樺太時代の名残も楽しめる♪サハリンのおすすめ観光スポット

サハリン

サハリンと聞くと、樺太という言葉と一緒に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。そんな日本と関係の深いサハリンは、北海道から飛行機で1時間ちょっとで行けてしまう、とても近い外国です。日本統治時代の名残が見られ歴史を感じるスポットや、サハリンに行ったらぜひ訪れたいおすすめ観光スポットをご紹介します^^

「サハリンに行ってみたい人」
「樺太時代の名残りについて知りたい人」におすすめ!

日本と関係の深いサハリン

ユズノサハリンスクphoto@ユジノサハリンスク


古くから日本とロシアの間で、領有権の取り合いとなっていたサハリン。日露戦争で日本が勝利し、1905年のポーツマス条約により北緯50度以南の南樺太が日本領となりました。この後から、日本の第二次世界大戦敗戦までの約40年間が日本統治時代とされ、樺太時代とも呼ばれています。

サハリンにはかつて、アイヌ民族やニブフ、ウイルタ族などの先住民族が暮らしていました。彼らがサハリンのことをカラプトと呼んでいたことから、日本では樺太と呼ぶようになったと言われています。

 

製糸工業跡

製糸工業跡photo@サハリンの製糸工業跡


樺太時代は、サハリンの資源を活かした製糸業や石炭業、水産業が発展しました。現在でもホルムスクやポロナイスクにある旧王子製糸工業跡は、廃墟好きの人々が訪れる観光スポットとなっています◎またこの時代に島内の各地で、京都のような基盤状の街並みが形成されました。現在でも、サハリン州の州都であるユジノサハリンスクなどの街並みにその名残を感じることができます。

その後、太平洋戦争の終結直前にソ連に侵攻され、終戦以降も続く攻撃により南樺太はソ連に占領されました。1951年のサンフランシスコ講和条約締結により、日本政府は南樺太の領有権を放棄しました。樺太時代の建造物や神社の跡を訪れ、博物館や美術館でその当時の人々に思いを馳せるのも、サハリン旅行の楽しみの一つと言えるでしょう◎

 

NPO法人 日本サハリン協会

サハリンへの行き方

オーロラ航空

サハリンへの交通手段は、従来フェリーと飛行機の二通がありました。フェリーは北海道の稚内とサハリンのコルサコフ間を運航しており、所要時間は約5時間30分。6月から9月の間、週2回位の頻度で運行されていましたが、2019年は運休となっています。

そのため、現在では事実上オーロラ航空を利用して行く空の便のみとなっています。オーロラ航空は、新千歳空港とユジノサハリンスク空港間の運行では所要時間1時間20分となっています。また、成田空港とユジノサハリンスク空港間も3時間弱で運行されています。渡航にはビザが必要です。

 

ユジノサハリンスクの観光スポット

1.サハリン州立郷土博物館

州立博物館photo@サハリン州立郷土博物館


ユジノサハリンスクの最も有名な観光スポットといえば、ここサハリン州立郷土博物館。樺太時代に旧樺太庁博物館として開館されたため、和式城郭風の外観が特色です。正面玄関の両脇にいる狛犬は、護国神社から移送されたものです。

先住民族の暮らしから始まり、ロシア帝国時代、日本統治(樺太)時代、ソ連時代の歴史や文化が展示物とともに紹介されており、サハリンを深く理解することのできる博物館です。社会的な側面だけではなく、野生動物のはく製も展示されサハリンの自然も学ぶことができます◎館内資料の展示解説はすべてロシア語のみですが、わかりやすく展示されているため、ロシア人や日本人のみならず様々な国からの観光客が連日訪れています♡

 

サハリン州立郷土博物館

サハリン州立美術館

こちらはユジノサハリンスク駅から徒歩5分のところにある美術館。樺太時代に北海道拓殖銀行豊原支店として利用されていたもので、かつて銀行窓口があったであろう1階の吹き抜けに現代作家による企画展示がされています◎

