【東北】一度は見ておきたい♡美しい紅葉が見られるスポット10選

朝の気温が7~6度になると、木々は紅葉の準備を始めます。本州では、東北から木々が赤や黄色・オレンジに色づき始めます。奥入瀬渓流や八甲田山・鳴子峡など景勝地の紅葉は、一度は訪れたいスポット♡角館や中尊寺などの歴史的建造物に映える紅葉も風情があります。今回は、そんな東北の紅葉スポットを10選ご紹介します♪
『東北の紅葉スポットに行きたい人』
『東北の紅葉スポットと見ごろの時期を知りたい人』におすすめ!
1.奥入瀬渓流の紅葉【青森県】
photo@奥入瀬渓流
東北地方の紅葉スポットで外せないのが、青森県の十和田湖から流れる奥入瀬渓流周辺。湖の子ノ口から焼山までの約14kmの距離を流れる渓流は、「銚子大滝」や「阿修羅の流れ九十九島」など絶景スポットがいくつかあり、徒歩でもサイクリングでも車でも楽しめる全国有数の景勝地です◎
気候のよい日なら、おすすめはレンタサイクル。湖の子ノ口から焼山までレンタサイクルの貸し出し・返却ができるので、14か所の滝を巡りながら、疲れた時は遊歩道のベンチに腰をかけて一息つくこともできます♡落差約20mもある「雲井の滝」は必見で、その神聖さは息をのむほど。
ブナ、カエデ、ヤマモミジ、カツラ、トチノキなど、さまざまな種類の紅葉が渓谷を取り囲み、落ち葉の上を踏みしめる感触も風流です。種類が豊富なだけに色づく時期も違いますが、10月下旬から11月上旬にかけて見ごろを迎えるので、この時期に訪れると良いでしょう^^
2.蔦沼の紅葉【青森県】
photo@蔦沼
蔦沼は十和田八幡平国立公園内にあり、蔦沼・鏡沼・月沼・長沼・菅沼・瓢箪沼・赤沼の7つの総称です。その中でも一番大きい蔦沼は、ブナの原生林に囲まれ、紅葉の時期には燃えるような赤色が水面に映りこみます♡特に朝焼けの素晴らしさで知られ、シーズン中は朝早くから観光客が訪れます。
赤沼以外の6つの沼を巡る散策路「沼めぐりの小道」もあるので、紅葉を楽しみながら約1時間ハイキングができます^^路傍の苔や野鳥、夏にはホタルなど自然の恵みや美しさを感じられるスポットです♪
蔦沼へのアクセスは、公共交通機関を利用するなら、JR八戸駅か新青森駅からバスを乗り継いで1時間少し。八甲田山ふもとの低山の山奥にあり、10月中旬から下旬にかけて紅葉の見ごろを迎えます◎
3.八甲田山【青森県】
photo@八甲田山
蔦沼を訪れたなら、ぜひ八甲田山にも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか♪こちらの紅葉の楽しみ方は、山頂公園駅まで約10分間「八甲田ロープウェー」に乗り、360度のパノラマを楽しむこと♡
ブナ・ナナカマド・カエデ・ダケカンバなどが山頂付近は9月下旬ごろから色づきはじめ、山麓では10月中旬ころまで紅葉を楽しめます。ロープウェーからはさまざまな種類の紅葉を眼下に見下ろせ、津軽平野や陸奥湾、岩木山までも見渡せます♪すっきりとした秋晴れの日なら、北海道が望めることも^^
4.三ツ石山の紅葉【岩手県】
photo@三ツ石山
岩手県の中で一番早く紅葉が楽しめるスポットは、八幡平市にある三ツ石山です。山頂にある岩が三つの峰に見えることから、この名称で呼ばれるようになりました。標高1466mほどの山で、9月中旬頃からナナカマドやミネカエデなどが紅葉します。
山頂からの景色はとても美しく、岩手山や秋田駒ヶ岳が望め、紅葉の時期には眼下に赤いじゅうたんが広がります♡網張温泉から三ツ石湿原を通り山頂へ向かうコースなら、初心者でも登山を楽しめますよ^^
5.中尊寺の紅葉【岩手県】
photo@中尊寺
東北地方の紅葉スポットとして必ず挙げられる場所の一つが、ここ岩手県南部・平泉町にある中尊寺。中尊寺には、金色堂をはじめ3000点を超す国宝・国の重要文化財があります。12世紀初めに藤原初代清衡が国の平和を願って再興した歴史ある建物で、世界遺産にも登録されています◎
藤原氏の黄金時代を後世に伝え、平安美術の宝庫としても価値の高い中尊寺。10月下旬ごろからは、大日堂から金色堂への参道沿いや月見坂をはじめ、境内のいたるところでヤマハモミジやイロハモミジが紅葉します♡
神聖な建物の周りを鮮やかに色づくモミジが取り囲むさまは圧巻。10月下旬から11月中旬にかけて、18時30分頃までライトアップが行われ、夜空に浮かび上がるモミジが建物によく映え、筆舌に尽くしがたい景観を作り出します。
6.栗駒山【岩手県・宮城県・秋田県】
photo@栗駒山
岩手・宮城・秋田の3県にまたがる標高1626mの栗駒山は、高山植物や珍しい花などが見られる自然豊かな山です。山頂からは、太平洋まで一望でき、すばらしい景色に登山の疲れも癒されます♡
