【廃墟観光】日本国内の合法で観光できる廃墟20選◎

廃墟探検がブーム♪しかし、日本各地にある廃墟のすべてがだれでも内部に入ったり、見学したりしてもかまわないというわけではありません。そこで、探検したいけれど地権者に許可を取るのは面倒という人におすすめの、日本国内の合法で観光できる廃墟を20ヵ所ピックアップしてご紹介します。廃墟初心者のみなさん、必見ですよ!

『廃墟に興味がある人』
『探検したい人』におすすめ!

1. 尾去沢鉱山(秋田県)

※こちらの画像はイメージです


秋田県鹿角(かづの)市にある「尾去沢(おさりざわ)鉱山」は、奈良時代に開かれたといわれる銅鉱脈の鉱山です。昭和53(1978)年になって、銅の価格が落ちたこと、また鉱石が枯渇したことにより閉山となりました。

現在は史跡として残され観光施設が併設されています。総延長1.7kmの観光坑道内を見学できる有料の観覧コースや、さらに坑外施設(製錬場跡)を公道から見学できるガイド付きの観覧コース(要事前予約、10名以上で催行)がありますよ♪

 

史跡 尾去沢鉱山「1300年の歴史を誇る銅鉱脈群採掘跡」

観光・体験コースのご案内|史跡 尾去沢鉱山

2. 北沢浮遊選鉱場跡(新潟県)

Photo@ 北沢浮遊選鉱場跡


新潟県佐渡島にある「北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうばあと)」は、佐渡金山で取れた鉱石の選別作業を行う作業場でした。銅の製造過程で用いられていた浮遊選鉱法を応用し、金や銀を採取するのに日本で初めて成功したのが「北沢浮遊選鉱場」でした。

第二次世界大戦中には増産体制が整えられ「東洋一」と讃えられていたそうです。昭和27(1952)年に閉鎖され、現在は公道から見学できます。なお、2019年4月20日から2020年1月13日までの19:00~22:00で、夜間のライトアップが行われています!

 

北沢浮遊選工場跡|さど観光ナビ

北沢浮遊選鉱場ライトアップのご案内(2019.04.14)|新着情報|史跡 佐渡金山

3. 常磐炭田の跡地(福島県)

※こちらの画像はイメージです


「常磐炭田(じょうばんたんでん)」は、福島県双葉郡富岡町から茨城県日立市に渡る炭田でした。明治時代初期の1870年代から開発が始まり、第二次世界大戦頃までは石炭に加えて銅も取れたことから発展しましたが、昭和60(1985)年に炭鉱業から撤退しました。

その後、坑道からわいた温泉を利用して常磐ハワイアンセンターが作られ、現在はスパリゾートハワイアンズとして人気を誇っています。常磐炭田の産業遺産である施設を、当時の鉱員であったガイドが案内してくれるツアーもあります(要事前予約、有料、催行人数名~20名)。昭和時代の激変についての生の声をうかがってみたいですね!

 

常磐炭田・産業遺産(ヘリテージ)めぐり体験|スパリゾートハワイアンズ

北茨城・常磐炭田ジオサイト|茨城県北ジオパーク構想

いわき市石炭・化石館

4. 尾小屋鉱山(石川県)

photo by Hirosi Itô 『尾小屋鉄道』


石川県小松市尾小屋町にある「尾小屋(おごや)鉱山」は、明治10(1877)年に採掘の始まった日本有数の鉱山です。昭和46(1971)に閉山となりましたが、現在も一部の施設が残されています。

「尾小屋鉱山資料館」には当時の坑道を利用した「マインロード」という展示があり、再現された採掘風景を観覧できます。また、鉱山鉄道として活躍した「旧尾小屋鉄道」は、現在「なかよし鉄道」として保存されています。2019年8月~9月の一部の運行は特別列車の「キハ3」となるそうです(※詳細は下記リンクの「なかよし鉄道のページ」から確認できます)。

 

尾小屋鉱山資料館|小松市

なかよし鉄道のページ

なつかしの尾小屋鉄道を守る会

5. 小牧ダム(富山県)

photo by つだ 『Shogawa river and Komaki Dam』


富山県砺波(となみ)市庄川(しょうがわ)町にある「小牧ダム」は昭和5(1930)年に完成したダムです。当時は「東洋一のダム」と呼ばれた、美しく重厚な建築が印象的です。

国の有形文化財に登録された初めてのダムであり、一見の価値があります。堰堤内部は立ち入り不可ですが、天端を歩けますよ◎また、近隣には湯治場として知られる「庄川温泉郷」があります。温泉宿に泊まって、小牧ダム発着の「庄川遊覧船」で雄大な庄川峡の景色を堪能するのも素敵ですね♪

