【関東】水の音に癒される!初心者におすすめの沢歩きスポット7選
高湿度・高気温が続く夏の暑さにやられて、何もやる気が起きない人は多いですよね。そんなときは、沢沿いの登山道や散策路がある涼しい場所で、沢歩きを楽しむのがおすすめです。今回は、初心者におすすめの関東の沢歩きスポットを、7ヶ所厳選してご紹介!涼しい沢沿いを歩きながら、暑い夏を乗り越えちゃいましょう♪
『夏の暑さを忘れられるアクティビティがしたい人』
『関東で初心者でも楽しめる沢歩きスポットを探している人』におすすめ!
沢歩きを楽しむためのポイント・注意点
photo by:kazuhiro kimura『奥多摩・水辺の風景』
まずは、沢歩きを楽しむためのポイントとして、沢歩きの魅力や、必要な服装・持ち物などについてご紹介します。
そもそも沢歩きってどんなことをするの?
「沢歩き」は、文字通り沢を歩いたり、沢の中に入って泳いだり、遊んだりすることだけを目的にした、水辺のアクティビティのことをいいます。
沢や滝を登りながら沢筋を辿る「沢登り」とは異なり、ハーネスやカラビナなどの特別な装備はいらず、クライミングの知識や経験も必要ない(※持ち物やルート確認などの事前準備、場所によっては登山装備が必要な場合もあり)ので、初心者や子どもでも挑戦しやすいですよ。
ハイキングがてら沢沿いをゆっくり散策するもよし、沢の中でビーチボールや泳ぐのを楽しむのもよし、体が冷えたら日の当たる場所で日向ぼっこをするもよしと、さまざまな楽しみ方ができるので、ぜひ自分なりの沢歩きプランを考えてみてくださいね♪
沢歩きをする際の服装
沢歩きスポットは基本緑が深く、沢沿いの道や沢の中に石がころがっている場所がほとんど。さらに、ハチやヒルが生息していることも多いです。そのため、ケガの防止やヒル避けのために、下半身は膝丈以上のパンツやジャージ、タイツや靴下などが必須です。
また、沢沿いは夏でも肌寒く感じるため、上半身は長袖Tシャツ+半袖Tシャツのほかに、化学繊維やウール素材のアンダーウェア、多少の雨や濡れにも強いレインウェアなどもあるといいでしょう。
沢歩きで持っていくべき物
沢歩きをする際は、最低限以下の物を持っていくことをおすすめします。
- ハイキングシューズ・トレランシューズ
- デイパック
- ヘルメット
- 水筒(1人1.5L以上)
- おにぎり・菓子パンなどの軽食、おやつ
- ビニール袋・ジップロック
- タオル・手ぬぐい
- 岩や木々をつかむ手袋・グローブ
- 帰宅用の着替え・靴
- ビーチボールや水中メガネなど遊ぶ用のグッズ など
必要に応じて、日焼け止めやサンダル、防水袋、防寒用のカイロなども用意しておくのもおすすめです。また、万が一に備えて、地図やコンパス、ヘッドランプ、緊急連絡用の携帯電話なども持っておくと安心ですよ。
それではここからは、初心者におすすめの関東の沢歩きスポットをご紹介していきます。
初心者におすすめの関東の沢歩きスポット1.奥多摩/東京都奥多摩町
photo by:kazuhiro kimura『奥多摩』
新宿から電車で約2時間の場所に位置し、巨樹や渓谷、湖に名瀑など、東京とは思えないほど豊かな自然が広がる「奥多摩」。
四季折々の自然の絶景を楽しめるだけでなく、鍾乳洞や温泉、カフェレストランといったおしゃれスポットも充実しているので、1年を通して多くの観光客が訪れています。
また、奥多摩には散策や水遊びなどをゆっくり楽しめる、初級の沢が多いのも魅力のひとつ。特に小坂志川中流や湯場ノ沢などは、地面が平らで水の流れも静かなので、沢歩きをするのにぴったりです。ところどころにある、小さな淵や小滝にも癒されること間違いなし!
