【海外】幻想的な世界に浸れる!ステンドグラスが美しい建物12選
鮮やかな光のアートをつくりだすステンドグラスには、時間を忘れて見入ってしまうほどの魅力がありますよね。特に海外には、美しい装飾のステンドグラスを見ることができる建物が、迷ってしまうほどたくさんあるんですよ!そこで今回は、美しいステンドグラスが見られる海外の建物を、12ヶ所厳選してご紹介します♡
『海外で美しいステンドグラスが見られる建物を探している人』
『海外で美しい光のアートを楽しみたい人』におすすめ!
1.サント・シャペル/フランス・パリ
photo@「サント・シャペル」
“聖なる礼拝堂”という意味をもつ「サント・シャペル」は、ルイ9世が収集・コレクションした聖遺産物の保管を目的に建築を命じた教会です。ゴシック建築の最高傑作ともいわれており、「パリのセーヌ河岸」として世界遺産にも登録されています。
一見しただけでは場所がわからない、目立たない教会としても有名で、初めて行く人は見落としてしまうことも多いのだとか。観光オフシーズンに行く場合は、特に注意してくださいね!
おすすめポイント:聖なる宝石箱と呼ばれる大スペクタクルのステンドグラス
教会内は細やかできらびやかな装飾がたくさん施されているサント・シャペルですが、なんといっても見どころは、パリ最古といわれる美しすぎるステンドグラス!
礼拝堂を取り囲む天井まで伸びる大窓には、赤と青を基調にした色ガラスで、キリストの物語が繊細かつ細やかに描かれています。鮮やかな光の帯が礼拝堂内を彩る光景は、まさに“宝石箱”の名にふさわしい美しさですよ!
太陽の光の具合によって輝き方が異なるので、日によってさまざまな表情を見せてくれるのも魅力のひとつ。季節や天気の状態によって、訪れる時間帯をずらすのもいいかもしれませんね♡
2.シャルトル大聖堂/フランス・シャルトル
photo by:Damo『シャルトル大聖堂』
「シャルトル大聖堂」は、パリの南西にある都市・シャルトル市にあるノートルダム大聖堂の通称で、フランス国内におけるゴシック様式建築の最高峰との呼び声も高い建物です。1979年には世界遺産にも登録されています。
幾度も火災に見舞われたことで建築当時の建物の多くが消失しており、ロマネスク様式の旧塔とゴシック様式の新塔が並び立つなど、建物ごとに建築様式が異なっているのも特徴です。
おすすめポイント:シャルトル・ブルーと呼ばれる鮮やかな青のステンドグラス
シャルトル大聖堂は、「バラ窓」をはじめ、170を超える大小さまざまなステンドグラス装飾を楽しめることでも有名です。
「シャルトル・ブルー」と呼ばれる深い青の光が堂内を染め上げる光景は、とにかく圧巻の一言!あまりの美しさと神々しさに、時間が経つのを忘れてしまいますよ。
3.ドン・ボスコ聖堂/ブラジル・ブラジリア
photo@「ドン・ボスコ聖堂」
「ドン・ボスコ聖堂」は、イタリアの聖人ドン・ボスコが見た理想郷の夢に感銘を受けたブラジル政府が、その夢の記憶の通りに建造したといわれている聖堂です。世界遺産「ブラジリア」の構成資産のひとつにもなっています。
おすすめポイント:12種類の濃淡がつけられた青のステンドグラス
聖堂内部に入ると、無機質なコンクリートの外観とは世界が一変!巨大な窓にはめ込まれた、12種類の濃淡がつけられた青いステンドグラスが美しいグラデーションを描き、幻想的な世界をつくり出します。
夜には天井に吊るされたシャンデリアによって、昼とはまた違った景色を楽しめますよ。ゆっくりベンチに座って、ぜひ静謐な青の世界に浸ってみてください♪
4.ブラジリア大聖堂/ブラジル・ブラジリア
photo by:travelmag.com『ブラジリア大聖堂』
王冠のようなユニークな外観をした「ブラジリア大聖堂」は、ブラジルの建築家オスカー・ニーマイヤーが設計した、カトリック教会の大聖堂です。16本の白い柱は、空に向けた祈りの手を表現しているのだそう。
おすすめポイント:青と緑の涼やかなステンドグラス