山の中腹やふもとには温泉が豊富に湧き出しているので、登山のあとに温泉に浸かり、汗を流してから帰ることもできますよ^^
栗駒山は、山のすべてをブナやナナカマド、イチョウなどに覆われています。色づき始める9月下旬から10月中旬にかけて一面が赤や黄色に染まり、溶岩とのコントラストが登山客の心を奪います♡この時期の頂上からの眺めは一見の価値ありです◎
7.鳴子峡の紅葉【宮城県】
photo@鳴子峡
宮城県にある紅葉の名所として筆頭に挙げられるのが、県北西部にある大崎市内にある鳴子峡。江合川の支流である大谷川の侵蝕により作り出されたV字型の渓谷で、高さ約100mの絶壁が2.5kmにわたって続いています。
渓谷には国道47号線の大深沢橋がかかっており、シーズン中はJR鳴子温泉駅から中山平温泉駅間で路線バスが運行しますが、混雑することも。早朝や夕暮れなど、時間をずらして出かけるのがおすすめです。
遊歩道も整備されているので、モミジやカエデ、ミズナラやアカシデなどを間近に眺めながら、紅葉と崖や岩のコントラストを味わうことができます♡点在する松の木の緑も美しく、さまざまな自然の景観美を一度に見られ、いつまで眺めていても飽きないほど♪
見ごろは、10月下旬から11月上旬にかけて。「鳴子峡レストハウス」の見晴らし台からの景色はとてもフォトジェニックで、SNS映えスポットとしても知られています♡紅葉を楽しんだ後は、歴史ある鳴子温泉郷で体を温めれば、ハイキングの疲れも癒されますよ^^
8.角館の紅葉【秋田県】
photo@角館
秋田藩の支藩である佐竹北家の城下町であった角館は、かつては秋田県の仙北郡に位置していた町です。2005年に田沢湖町・西木村と合併し、仙北市となりました。仙北市となった後も、角館町としてその名前を残しています◎
春には武家屋敷通りに咲き誇るシダレザクラの名所としても知られているこのスポットは、秋にはカエデやモミジが黒塀に映えて、風情を感じさせます♡10月下旬から11月中旬ごろが見ごろ。「みちのく小京都」と呼ばれるのも納得の、和の趣きを感じさせる町並みです。
角館駅から歩いて15分とアクセスが良いのも魅力のひとつ。「石黒家」や「河原田家」など見学することのできる武家屋敷もあり、また、現在も住居として利用されている屋敷もあるとか。レンタル着物店もいくつかあるので、着物でフォトジェニックな一枚を撮ってみてはいかがでしょうか^^
紅葉期間中の10月上旬から11月下旬にかけて、ライトアップが行われます。16時半ごろから22時にかけてライトアップされ、黒塀やかやぶき屋根と共に、紅葉が照らし出されるさまはとても幻想的です♡
9.蔵王温泉・蔵王エコーラインの紅葉【山形県】
photo@蔵王温泉
蔵王エコーラインは、山形県上山市から宮城県蔵王町にかけてのびる全長約26kmの山岳道路です。11月初めから4月下旬にかけては、雪のため閉鎖されていますが、春先には雪の回廊を楽しめることで知られています♪
夏の緑も美しいのですが、9月下旬頃には山頂からブナやカエデ、もみじなどが色づき10月中旬頃には赤や黄色で周囲が染めつくされます。時おりのぞく針葉樹の緑のコントラストがまた美しく、一面に華やかな絨毯が広げられたような景観が見られます。
エコーラインには、不動滝などの3つの滝を眺められる「滝見台」があり、荘厳な雰囲気をまとう滝や、エメラルドグリーンに輝く火口湖を見下ろせます。紅葉のシーズン中は、全国から訪れた観光客で渋滞することがあるため、刈田駐車場から火口湖までロープウェイを利用するのもおすすめ。
ロープウェイからは、熊野岳や地蔵山、刈田岳など1700m、1800m級の山々が連なるさまが眼下に見下ろせ、温泉街まで木々が紅葉しているさまは一度見たら忘れられません^^
10.裏磐梯高原の紅葉【福島県】
photo@裏磐梯高原
裏磐梯高原とは、福島県北部にある磐梯山・安達太良山・吾妻山に囲まれた高原地域で、磐梯朝日国立公園の一部です。特に、赤沼・青沼・毘沙門沼・弁天沼などたくさんの沼を総称した「五色沼湖沼群」で有名です。中でも青沼はエメラルドやターコイズのような美しい色で知られています◎
一番大きい毘沙門沼では、手漕ぎボートに乗って湖面からの景色を楽しむことができます♡季節や天候、見る角度によってさまざまな湖面の色が楽しめ、秋には湖岸を紅葉が取り囲みます。
全長約4kmの自然探索路もあるので、ハイキングをしながら野鳥や草木などの自然に親しむことができますよ^^
以上、東北で紅葉を見に行くなら外せないスポットを10選ご紹介しました♪ぜひ、素晴らしい景観を実際に見てくださいね^^
IMATABI公式LINE@

おすすめの記事や、宿泊券が当たるキャンペーン情報などをお届けします! QRコードが読み取れない場合はID「@imatabi」で検索してください。