鳥取砂丘だけじゃない!国内の砂丘10選と砂丘と砂漠の違い◎
砂丘と聞くとほとんどの人は鳥取砂丘を思い浮かべると思います!でも、日本国内には他にも砂丘があるんですよ♪知っていましたか?また、砂丘=砂漠と思っていませんか?一見同じように見える砂丘と砂漠ですが、実は違いがあるのです◎今回は、砂丘と砂漠の違いと日本の砂丘10選を合わせて、訪れたい周辺観光地と共にご紹介します♪
『砂丘に旅行に行きたい人』
『ちょっとマニアックに国内旅行をしたい人』におすすめ!
砂丘と砂漠って同じじゃないの?
場所『サハラ砂漠』
砂丘とは?
砂が風によって運ばれて、積もり積もって丘のようになったものが”砂丘”です♪そのため、風が強いところにある砂丘は、丘状になった後も風によって移動され、砂丘の中から町が出てきたなんてことも……。
逆に砂が多くて風が強い地域では、町に砂が積もって、最終的に砂丘になってしまった場所もあります!埋もれてしまうまでには数十年から数百年かかるとはいえ、怖いですね^^;北海に面したデンマークやイギリスの海岸沿いの町で実際に起きています◎
砂漠とは?
その場所が、砂漠かどうかの一番の基準は降雨量です!年間降雨量が250mm以下、もしくは降雨量よりも蒸発する量が多い、などいくつかの基準があります♪
”砂”漠という名前なので、サハラ砂漠のようなどこまでも砂が続く場所を想像するかもしれませんが、岩ばかりの場所も降水量の条件が合えば”砂漠”です◎ちなみに、砂漠といわれる地域で砂ばかりの景色が広がっているのは約20%だけなんですよ!砂漠で一番多いのは、岩盤がむき出しになっているような場所です♪意外ですね^^
石狩砂丘・紅葉山砂丘(北海道)
撮影:Hiroyuki Takeda 場所『石狩浜』
石狩砂丘と紅葉山砂丘の特徴
石狩海岸に沿って約25km続くのが石狩砂丘です!そして内陸に5、6km行ったところに石狩砂丘と平行に広がっているのが紅葉山砂丘♪2つの砂丘が平行に並ぶ日本では珍しい場所です◎紅葉山砂丘は戦後に農地や宅地として開発されてしまい、残っているのはわずかになってしまいました。
しかし、石狩砂丘には海浜植物の広がる海岸草原としてさまざまな植物が生息しています♡内陸側では、ハマナスやハマエンドウ、海岸側では、ハマニンニクやハマヒルガオを中心に見られます!キタキツネやトガリネズミの仲間、トンビっといった動物もいるんですよ◎エゾシカの痕跡が見つかることも!
周辺のおすすめ観光スポット ”石狩天然温泉 番屋の湯 ”
※画像はイメージです
番の湯では可愛らしいカピバラがお出迎えしてくれます^^温泉は海底から湧きあがる”化石海水”と名付けられ、太古の海水から生まれたといわれるお湯です◎大浴場だけでなく、露天風呂とジャグジーもあります♪
昼はランチバイキング、夜はディナーメニューの食事ができます。日帰り温泉としての利用が主ですが、10室だけの石狩湾に面したオーシャンビューの客室がありますよ◎
鷲宮砂丘(埼玉)
撮影:N. Couta 場所『鷲宮駅』
鷲宮砂丘の特徴
鷲宮砂丘は、西大輪砂丘・新井砂丘とも呼ばれている砂丘です!葛西用水路(旧古利根川)沿いの旧河沿いに広がっています♪砂は、榛名山や浅間山の火山灰などだといいますから、ずいぶん遠くから運ばれてきたんですね◎
平安時代から室町時代にかけて形成されたといわれています。平安貴族もこの砂丘を見たのかと思うと歴史のロマンを感じますね^^
周辺のおすすめ観光スポット ” 静御前の墓”
撮影:cyberwonk 場所『静御前の墓』
歴史を感じる砂丘の後には、観光でも歴史を感じましょう♪久喜市には、源義経の内妻・静御前のお墓があります。義経を追って平泉に向かう途中に久喜市で亡くなったため、周辺には他にもゆかりの地があります。それらを巡ってみるのもいいですね◎
内灘砂丘(石川)
場所『金沢駅』
内灘砂丘の特徴
日本で3番目に大きな砂丘が金沢にあるって知っていましたか?幅1km、長さ10kmの砂丘が金沢市の栗崎町から、河北郡かほく市まで海岸沿いに続いています!
