【関西】鮮やかな色合いに心躍る♪美しいつつじを楽しめる名所10選
桜が終わった後に見頃を迎えるのが、赤や白、ピンクなどの鮮やかな色合いの花と、葉っぱの緑とのコントラストが美しい「つつじ」!品種によっては3月から咲くものもあり、長い期間花の観賞を楽しめるのも魅力なんですよ。そこで今回は、美しいつつじを楽しめる名所を、関西から10ヶ所厳選してご紹介します♪
『四季折々の草花を観賞するのが好きな人』
『関西にある美しいつつじの名所を探している人』におすすめ!
1.大和葛城山/奈良県御所市~大阪府南河内郡
photo by:coniferconifer『大和葛城山』
「大和葛城山」は、奈良県と大阪府の境、金剛山地のほぼ中央に位置する標高959.2mの山です。(※単に葛城山と呼ぶことも)
本格的な登山やハイキングを楽しめるスポットとして人気の高い山ですが、ロープウェイが開通しているため、山初心者でも訪れやすいですよ。
見どころ:真っ赤な絨毯を敷いたようなつつじの群生
5月になると、全国から登山家やハイカーが続々と訪れる大和葛城山。その理由は、「一目百万本」との呼び声も高い、つつじの群生絶景を楽しめるからなんです♪
山の斜面を真っ赤に染め上げるその様は、圧巻の一言!山頂にあるつつじ園には、散策路やデッキなども整備されているので、散策や食事休憩がしやすいのもうれしいポイントです(^^)
- 住所:奈良県御所市~大阪府南河内郡千早赤阪村
- 営業時間(葛城山ロープウェイ):9:10~17:00
- 料金(葛城山ロープウェイ):【大人】片道950円、往復1500円、【小人】片道480円、往復750円
- つつじの見頃:5月中旬
- つつじが見られるエリア:山頂付近の自然ツツジ園
2.依水園/奈良県奈良市
photo by:Tetsuhiro Terada『依水園』
「依水園」は、奈良市の中心部にありながら、喧騒とは無縁の静かな庭園です。
奈良晒の御用商人・清須美道清によって江戸前期につくられた「前園」と、明治時代の実業家・関藤次郎によってつくられた「後園」の、時代の異なる2つの庭園が合わさった池泉回遊式庭園となっており、その美しさと価値の高さから、国の名勝に指定されています。
見どころ:建物と木々、つつじが見事に調和した絶景を楽しめる
若草山や東大寺南大門などを借景にした、美しい景観が広がる依水園。春になると、約4,000株のつつじが一斉に咲き誇り、庭園に美しい彩りを添えてくれます♡美しく静かな庭園をゆっくり散策して、心と体の疲れを癒してみてはいかが?
- 住所:奈良県奈良市水門町74
- 開園時間:9:30~16:30
- 料金:一般1200円、大学・高校生500円、小・中学生300円、障がい者500円(介添人1名まで無料)、奈良市民はなまるカード所持者500円(※入園料には寧楽美術館の入館料含む)
- つつじの見頃:4月下旬~5月上旬
- つつじが見られるエリア:庭園各所
3.三室戸寺/京都府宇治市
photo by:Tetsuhiro Terada『三室戸寺』
「三室戸寺」は、光仁天皇の勅願によって創建されたといわれる、本山修験宗の別格本山寺院です。観音応現の霊地で、西国観音霊場十番札所にもなっています。
見どころ:庭一面を埋め尽くす圧巻のつつじの絶景
四季を通してさまざまな草花が美しく咲き誇る、花の寺・三室戸寺。特に4月~5月は、庭園の小高い場所に植えられた2万株ものつつじが一斉に開花し、境内一帯を白やピンク、朱色などの鮮やかな色に染め上げる、圧巻の絶景を楽しめます。
