【関西】梅雨の憂鬱感も吹き飛ぶ♪美しい紫陽花を楽しめる名所10選
1日中雨が降り続く梅雨は、近場に出かけることさえ億劫になりがち。でもこの時期は、さまざまな場所でさまざまな色や形の紫陽花が開花しており、息をのむほどの美しい絶景を楽しめるんですよ。そこで今回は、関西の紫陽花の名所を10ヶ所厳選してご紹介!美しい紫陽花を観賞して、梅雨の憂鬱感を吹き飛ばしましょう♪
『梅雨の憂鬱感を吹き飛ばしたい人』
『関西で美しい紫陽花を楽しめる名所を探している人』におすすめ!
1.久安寺/大阪府池田市
photo@「久安寺」
「久安寺」は、聖武天皇の勅願によって開創された、1200年を超える歴史を有する関西花の寺第12番霊場の古刹です。
20,000坪もの広大な境内では、国の重要文化財に指定されている楼門や、豊臣秀吉が座ったと伝わる腰掛石などの貴重な建造物を観賞できるほか、四季折々の草花の絶景を楽しめます。
なかでも6月~7月頃に開花する、約1,000株もの紫陽花は必見!「ガクアジサイ」などの一般的な品種だけでなく、花火のような形の花を咲かせる、「スミダノハナビ」などの珍しい品種も見ることができるんですよ♪
また、見頃を過ぎた後は、境内の池に浮かべられた絵画のような紫陽花も楽しめます!山の斜面で咲いていたときとは、また違う表情を楽しめて◎!
2.大阪市長居植物園/大阪府大阪市
photo@「大阪市長居植物園」
「大阪市長居植物園」は、複数のスポーツ施設や文化施設が完備された都市公園、「長居公園」内に併設されている植物園です。
24.2haもの広大な園内には、バラ園などの専門園からライフガーデン、サクラやサルスベリなどの花木、ちょっと珍しいユーカリ林まで四季折々・多種多様な植物が植えられており、その自然の豊かさから都会のオアシスとしても親しまれています。
また、園内には山奥の谷をイメージしたアジサイ園も。5月下旬から6月下旬には、市内最大級となる約45種・10,000株の紫陽花と、瑞々しい新緑との競演を楽しめます。「隅田の花火」や「ダンスパーティ」といった、珍しい品種なんかも見られるのだとか♪
開花期間中はフォトコンテストの開催や、紫陽花を象った金平糖の販売もされているので、そちらに参加するのもおすすめです。
3.三室戸寺/京都府宇治市
photo@「三室戸寺」
光仁天皇の勅願によって創建され、古くから貴族や皇族の崇敬を集めてきた、西国観音霊場10番札所「三室戸寺」。京都屈指の花の名所としても知られ、枯山水・池泉・広庭から成る5,000坪の広大な大庭園では、四季を通して極楽浄土のような自然の絶景を楽しむことができます。
なかでも、6月中旬になると開園される「あじさい園」では、約50種・20,000株におよぶ紫陽花の競演を堪能できます。幻の紫陽花と呼ばれる「七段花」という珍しい品種や、恋愛運がアップすると話題のハート型の紫陽花も見られるので、ぜひ探してみてくださいね♡
開花期間中の土日には、紫陽花のライトアップも行われています。日中とは違う表情を見せる幻想的な紫陽花も必見ですよ♪
4.善峯寺/京都府西京区
photo@「善峯寺」
「善峯寺」は、観音信仰の地として古くから崇敬されている、西国三十三所第20番札所です。山の中腹に位置する高低差の高い境内には、美しい自然と、歴史の深さを感じさせる風情ある景観が広がります。
こちらの見どころはなんといっても、眺望のいい境内に咲き乱れる約10,000株の紫陽花。山の斜面一面を、色とりどりの紫陽花が埋め尽くす光景は圧巻です。
特に高台から見ることができる、紫陽花と京都市街や比叡山の絶景の競演は、時を忘れてしまうほどの美しさなんですよ!雨の日に見られる、霧の中に浮かぶしっとりとした紫陽花も幻想的でおすすめです。
5.梅宮大社/京都府右京区
photo@「梅宮大社」
神社本庁に属さない単立神社である「梅宮大社」は、境内のあちこちに猫がいることから、猫神社としても親しまれています。子授け・安産の御利益があると古くから信仰されているほか、日本最古の酒造の神・酒解神を祀ることから、酒にまつわる神事や御利益も多くあります。
3,000坪にもおよぶ広大な池泉式回遊庭園では、1年を通してさまざまな草花の競演を楽しめます。特に有名なのは早春の梅ですが、ひそかに人気が高いのが、東神苑から北神苑にかけて植えられている紫陽花。