 

小牧ダム|ダム便覧|一般財団法人 日本ダム協会

小牧ダム|観光スポット|とやま観光ナビ

小牧ダム|庄川温泉郷

6. 足尾銅山跡(栃木県)

※こちらの画像はイメージです


栃木県日光市にある「足尾銅山」では、慶長15(1610)年に江戸幕府のもとで初めて銅山として採掘が始まりました。明治10(1877)年には民営化され一気に発展、やがて日本随一の銅山と呼ばれるようになりました。

昭和43(1973)年に採掘が停止、鉱山が閉じられました。現在は、坑道の一部が鉱山の歴史や施設紹介の展示場所(有料)に作り替えられ、観光スポットとなっています!

 

鉱山観光|日光市

7. 旧太子駅(群馬県)

photo by Kentaro Ohno 『旧太子駅』


群馬県吾妻(あがつま)郡にある「旧太子駅」は、第二次世界大戦中に群馬鉄山の鉄鉱石の運搬に用いられた貨物専用の路線でした。戦後しばらくは国鉄の旅客輸送のための路線としても用いられましたが、昭和46(1971)年に廃線となりました。

2013年に始められた復元事業が2018年に終了し、鉄鉱石を貨車に積む施設の「ホッパー」が発掘され復元されたほか、廃線されたホームやレール、駅舎も復元されました。完全に新しい状態というわけではなく、当時を思わせる趣の残る形が印象的です◎

 

旧太子駅|六合の里温泉郷組合 – 中之条町観光協会

「おかえり、旧太子駅」群馬・中之条町、廃線の駅舎復元|日本経済新聞

8. 松代大本営跡(長野県)

photo by Masayuki (Yuki) Kawagishi 『Matsushiro Zozan Tunnels』


長野県長野市松代町にある「松代大本営跡」は、太平洋戦争末期に、日本の政府中枢機能移転先として作られた施設です。象山・舞鶴山・皆神山の3つの山に掘られた地下壕で、政府機関や中央電話局、皇居、大本営などが移される予定となっていました。

その後、児童養護施設や気象台の地震観測施設、宇宙線観測施設などとして跡地が利用されてきました。現在も「松代象山地下壕」の見学が可能です◎

 

松代象山地下壕|4travel.jp

松代象山地下壕のご案内|長野市ホームページ

史跡・博物館等 – 信州松代観光情報ホームページ

9. 猿島(神奈川県)

Photo@ 猿島


神奈川県横須賀市に属する「猿島」は、東京湾にある唯一の自然の島です。島内には「猿島公園」があります。猿島は明治時代から軍事拠点として利用され、砲台や弾薬庫、兵舎などが設置されていました。外国からの指導を受けたことのわかる「フランス積」という貴重なレンガ造りの建造物などが残されています。

国の史跡に指定されており、1日2組で史跡見学ツアーも組まれています。猿島公園内ではバーベキュー機材のレンタルもできる施設もあり、事前予約もできます。食材は持参ですが、猿島でも受け取れるサービスがありますよ(※下記リンク参照)。

 

無人島・猿島 史跡見学ツアー|TRYANGLE WEB

無人島・猿島|TRYANGLE WEB

猿島公園|ここはヨコスカ 横須賀観光情報

猿島BBQ|TRYANGLE WEB

 

10. 別子銅山(愛媛県)

Photo@ 別子銅山


愛媛県新居浜(にいはま)市にある「別子(べっし)銅山」は、元禄3(1690)年に発見され、翌年から採掘が開始、のちの昭和48(1973)年に閉山された銅山です。

銅山の歴史を紹介する施設である住友グループの「別子銅山記念館」館内には、明治26(1893)年に開通した鉱山専用鉄道で用いられたドイツ製の蒸気機関車や、全長約700kmという長大な坑道の模型が展示されています。

また、「マイントピア別子」という観光施設の東平(とうなる)ゾーンでも、「東洋のマチュピチュ」と呼ばれる貯鉱庫跡などを観光できます。敷地内への移動に便利な観光バスと鉱山観光のセットになったプランもありますよ^^

 

別子銅山 近代化産業遺産|住友グループ広報委員会

別子銅山記念館|住友グループ広報委員会

世界的産業遺産の里 マイントピア別子

東平-東洋のマチュピチュ-観光バス|マイントピア別子

11. 友ヶ島(和歌山県)

Photo@ 友ヶ島


和歌山県和歌山市の「友ヶ島(ともがしま)」は、紀伊海峡に浮かぶ4つの島である「地ノ島・虎島・神島・沖ノ島」の総称です。

明治時代から砲台や兵舎などの軍事拠点が築かれ、第二次世界大戦まで要塞として利用されてきました。現在は「瀬戸内海国立公園」に指定された区域内にあり、レンガ造りの砲台跡や弾薬庫などが良好な状態で保存されています!