山を登るように整備された歩道を歩けば、まるでつつじの壁を通り抜けているような気分を味わうことができます。見晴らしもよいので、一番上まで歩き切ることをおすすめします♪
- 住所:京都府宇治市莵道滋賀谷21
- 拝観時間:【4/1~10/31】8:30~16:30、【11/1~3/31】8:30~16:00
- 料金:【平常】大人500円、小人300円、【2月~7月、11月】大人1000円、小人500円
- つつじの見頃:4月下旬~5月上旬
- つつじが見られるエリア:つつじ園
4.智積院/京都府東山区
photo by:bethom33『智積院』
東山の麓に建つ「智積院」は、全国に3000余りある真言宗智山派の総本山の寺院です。
京都駅からのアクセスがよく、境内にある智積院会館で宿泊することもできますが、観光ではなく参拝しに訪れる人の方が多い静かなお寺なので、ゆっくり散策したい人にはぴったりですよ♪
見どころ:境内と庭園、それぞれで異なるつつじの絶景を楽しめる
四季折々の草花の絶景を楽しめる智積院。4月中旬になると、石垣や金堂の裏手など境内各所につつじが咲き誇り、艶やかな姿を無料で楽しむことができます。
境内だけでも十分美しいつつじを堪能することはできますが、有料の「名勝庭園」では、境内とはまた違ったつつじの絶景が広がっているので、どちらのつつじもぜひ観賞してみてくださいね♡
- 住所:京都府京都市東山区東瓦町964番地
- 拝観時間:9:00~16:00
- 料金:【名勝庭園】一般300円、中・高生200円、小学生100円、【宝物館】一般500円、中・高生300円、小学生200円
- つつじの見頃:4月中旬~5月上旬
- つつじが見られるエリア:石垣、名勝庭園、境内各所
5.相楽園/兵庫県神戸市
photo by:harum.koh『相楽園』
「相楽園」は、国の登録記念物にも登録されている、神戸市唯一の日本庭園型の都市公園です。元々は神戸の実業家・小寺泰次郎の私邸につくられた庭園でしたが、後に神戸市が譲り受けて一般に公開されるようになりました。
園内には池泉回遊式の日本庭園が広がっており、飛石や石橋、流れ、クスノキなどの四季折々の草木が配された、深山幽谷の風景を楽しむことができます。
見どころ:庭園の緑と鮮やかなつつじのコントラストを楽しめる
実はつつじの名所としても有名な相楽園。5月に入ると、池の周囲に植えられた約4000株のつつじが次々と咲き誇り、瑞々しい庭園の新緑に華やかな彩りを添えてくれます。
つつじ開花期間中は、「つつじ遊山」という春のイベントも開催されます。庭園を眺めながら、音楽ライブやお茶席などを楽しんじゃいましょう♪
- 住所:京都府京都市東山区東瓦町964番地
- 開園時間:9:00~17:00
- 料金:大人300円、小人150円、身体障害者手帳など各種手帳を提示した方は無料(※介護者は等級によって料金が必要な場合あり)
- つつじの見頃:4月下旬~5月初旬
- つつじが見られるエリア:日本庭園
6.廣田神社/兵庫県西宮市
photo by:Rich M『廣田神社』
西宮市にひっそりと建つ、兵庫県第一の古社「廣田神社」。日本書紀にその名が記されているほど歴史が古く、神功皇后が国土の鎮めと外難の護りのために、武庫の地である廣田の国に創建したといわれています。
見どころ:兵庫県の天然記念物に指定されているつつじを観賞できる
廣田神社では、境内および外苑約2万平方メートルの10数ヶ所にわたって、兵庫県の天然記念物である「コバノミツバツツジ」が2万株も植えられています。
3月末に4月中旬にかけて一斉に開花し、周囲を美しい淡紫色に染め上げる光景は圧巻!例年4月第2土日に開催される、「つつじまつり」も必見です!