北方少数民族が使用していた工芸品、韓国・朝鮮の絵画や美術品、1900年前後に描かれたロシア画家による油彩画、近代ロシア正教のイコン画や宗教画が展示されています。

美術館の周辺は繁華街となっており、博物館や美術館巡りをした後にカフェやレストランでゆっくりすることができます♡

2.栄光広場(スラヴァスクエア)

栄光広場photo@栄光広場


栄光広場(スラヴァスクエア)は、ユジノサハリンスク市街東部にある公共広場。広場には終戦記念碑が建てられ、広場の右側には胸像が建ち並び、美しい花壇とコントラストをなしています◎

毎年9月2日には、第二次世界大戦終了に関連する行事が市内のあちらこちらで開催され、栄光広場前では退役軍人等による集会が行われています。在ユジノサハリンスク日本総領事館では、安全のために日本国籍者がこれらの行事に不用意に近づかないように慎重な対応を要請しているので、注意が必要です。

 

樺太神社跡

神社跡photo@栄光広場


栄光広場は、樺太神社があった場所としても知られています。栄光広場の右側から山側へ進む太い道(旧参道)を通り、階段を登った広場には戦車2台と機関砲3台が展示されています。そこからさらに山を登った先に、樺太神社の本殿跡があります。緑豊かな環境の良さからも、現地の観光ツアーとしてよく紹介されています◎

 

栄光広場

3.レーニン広場とユジノサハリンスク駅

レーニン広場photo@レーニン広場


レーニン広場は、レーニン生誕100周年を記念して1970年に設けられた広場です。ユジノサハリンスク駅のすぐ前にあり、ソ連の初代指導者であるウラジミール・レーニンの銅像が立っています。美しい花壇や噴水などが整備された広場で、市民の憩いの場となっています♡また、公共広場で飲酒をすることが禁じられているので、夜も健全な雰囲気で会話を楽しんでいる人が見られます◎

ユジノサハリンスク駅(旧豊原駅)は、サハリン市街地の中心部にある国鉄の駅です。2013年にリニューアルオープンし、近代的な駅舎となりました。バス乗り場からは、サハリン最大の商業施設「シティモール」行きの無料シャトルバスが発着しているので、ショッピングしたい人には便利です♡

 

レーニン広場

4.ガガーリン記念文化公園

ガガーリン公園photo@ガガーリン記念文化公園


ガガーリン記念文化公園は、市街中心部の東側にある市内で一番大きな都市公園です。人類初の宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリンにちなんで、その名前がつけられました。樺太時代は豊原公園と呼ばれ、かつて貯水池として使われていた園内北側に広がるヴェルフネエ湖(旧王子ヶ池)の石碑や、園内の樹木などに当時の面影を見ることができます。

夏には屋外ビアガーデンやロシアの焼き物料理の屋台が出店し、音楽に合わせて地元の人々がダンスを踊る姿を眺めながらゆっくり過ごすことができます♡また園内にある遊園地は家族連れでにぎわいを見せており、公園東側にある美しい木立の散策路では旅の疲れを癒すことができます◎

 

ガガーリン記念文化公園

サハリン動物園

サハリン動物園は、ガガーリン公園の北側にある公設動物園です。サハリン島に生息しているエゾシカ・オオカミ・ヒグマなどの大型生物やシベリアに生息しているトナカイやスノーフォックスなどの珍しい猛禽類を見ることができます◎

爬虫類や両生類も充実しており、小動物と触れ合えるふれあい動物園もあり、連日家族連れや観光客で賑わっています♡

5.ロシア正教会

ロシア正教会photo@ロシア正教会


ロシア正教会は、1990年代に建築された新しい教会で、特定の日を除いて教会内の礼拝堂を無料で見学できます。見学の際は、男性は帽子をとり、女性はスカーフなどを頭に巻くことが望ましいとされています。