 

和歌山の自然・景観 友ヶ島|和歌山市観光協会

友ヶ島汽船

12. 姫路海軍航空隊鶉野飛行場跡(兵庫県)

※こちらの画像はイメージです


兵庫県加西(かさい)市にある「鶉野(うずらの)飛行場跡」は、太平洋戦争の戦況の悪化に伴って、パイロット養成のために造られた旧日本海軍の飛行場跡です。現在も、滑走路が残っています。

昭和17(1942)年に着工、翌年に完成してから姫路海軍航空隊が開設され、若者の飛行訓練に利用されました。現在は神戸大学農学部の敷地として利用されているほか、民有地となっています。しかし、「加西市歴史街道ボランティアガイド」の同行で地下指揮所跡・コンクリート製待避壕などを見学できます(原則2名以上、要事前予約)。

 

鶉野飛行場資料館|一般社団法人 鶉野平和祈念の碑苑保存会

加西市歴史街道ボランティアガイド|かさい観光Navi

鶉野飛行場跡|かさい観光Navi

鶉野飛行場跡|観光|加西市

13. 鉱石の道(明延鉱山&神子畑選鉱場)(兵庫県)

photo by NARUMI 『神子畑選鉱所』


兵庫県朝来(あさらい)市にある「神子畑(みこばた)選鉱場」は、兵庫県養父(やぶ)市の「明延(あけのべ)鉱山」で取れた鉱石の選鉱場でした。明延鉱山では、坑道内をガイドの説明を聴きながら観光できるツアーが実施されています(要事前予約)。

神子畑選鉱場跡は構内は立ち入りが禁止されていますが、フランス人技術者のムーセ旧居ではオリジナルグッズの販売もあります。ぜひ合わせて訪れたいところですね♪

 

近代化産業遺産 鉱石の道

明延鉱山(あけのべこうざん)・一円電車|やぶ市観光協会

明延鉱山

神子畑選鉱場跡

神子畑選鉱場跡|あさご市ポータルサイトあさぶら

14. 大久野島(広島県)

photo by Tak H. 『close-up』


広島県竹原市にある「大久野島(おおくのしま)」は、明治時代には砲台が設置され洋裁として利用され、昭和4(1929)年に日本陸軍の毒ガス工場や毒ガス貯蔵庫が建てられ昭和20(1945)年まで製造され続けていました。

島内にある毒ガス関連施設は老朽化のために立ち入り禁止となっていますが、すぐ側にウォーキングコースが整備され、島内1周しながら観光できます。現在は小学校から放されて野生化した約900羽以上のウサギが島のシンボルとなっています。「休暇村大久野島」も人気があり、キャンプや海水浴、さらに温泉が利用できます♪

 

自然の小径 ――気軽に歩ける散歩道――|ウォーキングコース|休暇村大久野島

地図から消された広島「毒ガスの島」|産経ニュース

大久野島|ひろしま竹原観光ナビ

休暇村大久野島【公式】

15. 犬島(岡山県)

photo by Kentaro Ohno 『犬島精錬所美術館』


「犬島(いぬじま)」は、岡山県岡山市の東部にある、宝伝海水浴場に向かい合う辺りに浮かぶ島です。

明治時代に造られた銅の精錬所跡を、アートの島の中心となる「犬島精錬所美術館」として再生しています。古い精錬所のレンガ造りの建造物や煙突は残されているので、往時をしのぶことができますよ。島内にはキャンプ場や海水浴場もあるので、観光スポットとしても注目です!

 

犬島精錬所美術館|アート|ベネッセアートサイト直島

犬島|観光スポット|岡山観光WEB【公式】

16. 京山ロープウェー跡(岡山県)

Photo@ 京山ロープウェー跡


岡山県岡山市にある「京山ロープウェー遊園」は、昭和31(1956)年に開園した遊園地です。その後、平成10(1998)年に一度閉園。翌年に「岡山スカイガーデン」に改称して復活しますが、平成19(2007)年には再び閉園。

現在、京山ロープウェーは閉鎖されてしまいましたが、地上駅側にあるチケット売り場やロープウェーの乗り場、山頂駅の登山道は残されています!