こちらの建物は白い柱の部分以外が窓ガラスになっており、青と緑の涼やかな色合いの、波模様のようなデザインのステンドグラスがはめ込まれています。
上からさんさんと光が降り注ぐことでステンドグラスが美しく輝くだけでなく、床に青と緑の波模様がきれいに反射するのも素敵なんですよ♪天井から吊された、3体の天使象も必見です。
5.カタルーニャ音楽堂/スペイン・バルセロナ
photo by:Jiuguang Wang『カタルーニャ音楽堂』
「カタルーニャ音楽堂」は、バルセロナの有名建築家リュイス・ドメネク・イ・モンタネールの最高傑作といわれる、レンガ造りのコンサートホールです。
アール・ヌーヴォー様式を現代に伝える歴史的価値の高い建物として、サン・パウ病院とともに世界遺産にも登録されています。現在もクラシックのコンサートなどが開催されており、音楽好きな観光客も数多く訪れます。
おすすめポイント:大ホール天井の鮮やかなステンドグラス
カタルーニャ音楽堂最大の見どころが、大ホール天井にはめ込まれた巨大ステンドグラスです。中央部分がせり出した珍しい造形のデザインは、太陽を取り囲んでいる様子を表現したものなのだとか♪
黄色やオレンジ、青や紫といった色とりどりのガラスが、ケンカせず美しく調和している様は圧巻の一言。ここでしか見られない造形のステンドグラス、ぜひ一度見てみてくださいね!
6.サグラダ・ファミリア/スペイン・バルセロナ
photo by:Ted & Dani Percival『サグラダ・ファミリア』
「サグラダ・ファミリア」は、天才建築家アントニ・ガウディが1882年に着工し、141年経った今なお建設が続けられている、バルセロナのシンボルになっている巨大カトリック教会です。
未完成ながらも繊細で細やかな彫刻が施された建物は美しく、「アントニ・ガウディの作品群」のひとつとして世界遺産にも登録されるほど、人々を魅了し続けています。
おすすめポイント:虹色の美しい光を放つステンドグラス
採光にこだわった建築家といわれるガウディは、ステンドグラスも美しい光が降り注ぐよう、計算し尽くしたデザインになっています。
東側「生誕のファサード」から暖色系の光が降り注ぎ、西側「受難のファサード」からは暖色系の光が降り注ぐことで、聖堂内部に虹色の光が広がるんですよ!あまりの美しさに息をすることも忘れてしまうかも!?
7.ナスィーロル・モルク・モスク/イラン・シーラーズ
photo@「ナスィーロル・モルク・モスク」
「ナスィーロル・モルク・モスク」は、イランの古都シーラーズに建てられた、イスラーム教のモスク(礼拝堂)です。外観や内装にピンク色のタイルや、バラの花が描かれたタイルが使われていることから、「ピンク・モスク」や「ローズ・モスク」とも呼ばれています。
おすすめポイント:カラフルな色使いのフォトジェニックなステンドグラス
モスクにはあまり使われない色鮮やかなガラスが多用されているのが特徴で、光が差し込む早朝になると内部が虹色に染まり、カラフルでフォトジェニックな景色が広がります。
ステンドグラスや内部の装飾に繊細で細かいデザインが施されているので、早朝の光のアートを見逃した場合でも充分楽しめますよ♪
8.ケルン大聖堂/ドイツ・ケルン
photo@「ケルン大聖堂」
正式名称を「ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂」という「ケルン大聖堂」は、ドイツ3大聖堂のひとつに数えられている、世界最大規模のゴシック様式聖堂です。
12世紀に東方三博士の聖遺骨が収められたことで、元々建っていた教会を再度建設し直し、一時は戦火によって消失しながらも、現在の美しい大聖堂となりました。
おすすめポイント:新旧さまざまなデザインを楽しめるステンドグラス
ケルン大聖堂のバイエルン窓には、色鮮やかで細かな模様も入れられたステンドグラス絵画が飾られています。
また、第二次世界大戦の爆撃で破壊されてしまった南窓には、2007年にドイツの芸術家ゲルハルト・リヒターがデザインしたという、コンピュータで不規則に配置した斬新なデザインのステンドグラスも!