- 住所:兵庫県西宮市大社町7番7号
- つつじの見頃:3月末~4月中旬
- つつじが見られるエリア:神社外苑、歌碑周辺、神池周辺など
7.五月山公園/大阪府池田市
photo by:amenohi『五月山公園』
「五月山公園」は、池田市の中央部にある、標高315.3mの五月山の中につくられた市立公園です。園内では一年を通じて美しい草花の絶景を楽しめるほか、展望台や動物園、植物園なども併設されているので、1日中飽きずに遊ぶことができますよ。
見どころ:2ヶ月にわたって満開のつつじを楽しめる
五月山公園には、4月中旬~5月初旬までが見頃の「ヒラドツツジ」と、5月中旬~6月下旬までが見頃の「サツキツツジ」の2種類のつつじが植えられています。
2ヶ月にわたってつつじが開花しているので、ほかの名所のつつじが終わっても、五月山公園に行けばまだつつじが楽しめるのはうれしいですよね♡
- 住所:大阪府池田市綾羽2丁目5-33
- 開園時間:常時開放(動物園など一部施設は時間規定あり。詳しくはHPを要確認)
- 料金:無料
- つつじの見頃:4月中旬~6月下旬
- つつじが見られるエリア:園内全体
8.大阪城公園/大阪府大阪市
photo by:John Dunsmore『大阪城公園』
「大阪城公園」は大阪の中心部に建つ、緑あふれる森に囲まれた都市公園です。
広大な園内には大阪城天守閣などの重要文化財をはじめ、野球場などのスポーツ施設、音楽ホール、植物園などさまざまな施設を有しており、都会のオアシスとして連日多くの市民が訪れています。
見どころ:大阪城と色とりどりのつつじの共演を楽しめる
1年を通してさまざまな自然の表情を楽しめる大阪城公園。桜が終わった4月後半になると、色鮮やかなつつじが私たちの目を楽しませてくれます。
つつじは園内各所に植えられていますが、おすすめの観賞場所は本丸周辺!大阪城と美しい生垣、色とりどりのつつじという、豪華な共演を楽しめますよ♪
- 住所:大阪府大阪市中央区大阪城
- 開園時間:入園自由(※西の丸庭園は9:00~17:00まで)
- 料金:無料(※天守閣、西の丸庭園など一部施設の利用は有料。詳しくは公式HPを要確認)
- つつじの見頃:4月下旬~5月
- つつじが見られるエリア:本丸周辺、西の丸庭園、記念樹の森周辺など
9.石山寺/滋賀県大津市
photo by:Chris Gladis『石山寺のつつじ』
滋賀県大津の南端に建つ「石山寺」は、西国三十三所第13番札所にもなっている、東寺真言宗の大本山の寺院です。
平安時代の女流文学者・紫式部が、石山寺参詣中に「源氏物語」を執筆したとの伝説も残っていることから、紫式部ゆかりの花の寺として人気を集めています。
見どころ:歴代座主に大切に育てられた鮮やかなつつじの絶景
四季折々の草花が咲き誇る石山寺ですが、特に自然観賞を楽しめるのが春!4月下旬になると、歴代座主に大切に育てられてきたという「キリシマツツジ」が、参道を美しく染め上げる様を観賞することができます。
そのほかにも、「ミツバツツジ」や「ヒラドツツジ」などが境内各所に植えられているので、ゆっくり散策してみてください。
- 住所:滋賀県大津市石山寺1-1-1
- 参拝時間:8:00~16:30
- 料金(3/16~6/30まで):【入山のみ】大人・中高生600円、小学生250円、 【本堂内陣拝観※入山料必要】大人・中高生500円、小学生250円、【石山寺入山セット券(入山・本堂内陣・豊浄殿拝観)】 大人・中高生1100円(時期・利用施設によって料金の変動あり。詳しくは公式HPを要確認)
- つつじの見頃:4月下旬~5月上旬
- つつじが見られるエリア:参道両側、光堂周辺など境内各所
10.和歌山城/和歌山県和歌山市
photo by:極地狐『和歌山城』
「和歌山城」は、和歌山市の中心部にある、標高48.9mの虎伏山山頂に建つ梯郭式平山城です。美しい白亜の天守閣は和歌山市のシンボルになっており、国の史跡にも指定されています。
見どころ:天守閣を背景に咲き誇るつつじの絶景
市の花に選定されているほど、和歌山市民から愛されているつつじ。和歌山城でも、南にある空堀に約8000本の「ヒラドツツジ」が、西の丸広場の北側には「キリシマツツジ」がそれぞれ植えられています。
背景に映る白い天守閣と、薄紫色つつじの美しいコントラストは必見です!
- 住所:和歌山県和歌山市一番丁3
- 開園時間(和歌山城天守閣):9:00~17:30
- 料金(和歌山城天守閣):大人410円、小人200円
- つつじの見頃:4月末~5月上旬
- つつじが見られるエリア:空堀、西の丸広場の北側など
桜が散ってしまうと、出かけるのをやめてしまう人は多いですよね。でも実は、桜が終わってからが春本番!色鮮やかなつつじが気分をより盛り上げてくれますよ♪
関西には、有名観光地から穴場のスポットまで、美しいつつじの名所がまだまだたくさんあります。ぜひ関西の春を堪能しに、つつじを見に行ってみてください♪
【アイキャッチ画像】
photo by:Ryuichi Maeno『三室戸寺』
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