 

京山ロープウェー遊園|Wikipedia

17. 軍艦島(長崎県)

Photo@ 軍艦島


長崎県長崎市にある通称「軍艦島」は正式な名称を「端島(はしま)」といいます。

明治19(1886)年に第1竪坑が完成してから第2竪坑、第3竪坑が造られ、採炭の勢いが増しました。大正5(1916)年には日本で最初の鉄筋コンクリート造の団地が造られるなど発展していきました。しかし、石炭に代わって石油が主要エネルギーとなってくるにしたがって衰退し、昭和49(1974)年に閉山しました。

平成21(2009)年から観光客が見学できるようになっており、軍艦島上陸ツアーは人気となっています。(※2019年7月31日の長崎市の発表によると、軍艦島の見学施設の大気中で基準値を超えるアスベスト(石綿)とみられる物質を検出したということで、2019年8月1日現在、長崎市は観光客の立ち入りを禁止しています。再調査の上で除染等の対応が検討されるとのことです。)

なお、クルーズ業者によっては、

  • 軍艦島に上陸はせず、軍艦島周遊クルーズをする
  • 軍艦島には上陸しないが、近隣の高島に上陸し高島石炭資料館等を利用する

といったツアーを催行している場合はあります。

高島にも石炭の運搬用の坑口などが点在しているので、高島上陸でも炭坑廃墟の探検気分は味わえるかも♪

 

軍艦島上陸クルーズ

軍艦島ツアー|株式会社シーマン商会

軍艦島コンシェルジュ

軍艦島|観光スポット|【公式】長崎観光/旅行ポータルサイト ながさき旅ネット

世界遺産「軍艦島」観光禁止 石綿とみられる物質検出(2019/8/1 11:12)|日本経済新聞

 

18. 池島(長崎県)

photo by ajari 『Nagasaki-420.jpg』


長崎県西彼杵(にしそのぎ)半島の西側にある「池島(いけしま)」は、昭和34(1959)年に出炭が始まった「池島探鉱」のあった島です。平成13(2001)年に九州最後の炭坑として閉山しました。

閉山してしまいましたが、坑内の体験ツアーが催行されています。午前コース・午後コースのほか、午前にプラスして池島島内観光オプションコースがあります。元炭鉱の職員であった方がガイドを務めるコースなので、臨場感が期待できそうですね!また、長崎駅発着で池島などを観光する日帰りバスツアーもあります!

 

池島炭鉱坑内体験ツアー(予約)|長崎さるく

池島炭鉱体験|現地ツアー|【公式】長崎観光/旅行ポータルサイト ながさき旅ネット

19. 片島魚雷発射試験場跡(長崎県)

photo by Suzumiya Haruka 『片島魚雷発射試験場跡 / KATASHIMA Torpedo Test-Field Scene 30』


長崎県川棚(かわたな)町にある「片島魚雷発射試験場跡」は、太平洋戦争中に旧日本海軍が佐世保海軍工廠などで造らせた魚雷の発射試験を行っていた場所といわれています。

遺構へのアクセスは川棚町の提供するルート図が便利です(※下記リンクの川棚町観光ガイド参照)。海沿いからは進入できないほか、陸地からのルートでも進入禁止となっている部分があります。

 

魚雷発射試験場跡|川棚町観光ガイド

魚雷発射試験場跡|観光スポット|九州旅ネット

魚雷発射試験場跡|ながさき旅ネット

20. 旧野首教会(長崎県)

Photo@ 旧野首教会


長崎県北松浦郡にある小値賀(おぢか)町は17の島々から構成されています。本島にあたる小値賀島の東に2kmほどの場所に位置する「野崎島」に、「旧野首教会」があります。

集落に住む17世帯の貧しい信者たちが費用を出し合い数年掛けて、明治41(1908)年に建てた教会です。平成元(1989)年には長崎県指定有形文化財に、平成23(2011)年には「小値賀諸島の文化的景観」として国の重要文化的景観に選定されました。

2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一部として「野崎島の集落跡」が登録されるなど、貴重な建築物です。なお、野崎島は現在ほぼ無人の島となっており、小値賀島からの町営船も1日往復2便が運行するのみ! 旅行プランに注意したいですね◎

 

旧野首教会|おぢか島旅|長崎県五島列島・小値賀島街の観光情報

旧野首教会|教会めぐり|【公式】長崎観光/旅行ポータルサイト ながさき旅ネット

野崎島への行き方|野崎島のこと|おぢか島旅

まとめ

日本各地の合法で観光できる廃墟を20ヵ所、ご紹介しました。閉山した鉱山や島など、車や船でのアクセスが必須となるところが多かったですね。

人口が減少している地域では乗り物の本数なども限られています。また、旅行の時期によっては天候次第で出発できないといった不測の事態も予想されます。スケジュールに余裕を持った旅行プランで旅したいですね!

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