今なお賛否両論な意見がある複雑かつ斬新なステンドグラス、誰かと鑑賞して意見交換してみるのもいいかもしれませんね♪
9.ドゥオーモ/イタリア・ミラノ
photo@「ドゥオーモ」
「ドゥオーモ」は、ミラノの中心にある同名のドゥオーモ広場に建つ、全長158m、幅92m、高さ108mにもなる、イタリアゴシック様式で最大規模を誇る教会堂です。
外観にも内部にも細かい装飾が施されているのが特徴で、外観の135本もの尖塔には、ひとつひとつの天辺に聖人が立てられているのだとか!リアルに描写された約3500体の彫刻も、表情からたたずまいに至るまで、ひとつひとつ異なるというのだから驚きですよね!
こちらは屋上に上がることもでき、ミラノ市内を一望できるほか、外観の尖塔や黄金のマリア像も間近で鑑賞することもできます。天気のいい日に見られる、アルプスの山並みの絶景も必見です♪
おすすめポイント:1枚1枚丁寧につくられた宗教画を組み合わせたステンドグラス
ドゥオーモでは、新・旧約聖書の聖人や聖母マリアの生涯をモチーフにした宗教画をいくつも組み合わせた、巨大なステンドグラスを見ることができます。
小さいながらも1枚1枚丁寧につくられており、同じ場面を描いているものでも、それぞれちょっとずつデザインが異なるという凝りっぷり!あまりのデザインの細かさと神秘的な光景に、圧倒されること間違いなしです(^^)
10.聖ヴィート大聖堂/チェコ・プラハ
photo by:Kuruman『聖ヴィート大聖堂』
正式名称を「聖ヴィート、聖ヴァーツラフ、聖ヴォイテフ大聖堂」という「聖ヴィート大聖堂」は、プラハ城の内側に建てられている、チェコ最大規模のゴシック様式建築の教会です。
建設になんと600年もの歳月がかけられており、チェコのなかで最も重く重要な位置づけがされている建物でもあります。
おすすめポイント:アルフォンス・ミュシャが手がけたステンドグラス
強度と美しさを兼ね備えた広々とした大聖堂内部には、色鮮やかで精巧なデザインのステンドグラスが数多く飾られています。特におすすめなのが、有名な芸術家アルフォンス・ミュシャがデザインを手がけたステンドグラス!
1枚1枚とても精巧につくられたステンドグラスは、ここでしか見られないものなので、ぜひじっくり鑑賞してみてください♡
11.サンクス・ギビングスクエア/アメリカ・テキサス
photo@「サンクス・ギビングスクエア」
アメリカ・テキサス州にある「サンクス・ギビングスクエア」は、フランスの芸術家ガブリエル・ロワールが設計した公共施設です。ソフトクリームのように白いとぐろを巻いたユニークな外観をしており、内部もらせん状に装飾が施されています。
おすすめポイント:らせん状に渦巻くステンドグラス装飾
外観と同様、こちらのステンドグラスもほかでは見られないユニークなデザイン♪青や赤、緑や黄色といった、色とりどりのガラスを組み合わせてつくられた幾何学模様のステンドグラスが、上に向かってらせん状に飾られているんですよ。
天井にも丸い大きなステンドグラスがはめ込まれており、太陽の光できらきらと美しく輝く美しい景色を楽しめます。
12.トリニティ教会/アメリカ・ニューヨーク
photo@「トリニティ教会」
「トリニティ教会」は、さまざまな映画の舞台にもなっている、ニューヨークで最古のゴシック様式教会です。小さいながらも細やかな装飾が施された荘厳で美しい教会で、国指定の歴史建造物にも指定されています。
おすすめポイント:カラフルながらも落ち着いた雰囲気がただようステンドグラス
外観と同じく、礼拝堂内部にも細やかな装飾が施されているトリニティ教会。特にステンドグラスは、宗教画や植物をモチーフにした繊細なデザインとなっており、カラフルな色使いながらも礼拝堂の荘厳雰囲気を壊さず、美しく調和しています。
街中にありながら喧騒とは無縁な教会なので、ゆっくりステンドグラスを楽しみたい人には打ってつけですよ♪
建物だけでなく、国ごとによって全く異なる色彩やデザインを楽しめる海外のステンドグラス。今回ご紹介した以外にも、海外には美しいステンドグラス装飾のある建物がまだまだたくさんあるので、ぜひお気に入りの国のステンドグラス装飾を見つけてみてくださいね!
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