瀬戸内海で芸術を満喫!現代アートの聖地「直島」と「豊島」へ行こう

無数の島々で構成された、日本最大の内海「瀬戸内海」。穏やかな海と風光明媚な景観が人気の観光地ですが、実は国内外から芸術好きの旅行者が訪れる、現代アートの聖地でもあります。そこで今回は、瀬戸内海を代表するアート島「直島」と「豊島」のおすすめスポットと、そこで開催されている芸術祭についてご紹介します♪

『瀬戸内海へ旅行がしたい人』
『現代アートに触れる旅がしたい人』におすすめ!

芸術の最先端の地として注目を集める瀬戸内海

photo@「瀬戸内海」


「東洋のエーゲ海」とも称される、美しい自然の景観が広がる「瀬戸内海」。海上には700以上もの大小無数の島々が浮かんでおり、それぞれ個性豊かな文化と景観を生み出しています。

以前は日本列島の海上交通路の要所として、稲作や農業が盛んな古き良き街のイメージが強かった瀬戸内でしたが、現在は新しい芸術が花開く、アートの聖地として生まれ変わりつつあります。

では何故、瀬戸内海の島々がアートの聖地と呼ばれるようになったのでしょうか?その理由は、瀬戸内海の12の島と2つの港を舞台に開催された、大規模な芸術祭にあります。

 

開催は3年に1度!地域再生がテーマの「瀬戸内国際芸術祭」

photo@「高松港」


アート島誕生のきっかけになった「瀬戸内国際芸術祭」とは

「瀬戸内国際芸術祭」とは、瀬戸内海の12の島と2つの港を舞台に、2010年からから3年に1度開催されるようになった国際美術展覧会です。

近代化によって活力低下の危機に陥る瀬戸内海の再生と海の復権をコンセプトに、岡山県・香川県主導で取り組まれるようになった、日本最大規模のアートイベントです

この芸術祭の参加をきっかけに、瀬戸内海での島々で新しい美術館やアート作品が次々と誕生。斬新でありながら自然と調和する現代アート作品群は、イベント終了後も写真映えスポットとして人気を博し、瀬戸内海はアートの島として認識されるようになりました。

 

瀬戸内国際芸術祭の会場や日時は?

3年に1度開催の瀬戸内国際芸術祭は、4回目の開催が2019年11月に終了してしまいました。次回5回目の開催は2023年を予定していますが、まだ詳細などは決まっていないため、参考として2019年のイベント情報をご紹介します。

 

【第4回 瀬戸内国際芸術祭概要】

  • 開催期間…【ふれあう春】2019年4月26日(金)~5月26日(日)
         【あつまる夏】2019年7月19日(金)~8月25日(日)
         【ひろがる秋】2019年9月28日(土)~11月4日(月)
  • 会場…高松港周辺、宇野港周辺、直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、沙弥島(春のみ)、本島(秋のみ)、高見島(秋のみ)、粟島(秋のみ)、伊吹島(秋のみ)など
  • 鑑賞パスポート料金…大人 4000円
    16~18歳 2500円(当日現地販売のみ・要身分証)
    15歳以下 鑑賞無料(一部作品、施設を除く)

芸術祭終了後でも一部のアート作品の鑑賞が可能!

直近の芸術祭はすでに終了したとはいえ、芸術祭によって誕生したアート作品や施設は、前述したように現在でも一部利用・観賞することができます。そこで次章では、瀬戸内海の中でも特に人気が高く、開催会場にもなった「直島」と「豊島」2島のおすすめアートスポットをご紹介します◎

 

瀬戸内国際芸術祭 公式HP

 

アート島の先駆け・直島!おすすめスポット5選


photo@「直島」


香川県直島町にある「直島」は、香川県の高松港からフェリーで約50分、岡山県の宇野港からフェリーで約20分の場所に位置しています。人口約3200人の小さな島ながら、島中にアート作品や施設が点在する、アート島の先駆けとして高い人気を誇っています。

島自体は車で20分くらいで回れますが、西に東に南にとあちこちにアート作品が点在しているため、無計画で全てを観賞するのは難しいかと思われます。そこでここでは、直島の中でも特におすすめのアート作品&スポットをご紹介します◎

 

直島のシンボル「赤かぼちゃ」


photo@「赤かぼちゃ」


直島の玄関口・宮浦港に降り立ってまず目に入ってくるのが、真っ赤な外壁と黒の水玉模様がインパクト大の「赤かぼちゃ」!皆さんご存知、世界的アーティスト・草間彌生さんが手掛けた、島のシンボル的アート作品です。