砂防のため植栽がされていて、中にはイソスミレやハマナスのような貴重な海浜植物もあるので、それらを見に行くのもいいですね♪金沢駅から北陸鉄道浅野川線で20分弱の場所にあるので、アクセスも楽々◎花が見られる時期以外は海から昇る朝日や海に沈む夕日を見に行くのもロマンティックでいいですよ♡
周辺のおすすめ観光スポット ” 金沢市内”
場所『金沢城』
先述の通り、内灘砂丘は金沢駅から20分かからないので、市内観光の一部として訪れるのがおすすめです◎金沢市内には見どころがたくさんありますから、いろいろと周りたいですね!
浜岡砂丘(静岡)
撮影:michibanban 場所『浜岡砂丘』
浜岡砂丘の特徴
御前崎遠州灘県立自然公園に指定されているのが浜岡砂丘です!南遠大砂丘という砂丘の一部でもあります♪風下にある畑や町が砂に埋もれてしまわないようにする対策として造られた”人工斜砂丘”に分類されます!
周辺のおすすめ観光スポット ” 御前崎灯台”
場所『御前崎灯台』
1874年に造られた灯台ですが、数々の災害にも耐え、今も白く美しい姿でそびえ立っています!360度見渡せて、お天気のいい日には遠州灘や南アルプス、富士山そして伊豆半島と1か所で静岡が満喫できます♪
中田島砂丘(静岡)
撮影:ajari 場所『中田島砂丘』
中田島砂丘の特徴
浜岡砂丘と同じく、南遠大砂丘の一部です!鳥取砂丘のように広いというわけではありませんが、砂の上に風紋という美しい模様が風によって描かれます♪海に面していて、夏にはウミガメが産卵のためにやってくるんですよ♡
中田島砂丘の砂は天竜川から運ばれてきたものだといわれていますが、天竜川にダムができた影響で年々砂丘が小さくなっているといわれています!
周辺のおすすめ観光スポット ”スズキ歴史館”
撮影:MIKI Yoshihito 写真『SUZUKI Jimny』
今人気の”大人の社会科見学”です♪歴代のSUZUKIの車の見学や現代の車の作り方などを知ることができます!電話かインターネットによる予約が必須ですので、注意してください!
上がり山(京都)
撮影:cotaro70s 場所『丹後半島海岸』
上り山の特徴
砂丘の説明で、”数十年から数百年かかる”といいましたが、実はある日突然、一晩でできた珍しい砂丘があるのです。それが京都の丹後市にある上り山!上り山は、1847年2月25日の夜、地震などの前触れもなく、突然隆起してできた砂丘なのです。
現在は、小中学校や老人ホームが建てられているので、事前にこの話を聞かずに訪れても砂丘とはわからないかもしれません><一晩で突然できた山ということは、ある日、突然平らになったりしないのか、ちょっと心配になりますね^^;
周辺のおすすめ観光スポット ” 経ヶ岬灯台”
撮影:Satoshi KAYA 場所『経ヶ岬灯台』
灯台へは少し坂を上らないとたどり着けません。ちょっと大変ですがその代り、お天気のいい日にはとても眺めがいいですよ!