初心者におすすめの関東の沢歩きスポット2.御岳山/東京都青梅市
photo by:Guilhem Vellut『御岳山』
自然の神秘のパワーが宿る場所として、古くから山岳信仰の霊峰として崇められている、東京都青梅市に位置する標高929mの山「御岳山」。四季折々の自然の絶景を楽しめるほか、さまざまな野鳥や昆虫とも出会えるとあって、野鳥・昆虫・植物の宝庫としても人気を集めています。
御岳山にはさまざまな周遊コースが用意されており、ケーブルカーで山頂の武蔵御嶽神社参道手前まで行けるので、初心者でも安心して登ることができますよ。
また、神社下の階段からは沢沿いの道「ロックガーデン」に行くことができ、ゆっくり沢歩きも楽しめます。岩で多少道がボコボコしているため、登山装備で行くと安心です。
初心者におすすめの関東の沢歩きスポット3.養老渓谷/千葉県大多喜町
photo by:TANAKA Juuyoh (田中十洋)『養老渓谷』
「養老渓谷」は、房総半島のほぼ中央、千葉県大多喜町と市原市朝生原をまたがって流れる、養老川によって形成された渓谷です。四季折々の渓谷美に温泉、渓流釣りやハイキングなど、さまざまなアウトドアレジャーを楽しめることから、千葉県内有数の行楽地として人気を集めています。
有名な「粟又の滝」がある渓谷下に降りていくと、養老川に沿って整備された遊歩道があり、川のせせらぎや滝の音を聞きながら散策することができます。
また、川の上流は岩をなめるように流れていて水深が浅いので、滑らない靴を履けば、岩の上から沢歩きを楽しむこともできちゃいますよ♡
初心者におすすめの関東の沢歩きスポット4.スッカン沢/栃木県那須塩原市
photo by:So『那須塩原』
「スッカン沢」は、高原山のカルデラ跡を水源とする、人の手がつけられていない大自然が今なお残る秘境の渓谷です。
スッカン沢というユニークな名前は、川の水に鉱物等の火山成分が多く含まれていて辛くて飲めないことから、昔から「酢辛い沢」と呼ばれており、その呼び方がなまって今のスッカン沢になったといわれています。
ナメ床や巨岩、沢を遡上するコースなどがあることから、沢登りを楽しむ上級者が多いスッカン沢。ただし、沢に沿うように遊歩道が整備されているほか、そこまで水の流れが激しくない場所や歩きやすい道も少なくないので、沢歩きを楽しみたい初心者にもおすすめですよ♪
初心者におすすめの関東の沢歩きスポット5.丹沢
photo by:8 og『丹沢』
「丹沢」は、神奈川県北西部の東西約40km、南北約20kmに渡って広がる、神奈川県の面積約6分の1を占める広大な山地です。
東京近郊からアクセスがしやすく、半日~日帰りの短い時間で行ける沢歩きルートがとにかく充実しているので、登山・沢歩き初心者にもおすすめのスポットです。
なかでも、水無川水系の沢や四十八瀬川水系の沢などは、丹沢を代表する沢歩き初心者向けコースだといわれているので、訪れてみてはいかがでしょうか♪
※現在登攀禁止の沢や、道がもろくなっている沢もあるので、実際に沢歩きをする際は入念な情報収集をするようにしてください。
初心者におすすめの関東の沢歩きスポット6.顔振峠/埼玉県飯能市
photo by:hiroaki maeda『顔振峠からの富士山』
埼玉県飯能市~越生町にまたがる、標高500mの峠「顔振峠(かあぶりとうげ)」。顔振という名前は、落ち延びている途中に立ち寄った源義経が、この峠からの風景のあまりの美しさに何度も振り返った、という伝説からつけられたといわれています。
顔振峠からの見晴らしはとてもよく、上まで登っていけば奥武蔵・秩父の山並みから富士山まで一望することができます。登山道は沢の中を歩くような道もあるため、トレッキングと沢歩きを同時に楽しむことができますよ♪
山道は木の根があらわになっているなど多少ワイルドな場所もありますが、子どもも探検気分で登れる道なので、沢歩き中級者から初心者までおすすめです(^^)
初心者におすすめの関東の沢歩きスポット7.宝篋山/茨城県つくば市~土浦市
photo by:Daisuke K『筑波山の風景』
「宝篋山」は茨城県つくば市の北東部、土浦市との境にある、筑波連山の最南端に位置する山です。
標高は461mと小さな山ですが、景観がとにかくすばらしいんですよ!四季折々の自然の絶景はもちろん、南西に広がる関東平野、北に広がる筑波山、榛名山、赤城山、日光連山を360度の大パノラマで楽しむこともできちゃうんです♡空気の澄んだ日には富士山を見られることも♪
登山初心者にも親しみやすいといわれている、宝篋山。6つある登山コースのなかで沢歩きを楽しむのにおすすめなのが、並走する沢伝いに登って行く「極楽寺コース」です。急な登りも多少ありますが、沢や小滝の水音と、時折沢上から吹く涼しい風で、リラックスして登山と沢歩きを楽しめますよ♪
手つかずの自然が残っていて、初心者から上級者向けのアクティビティまで楽しめる沢は、涼と癒しを求める夏に訪れるのにぴったりのスポット!
関東には沢歩きができる渓谷や山里がまだまだたくさんあるだけでなく、初心者向けの沢歩きツアーなどもいくつか開催されているので、沢歩きに興味のある人はぜひ挑戦してみてください!
【アイキャッチ画像】
photo by:TANAKA Juuyoh (田中十洋)『養老渓谷(粟又の滝)』
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