こちらの作品は見て楽しむだけでなく、いくつかくり抜かれている水玉部分から、中に入ることも可能です♪外から差し込んだ光で内部の床に水玉柄が描かれており、ポップな空間を演出しています。中から美しい空を眺めてみるのも楽しいですよ♡

 

赤かぼちゃと対をなす「黄かぼちゃ(南瓜)」

赤かぼちゃと一緒に見ておきたいのが、同じく草間彌生さんの作品で、島の南部にある「黄かぼちゃ」です。実は正式な作品名は「南瓜」なのですが、赤南瓜との区別と外観的特徴から黄かぼちゃと呼ばれるようになり、その名で通称されるようになったのだとか。

看板なども置かれておらず、海にせり出す岩壁にポツンと作品が置かれているだけというシンプルな作品ですが、フォトスポットとして人気を集めています。まわりには障害物が何もないので、黄かぼちゃと海、遠くに見える山々との美しいコラボ写真を撮影することができますよ◎

昼間や土日はインスタグラマーたちで混んでしまうので、人があまりいない写真を撮りたい人は、朝早い時間に訪れると良いですよ♪赤かぼちゃからは少し距離があるので、町営バスを利用していくのがおすすめです。

 

建物そのものが1つの作品「家プロジェクト建築群」


photo@「はいしゃ」


島の東側でおすすめなのが、神社などの古い建築や空き家を改装して空間そのものを1つのアート作品にした、「家プロジェクト」が展開される木村地区です。アーティストたちが施した現代アートと古い建築物がうまく融合し、素敵な街の景観をつくりだしています。

現在木村地区で公開され、見学できる家プロジェクト建築群は、以下の7軒となっています。

  • 築200年の歴史的建造物とデジタル光アートが融合した「角屋」
  • ジェームス・タレルの世界が広がる「南寺」
  • 秘密基地のような外観がおしゃれな「はいしゃ」
  • 神社建築とガラスの階段が神秘的な空間を演出する「護王神社」
  • 蔵の中に滝(絵)が流れる「石橋家」
  • 日本家屋の庭と椿の作品が楽しめる「碁会所」
  • 何があるかは見るまで分からない!完全予約制の「きんざ」

それぞれ個性豊かなアート作品と空間が広がっているので、ぜひ1軒1軒じっくり見て回ってみてください♡ちなみに、木村地区を回るなら、きんざ以外の6軒を観賞できる「共通券」、もしくは1軒ごとに鑑賞できる「ワンサイトチケット」を購入するのがおすすめです♪

特に共通券は、解説を聞きながら建物を観賞する「家プロジェクトツアー」に参加できますし、全ての建物を回るならワンサイトチケットよりも価格がお得です。どちらのチケットも「本村ラウンジ&アーカイブ」で販売されているので、木村地区に行く前に購入しておきましょう。

尚、家プロジェクト建築群は外観の撮影は問題ありませんが、建物内部の写真撮影はNGとなっています。トラブルを引き起こさないよう、しっかりスタッフさんの指示や説明を聞くようにしてくださいね!

 

有名建築家・安藤忠雄が手掛けた「地中美術館」

黄かぼちゃから坂道を奥の方まで上がっていくと見えてくるのが、有名建築家の安藤忠雄さんが手掛けた「地中美術館」です。名前の通り、建物の大半が地中に埋まっていて、地上からは施設はほんの少ししか見えないという珍しいつくりになっています。

ほとんど地中に埋まっているとなると、暗くて閉塞感たっぷりなイメージが思い浮かんでしまいますよね。でもこちらの美術館は、建物内部に自然の光や音を取り込めるような構造とデザインになっているので、むしろ明るくて開放感があります。

その日の天候や四季によって作品の見え方や雰囲気が変わってくるので、時間帯をずらして訪れるのも楽しいかもしれませんね♪作品鑑賞を終えた後は、施設内にある庭やカフェで、散策やティータイムとしゃれこみましょう♡

 

可愛すぎるアート銭湯「I♥湯」

photo@「I♥湯」


他のアートスポットと一味違う体験ができるのが、街中にある「I♥湯」です。こちらはアーティスト・大竹伸朗さんが手掛けた、入浴できる美術施設として人気を集めるアート銭湯です。

なんといっても見どころは、スクラップブック手法で施された建物の意匠!外観や内観はもちろん、洗面台や浴槽に至るまで日本全国から集められたオブジェなどがコラージュされており、入浴中でもアートに浸ることができますよ♡

施設内では大竹伸朗さんがデザインした、オリジナル銭湯グッズが販売されています。手ぬぐいや風呂おけなど可愛いグッズがたくさんあるので、直島を訪れた記念に購入してみてはいかがでしょうか?

