「副業で国際協力を」サラリーマンがNPOを選んだ理由

第3弾は、世界一周を経験し副業で国際協力を行う荒井昭則さん。

世界一周で経験した忘れられない出来事とは。なぜ彼は副業で国際協力の道に進んだのか。

「国際協力」「副業」「NPO」に興味がある人は必見です!

キーワードは「国際協力」「副業」「アフリカ」

 

荒井昭則(25)
東京都調布市出身。NPO法人コンフロントワールド代表理事/大手人材会社

大学3年終了時に1年間休学し、「ボランティアをしながら世界一周」を実施。スリランカの孤児院で美術の映像授業を行ったり、ケニアで手洗い装置の作製を行う。大学卒業後は、大手人材会社に在籍しながら、「NPO法人コンフロントワールド」を設立。現在は代表理事に就任し、ウガンダでの貯水タンク・浄水フィルター設置や国際協力webメディアの運営を行っている。

1.世界一周前夜

ーこの企画初の世界一周経験者です!色々とお聞きしたいのですが、なぜ世界一周をしようと思ったんですか?

元々子どもの頃からテレビの旅番組が好きで、いつか行ってみたい気持ちはありました。

それが具体化されたのが大学時代でした。世界一周している人のブログを見たり、世界一周経験者の話を聞いたりしましたね。そこでの未知なる世界の話や旅人の生き様に駆り立てられて、僕も世界一周やろう!と決意しました。あと僕の場合は世界一周×ボランティアでした!


いざ世界一周へ


 

ーボランティアで世界一周!?またなぜボランティアで?

カンボジアの衛生教育をする学生団体に所属していたのが大きかったです。団体でのボランティアが楽しかったので、もっと色々な国や地域に行ってみたい!他のジャンルのボランティアにも挑戦したい!と思いました。

 

ーきっかけとなる学生団体には、なぜ加入したんですか?

きっかけは東南アジアをひとり旅したからです。
大学1年の終わりにひとりでタイ・ラオス・カンボジアを旅しました。初海外だったので最初は緊張しっぱなしでしたね(笑)

特に印象的だった国が、カンボジアです。

とにかく人が良かったんですよ。カンボジアでは現地の人にあちこち案内してもらいました。

でも僕は「最後にお金要求されるんだろうな」ってずっと思ってました(笑)日本人ってお金持ってますし、よく狙われると聞いていたので。でも何も要求されなかった。それどころか「また遊びに来てね」って言ってくれたんです。

衝撃でしたね。この時に疑った自分が嫌になりましたし、「また遊びに来てね」と言われたからにはまた行くしかない!と思いました。


アンコールワットめちゃくちゃ綺麗でしたよ



ーアジアの人たちって本当に良い人ばかりですよね、、、

そこでカンボジアの良さに気づいて、帰国後もカンボジアに関係することをしたいと


そうです!

あとはラオスで出会った人から「カンボジアを支援する団体立ちあげるから、一緒にやらない?」と声を掛けられたからです。

正直ボランティアじゃなくても良かったです。とりあえずまたカンボジアに行く口実が欲しかったんですよね(笑)

でもこれがきっかけで支援団体に入って、ボランティアに興味を持ちました。そして気づいたらボランティアしながら、世界一周してましたね。

 

2.忘れられない出来事

ーなるほど!ひとり旅と学生団体が転機だったんですね!
世界一周中のボランティアはどんな内容でしたか

ボランティア以外で行った国はもっとありますが、ボランティアでは全部で7か国に行きました。

アメリカでは、世界遺産でもあるグレートスモーキーマウンテンで道を作っていました。月曜から金曜までは山に入ってテント泊。シャワーもお風呂もないですし、トイレもそこらへんでした(笑)

インドではチベット難民の支援、スリランカでは映像授業をしました。


ボランティアというよりサバイバル



ーなかなかハードな経験ですね、、、
特に印象に残っている国はありますか?

ケニアですね。

ここでは孤児院に行ったんですが、そこで子どもが1人亡くなってしまったんです。
ある日病院に3人の子どもが連れていかれて、1人だけ戻ってこなかった。聞いても何も答えてくれなくて、亡くなってしまったんだと思いました。

その時に「なんで亡くなってしまったのか。日本に生まれていたら亡くならずに済んだだろうに」って思ったんです。

「なぜあの子が亡くならなければ行けなかったのか」

その時のモヤモヤは今でも消えてません。それが今でも国際協力を続ける理由でもあります。

 

ーケニアでそんな出来事が、、、
帰国してからは何をされていたんですか?


普通に就活していました。
最初はNPOやろう!なんて全く思っていなかったです。
ですが内定をいただいて、残りの大学生活を過ごしているときにふと思ったんです。

「あれ?国際協力とかやらなくていいんだっけ?」

「あの時のモヤモヤそのままで良いんだっけ?」


まだケニアでのモヤモヤが残っていることに気づいたんです。

それから「社会人になっても国際協力出来ないかな?」と思って、NPOの方たちを招いてイベントを開催したりしてました。

その時気づいたんです。

「あ、向こう側に行きたい。国際協力やる側に行きたい!」って。

それからNPO法人コンフロントワールドを立ちあげることになりました。


ケニアの出来事は今でも忘れられない


3.NPOの世界へ

ーNPOではどんな活動を?