約60種・500本と、ほかの名所と比べると紫陽花の規模は小さいですが、木漏れ日が差し込む木々の中に鮮やかな紫陽花が咲く光景は、うっとりするほど美しいですよ。
また梅宮大社では、新品種の紫陽花の導入も積極的に進められています。新品種の紫陽花が大きく育って、境内に新たな色を添えてくれるのを待つのも楽しいかもしれませんね(^-^)
6.三千院/京都府左京区
photo@「三千院」
天台宗山門派の三門跡寺院のひとつに数えられる「三千院」。最澄が比叡山延暦寺を建立する際に梨の木の下に結んだ、小さな庵の「円融房」がその起源だといわれていますが、現在の大原の里に移るまでには、さまざまな場所に転居を繰り返したとされています。
境内には、池泉観賞式庭園「聚碧園」と池泉回遊式庭園「有清園」の2つの庭園があり、それぞれで趣の異なる景観を楽しめます。
こちらで最も有名なのは、あたり一面が緑に染まる青苔の風景ですが、実は初夏の紫陽花も人気。6月中旬頃になると、青を基調とした1,000株以上の紫陽花が境内を美しく彩ります。開花期間中には「あじさい祭り」も開催されますよ。
7.般若寺/奈良県奈良市
photo@「般若寺」
高句麗の僧・慧灌によって、飛鳥時代に創建されたといわれている「般若寺」。「コスモス寺」との呼び名でも親しまれているように、秋になると境内一面に咲く、コスモスの風景が有名な寺院です。
実は近年般若寺では、SNSを中心に梅雨時期の紫陽花が話題になっています。6月になると、丸いガラスの器に色とりどりの紫陽花がつめられた「花手水」が境内の至る所に置かれ、見る人の目を楽しませてくれるんですよ。
光が当たると紫陽花が輝き、よりフォトジェニックな光景に♡涼やかなガラスの花手水を見に、ぜひ足を運んでみて♪
8.長谷寺/奈良県桜井市
photo@「長谷寺」
初瀬山の中腹に位置する「長谷寺」では、「花の御寺」の呼び名でも親しまれる、西国三十三所第8番札所です。ご本尊は10mにもおよぶ日本最大の木造観音像で、日本有数の観音霊場にもなっています。
6月中旬頃になると、山内や境内の至る所で紫陽花が咲き誇り、訪れる人の目を楽しませてくれます。登廊をバックに紫陽花を見られたり、紫陽花越しに境内を一望できたりと、場所によって全く違った風景を楽しめるのも魅力です。
近年は、紫陽花が浮かべられた美しい鉢植えなんかも石段に並べられているのだとか。いろいろフォトジェニックな写真が撮れそうですね♡
9.矢田寺/奈良県大和郡山市
photo by:Kazue Asano『矢田寺』
日本最古の延命地蔵菩薩を安置していることから、日本のお地蔵さま発祥の地にもなっている「矢田寺」。
正式名称は「金剛山寺」ですが、地元では、戦乱から焼け残った矢田寺北僧坊・矢田寺大門坊・矢田寺念仏院・矢田寺南僧坊の4つの僧坊を総称した「矢田寺」か、地蔵信仰の中心地としての「矢田のお地蔵さん」の呼び名のほうが親しまれています。
「あじさい寺」との別名もあるように、初夏には境内が、約60種・10,000株の紫陽花によって美しく彩られます。雨に濡れる紫陽花の中を散策しながら、仏教の教えである「諸行無常」にしっとりと思いをはせてみては?
※令和5年のアジサイ園の開園は、5月27日~7月2日までとなっています。詳しい予定や時間帯は公式HPをご確認ください。
10.余呉湖(余呉湖あじさい園)/滋賀県長浜市
photo@「余呉湖」
気象条件があったときに、まるでボリビアのウユニ塩湖のような鏡の世界が広がることから、「鏡湖」とも呼ばれている「余呉湖」。その神秘的なたたずまいゆえに、「天女の羽衣伝説」や「龍神・菊石姫伝説」など、数々の伝説の舞台にもなっています。
三方を山で囲まれているため、1年を通して美しい景観を楽しめる余呉湖ですが、特におすすめしたいのが初夏。6月下旬頃になると、湖畔にある「余呉湖あじさい園」に植えられている約10,000株の紫陽花が、約600mの距離を美しく彩ります。
静謐な湖をバックに、白や青の可憐な紫陽花が咲き乱れる光景はまさに絶景。ゆっくり散策すれば、梅雨の憂鬱感だけでなくそのほかのストレスも吹き飛ぶこと間違いなしですよ!
色とりどり・さまざまな品種の紫陽花が一面に咲き乱れる光景は、日本の梅雨にしか見られない光景です。関西には、美しい紫陽花の絶景を楽しめる名所がまだまだたくさんあるので、ぜひ足を運んでみてくださいね♪
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