 

直島町観光協会HP

直島に次ぐアート島・豊島!おすすめスポット4選


photo@「豊島」


香川県の高松港からフェリーで約35分、岡山県の宇野港から約40分に位置するのが、直島に次ぐアート島として人気を集める「豊島」です。島の大半を森林と棚田が覆っており、直島とはまた違った、美しい自然の景観を壊さないように施された現代アートを楽しむことができます。

直島より面積が大きく、島を一周するには2時間くらいかかりますが、現代アート作品や施設自体はそこまで数はないので、自転車で効率よく回るのがおすすめですよ。

 

自然と建築が融合して生まれるアート「豊島美術館」


photo@「豊島美術館


豊島を訪れたらまず見ておきたいのが、島の北側にある、アーティスト・内藤礼さんと建築家・西沢立衛さんがコラボして手掛けた「豊島美術館」。豊島の自然と一体化できる安らぎの美術館として、海外からも高い評価を得ています。

こちらの施設の最大の特徴はなんといっても、普通の美術館のようにアート作品が展示されていないこと!白いドーム状の館内には、天井に太陽光が差し込む穴が開けられたがらんどうの空間だけが広がっています。

何だか味気ない場所だと思ってしまいますが、設置されている椅子に座って、ゆっくり休憩してみてください!天井の穴から入ってくる豊島の光や音や風を感じているうちに、安らいだ気持ちになれますよ♪

 

生と死をコンセプトにした美術館「豊島横尾館」

島の西側、家浦港のすぐ近くにあるのが、芸術家・横尾忠則さんの作品を展示する「豊島横尾館」です。外観は古民家なので、何となく現代アートとは遠いイメージがありますが、中に入るとびっくり!赤色を基調にした内装とビビットな庭園は、度肝をぬかれること間違いなし!

展示されている「生と死」をテーマにした作品も必見ですが、面白さを求めるなら筒状の大きな建物をのぞいてみましょう。内部の床が鏡張りになっており、立っていると宙に浮いたような気分を味わえますよ。

 

カップルが成立するかも!?宿泊も可能なアート「檸檬ホテル」

豊島美術館から少し南に歩いたところにある「檸檬ホテル」は、檸檬と恋の思い出がコンセプトの、1日1組限定で宿泊も可能な体験型アート作品です。

この作品の最大の特徴は、2人1組になってヘッドフォンから流れてくる指令に従って、ホテル内のアートを体験すること!1人旅の人は、同じく1人旅の人と組んで、アート体験をしなければならないんです!

人見知りにはちょっと大変ですが、もしかしたらここでカップルが成立するなんてこともありえるかもしれませんよ♡

 

世界中の人の心臓音が聴ける「心臓音のアーカイブ」

photo@「心臓音のアーカイブ」


島の東端に建つモダンな建築「心臓音のアーカイブ」は、名前の通り心臓音が流れる、一風変わったアート施設。現代アーティスト・クリスチャン・ボルタンスキーが収集した、世界中の人々の心臓音を聴くことができます。

施設内に入るとまず驚くのが、30cm先も見えないほどの暗さ!その中で大音量の心臓音が響き渡っており、一種異様な空間をつくりだしています。ずっといると、何だかトランス状態に陥ってしまうかも!?

その他にも、好みの心臓音を検索して視聴したり、自分の心臓音を登録して施設内で流したりなどの体験もできます。他とは違うアート体験をしたい人は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか♪

 

豊島観光協会HP

どのアートスポットも、個性的で素敵な体験ができるところばかりでしたね!今回は特に人気の高い直島と豊島を中心にご紹介しましたが、瀬戸内海には素敵な体験と芸術に触れられるアート島が、まだまだたくさんあります。

最近は瀬戸内海のアートと絶景を楽しめる、アート島めぐりツアーなども組まれています。素敵なアートとの出会いを求めて、皆さんも参加してみてはいかがでしょうか♪

【卒業旅行で四国一周】四国で最高の思い出を作ろう!

【四国をせめる!】学生旅行で行きたい!香川の観光地&グルメ20選

※当サイトに記載されている情報は、時事要因などにより正確でない場合がございます。できる限り正確な情報を更新するよう努めさせていただきますが、詳細な部分に関しましてはご自身で事前にお調べ頂くよう宜しくお願いいたします。

IMATABI公式LINE@

おすすめの記事や、宿泊券が当たるキャンペーン情報などをお届けします! QRコードが読み取れない場合はID「@imatabi」で検索してください。