ウガンダ共和国での衛生環境の改善をしていて、トイレや貯水タンクを作っています。あとウガンダは南スーダン難民を受け入れているので、その支援を行っています。

他にも、サッカーチーム設立のサポートや女性の就労支援など様々なことに挑んでいます。

今後の話をすると、ペルーの刑務所で作られているファッションブランドを日本で販売しようと考えています!


ウガンダには2年間で3回も行った


 

ーおお!たくさん活動されているんですね!活動地域はアフリカが中心ですか?

今はそうです。ですが、アフリカにこだわってやっているわけではありません。
コンフロントワールドとしても「地域は世界中どこでもOK」ってスタンスです。

でも個人的にケニアの経験があったので、アフリカに対する思い入れはありますね。
やはりあの経験は個人的に大きい出来事でした。

 

ーなるほど、、、
ここで1番聞きたかった質問です!社会人として働きながらNPOの代表を務めるってかなり忙しくないですか?

めちゃくちゃ忙しいです(笑)

時間が本当に足りないです。平日の昼間は本業をして、終わった後にNPOのことやったり、休日はイベント開催したりですからね。MTGも毎週していますし。

時間がいくらあっても足りないです、、、

でもNPOをやっていてメリットはたくさんあります!


周囲から副業に関して、マイナスな意見は言われないので良かったです



ーお!これから社会人になる僕にとっては耳寄り情報です!

どんなメリットがあるか教えてください!

まずは関わる人の範囲が格段に広がることです。

僕の場合、本業は大手人材、副業はNPOなので関わる人は全く違います。

本業ではエリート営業マンやエンジニアのすごい人と仕事をしています。一方で副業では大学教授や学生、さらにはウガンダ人と仕事をしています。

関わる人が倍になったので、経験や触れる価値観も倍になりましたね!

あとは双方で学んだことを活かせるからです。本業では学んだことを副業に活かせますし、その逆もあります。例えば本業の会社で上司が言った心に残ったことを、副業であたかも自分で考えたかのように使います(笑)

 

4.国際協力の未来

ー副業メリットだらけだ!急に副業に興味出てきました(笑)
これまで数々の国際協力をしてきた荒井さんですが、国際協力は今後どうなってほしいですか?

社会人になっても続けてほしいですね。

なにも僕みたいにNPOに入れと言っているわけではありません。年に1回でも良いんです。

僕の経験上、学生時代に国際協力していた人で社会人になってもしている人はほとんどいないです。働きながらでも何かしらの形で続けてほしいですね。


「国際協力=ハードルが高い」ではない


ーたしかに、、、!社会人になるとみんなぱったり辞めちゃいますよね。
きっと国際協力というとハードルが高く感じる人が多いんでしょうね、、、

そこなんですよ!

学生時代に釣りや野球が好きで、社会人になって辞める人っていますか?あまり聞かないですよね。

でも国際協力になるとほとんどが辞めてしまうんです。

そんな状況を変えたいですね。社会人でも国際協力出来るんだぞ!って証明したいですし、副業で国際協力する人のロールモデルになりたいと思っています!

これからグローバル化はどんどん進んでいきますし、海外での経験は必ず活きます。時代的にも副業が推奨されていますし、やらない手なんてないと思うんです!

 


副業×国際協力の選択肢を届けたい


ーここに来てすごい熱量!盛り上がってきたところですが、最後の質問です(笑)
荒井さんにとって国際協力とはなんですか?


相手を知り、寄り添うことです。


「協力」という言葉には、お互い手を取り合うという意味があります。手を取り合うためには、相手を知らなければいけません。その上で寄り添うことが大切だと思います。

あくまで寄り添い、後押しする。

自立させるのではなく、今後自分たちで自走できるようにバックアップすることだと思っています。

ー相手を知り、寄り添うこと。深いです。
本日はありがとうございました!

ps.ペルーの刑務所発ファッションを日本に届けるプロジェクトを始動しました!どんな想いで、何をやっているのか、下記からご覧ください↓↓↓
♯刑務所から世界へ

編集後記

 世界一周を経て、NPOの世界へ。
「国際協力=ハードルが高い」の概念を打ち砕いてくれました。

「副業で国際協力を!」

これから社会人になる人も少し考えてみては?きっと彼のように、世界が格段に広がるはずです。

 

************************

IMATABIは旅に出たくなる情報を随時更新中!!

IMATABI 公式ホームページ
IMATABI 公式Twitter
IMATABI 公式Instagram

※当サイトに記載されている情報は、時事要因などにより正確でない場合がございます。できる限り正確な情報を更新するよう努めさせていただきますが、詳細な部分に関しましてはご自身で事前にお調べ頂くよう宜しくお願いいたします。

IMATABI公式LINE@

おすすめの記事や、宿泊券が当たるキャンペーン情報などをお届けします! QRコードが読み取れない場合はID「@imatabi」で検索してください。