ちょっとマニアックな話しかもしれませんが、経ヶ岬灯台は、日本初の水銀槽式灯台です。写真を見ると少し変わった形をしていますよね^^恋する灯台プロジェクトも行われているので、カップルにもおすすめ♡
鳥取砂丘(鳥取)
場所『鳥取砂丘』
鳥取砂丘の特徴
日本の砂丘の代表といってもいいでしょう♪鳥取砂丘が日本一大きいと思っている人が多いかもしれませんが、実は2番目です!
一番大きな青森県の猿ヶ森砂丘は、防衛省関連の施設になっているため、”観光のできる日本の砂丘で一番大きい”ということになります◎砂丘は、場所や砂の堆積の仕方などでさまざまな種類に分類されますが、鳥取砂丘は海岸近くにあることから、”海岸砂丘”に分類されます♪
周辺のおすすめ観光スポット ” 鳥取砂丘 砂の美術館”
撮影:Cheng-en Cheng 写真『ナポレオンの砂像』
水と砂だけで作る”砂像”とういう彫刻だけを展示する世界で唯一の美術館です!砂は鳥取砂丘の砂を使用◎毎年テーマを変えて造り直すので、砂像作成のための休館期間があるので注意してください!
古浦砂丘(島根県)
※画像はイメージです
古浦砂丘の特徴
宍道湖などで有名な島根県松江市にある古浦砂丘では遺跡が発見されています!発掘された中には弥生時代の人骨60体が含まれます。しかし、当時の日本人よりも手足が長いなどの特徴があり、渡来人の骨ではないかといわれています◎
どうして渡来人の骨が砂丘に埋葬されたのか不思議ですね!発掘された遺跡は、鹿島歴史民俗資料館で見ることができます。
周辺のおすすめ観光スポット ” 松江市内観光”
場所『松江城』
古浦砂丘のある松江には、宍道湖以外にも松江城や島根県立美術館など見どころがいっぱい♡
また、縁結びの神様で知られる八重垣神社など複数の神社もあるので、人気のご朱印集めをしてみるのもいいですね♪松江フォーゲルパークでは可愛らしいペンギンのお散歩も見られますよ^^
吹上浜(鹿児島)
場所『吹上浜』
吹上浜の特徴
日本一長い砂丘は約47kmの吹上浜です!”砂丘海岸”という種類の砂丘なので、見た目には普通の砂浜との違いはわかりませんね^^;一帯は県立の自然公園に指定されていて、南部は吹上浜海浜公園になっています♪
薩摩半島の西側に位置していて、砂丘が造られたのはシラス台地の影響だといわれています◎日本の渚100選にも選定されているので、夏に訪れるのがいいかもしれませんね♡
周辺のおすすめ観光スポット ” こけけ王国 観光農園”
※画像はイメージです
こけけ王国とは、観光農園がある東市来町の愛称です♪町の中には、イチゴ狩りだけでなく、みかん狩りや芋堀りができる観光農園が点在しています◎芋掘りで鹿児島発祥のさつまいもを堪能するのもいいですね♡
おまけ:日本の砂漠 裏砂漠・奥山砂漠(東京)
撮影:Kentaro Ohno 場所『裏砂漠』
日本にも砂漠がある!
日本にも砂漠があるって知っていましたか?それは、伊豆大島の三原山山麓にある”裏砂漠”と”奥山砂漠”!住所でいえば、なんと東京^^;たった2ヶ所とはいえ、雨が多いイメージのある日本に砂漠があるなんてびっくりですね^^;
砂丘=鳥取のイメージはちょっと変わりましたか?残念ながら日本の砂丘は、気候の変化や宅地開発などで面積が小さくなりつつあります!もともと数の少ない砂丘ですから、できるだけ今ある砂丘を未来に残したいですね♪
いくつかの砂丘は人気の観光地からアクセスの良い場所にありますから、”人気の観光地+砂丘”の一味違うアレンジの旅を次のお休みにはしてみてくださいね♡
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