礼拝堂にはロシア正教のイコンが飾られており、金曜日は結婚式を挙げた新婚夫婦が多く訪れ、教会の鐘の音が一日中響き渡っています♡教会の売店でもイコンが売られていますが、ロシア国内でイコンを購入すると出国時に税関手続きが必要となるので、領収書を取って置くなどの注意が必要です。



ロシア正教会
 

6.鉄道歴史博物館

鉄道歴史博物館photo@鉄道歴史博物館


鉄道歴史博物館は、ユジノサハリンスク駅の北側にあります。日本製D51蒸気機関車の屋外展示と鉄道車両展示場、鉄道歴史博物館展示室の3カ所から構成されている博物館です。

メインの鉄道車両展示場は駅から徒歩3分の場所にあり、道路沿いにある樺太時代のレンガ造り倉庫が当時の面影を残しています。展示場には旧ソ連製のディーゼル機関車や蒸気機関車、タンク車や貨車、ラッセル車、JR東日本から譲渡されたキハ58系気動車などが保存状態良く展示されています◎

 

鉄道歴史博物館

7.山の空気展望台

山の空気展望台photo@山の空気展望台


山の空気展望台は、ユジノサハリンスク中心街東部にある丘陵地展望台です。樺太時代には旭ヶ丘展望台と呼ばれていました。ユジノサハリンスク市街を一望できる場所として知られている観光地です。

スキーリゾートとしての開発が進められ、市街の競技場と山頂を結ぶ世界最速クラスのゴンドラが営業を開始しました。冬場はスキー場が営業しており、サハリンのみならずロシア極東の主要都市であるウラジオストクやハバロフストクからも多くのスキー客が訪れています◎山の空気がとても新鮮なことでも知られ、夏場の週末にはゴンドラに乗って山頂からの風景を楽しんだり、オフロード自転車やバギーでのダウンヒルを体験することができます♡天気の良い日は山頂でパラグライディングをすることもできます◎

 

山の空気展望台

ネべリスクのトド

トドphoto@ネべリスク


ネベリスクはサハリン南部にある西海岸に面した都市です。ネベリスクの市章にはトドが描かれており、沿岸にトドがいることで知られている観光地です。「サハリンのクリミア」と呼ばれることもある自然の眺めがとてもきれいな土地です♡樺太時代、ネベリスクは真岡郡本斗町と呼ばれていました。現在、ネベリスクは北海道稚内市と姉妹都市となっており、市内のあちらこちらで記念碑を見ることができます。

ネベリスクへは、ユジノサハリンスクから都市バスを利用して行くことができます。ネベリスクの海岸線に沿って連なる山々と、水の澄んだ海峡がつくり出した光景に目を奪われます◎この港はサハリンで唯一、冬でも凍らない港と言われています。沿岸を散策していると、防波堤の上で日向ぼっこをしている野生のトドが見られます。ネベリスクは2007年のサハリン沖地震で甚大な被害を受けました。そのため、防波堤の高さを上げる工事をしたところ防波堤に上がるトドの数が半減したそうですが、今でも充分な数のトドを見ることができます。

 

ウズモーリエの東白浦神社跡

ウズモーリエ
photo@東白浦神社跡


現在のウズモーリエは、樺太時代に白縫村の中心地であった白浦のことです。ここは蟹の名産地として有名で、ウズモーリエ駅の前には蟹の直売店がずらりと並んでいます◎

ウズモーリエの集落のすぐ近くに、樺太時代の東白浦神社の鳥居が残されています。この鳥居は1940年に建立されたもので、その趣深いたたずまいから、写真に収める観光客が訪れる場所となっています。

 

ウズモーリエ(東白浦神社跡)

以上、観光地としては日本人になじみの浅いサハリンの観光スポットをご紹介しました^^日本が統治していた頃の南樺太の面影があちらこちらに残っているサハリン。その当時の人々の暮らしに思いを馳せながら、現在のサハリンを満喫してみてはいかがでしょうか。

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