
※こちらの画像はイメージです
埼玉県東松山市坂東山(ばんどうやま)地区にある「化石と自然の体験館」。併設の化石発掘体験場では、約1500万年前に棲息していた、カルカロドンメガロドンというサメの歯などを発見できます。
見どころ
平成30年度(2018年度)には、サメ以外の化石として、イルカの耳骨・鰭脚類(ききゃくるい:アシカ・セイウチ・アザラシなど)の歯・パレオパラドキシアの歯などが見つかっています。
化石発掘体験は平日は2回/日、土日・祝日は4回/日です。開催時間・回数は原則では決まっていますが、日によって増減する場合があるそうです。もともと発掘体験には事前予約が必要です(体験日の60日前から予約OK)。
心配な方は予約時や予約前に確認されることをおすすめします◎なお、以下の「化石発掘体験予約」のリンク先からネット予約もできますよ♪
化石発掘体験予約(インターネットサービス予約)|化石と自然の体験館|東松山市
15:玉泉洞
Photo@ 玉泉洞
沖縄県南城(なんじょう)市にある「玉泉洞(ぎょくせんどう)」は、総延長が約5kmの鍾乳洞です。うち890mが公開されています。
見どころ
国の天然記念物とされている玉泉洞には国内最多の100万本の鍾乳石があります。数え切れないほど並ぶ鍾乳石と、地底湖の美しさは一見の価値があります。
沖縄の豊富な雨量により本州の鍾乳洞よりも鍾乳石の成長が早いです。他の鍾乳洞とはまた違った印象なので、ぜひ見ておきたいですね♪玉泉洞は、沖縄の歴史や文化、自然を知ることのできる「おきなわワールド」の一部です。鍾乳洞にとどまらない観光ができてお得ですよ◎
探検は事前の準備を忘れずに!
以上、国内15カ所の、夢とロマンにあふれる探検スポットをご紹介してきました。鍾乳洞や化石発掘体験は各地にありますが、いずれの場合も事前の確認が重要です。
例えば、鍾乳洞では周辺の交通規制が行われる場合があります。近隣で大地震や台風による自然災害が発生した場合には、安全確認のために一時的に閉鎖されることもあります。化石発掘体験では、開催時期が限定されていることもありますし、屋外の採掘場では当日の天候によっては開催されないか中止となることもあります。ごくまれな例では、採掘場で恐竜化石が発見され、調査と発掘のために期限未定で公開停止となったケースもあります。
ほとんどの運営者が公式サイトやTwitter、Facebookを通じて最新情報が発信します。推奨される服装や持ち物の確認も含めて、ぜひ事前にチェックをして出かけましょう!
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