【関西】幻想的でロマンティック!ホタル観賞を楽しめる名所8選
初夏を迎えると観賞したくなるのが、淡い光を放ちながら舞うホタル!特に関西では、歴史的な街並みや建築物、緑豊かな自然のなかをホタルが飛び交う様を楽しむことができ、恋人と一緒に見ればロマンティックな夜を過ごせること間違いなしですよ♡今回は、ホタル観賞を楽しめる関西の名所を、8ヶ所厳選してご紹介します♪
『ホタルを間近で観賞してみたい人』
『関西のホタルの名所を探している人』におすすめ!
1.哲学の道/京都府左京区
photo by:Tomoaki INABA『哲学の道』
「哲学の道」は、銀閣寺と若王子神社(南禅寺と記載されている場合も)の間を結ぶ、約2kmに渡って延びる散歩道です。京都大学の教授で哲学者だった西田幾太郎がこの道をよく散策していたことから、現在の名前がつけられました。
桜の花筏など四季折々の絶景を楽しめる哲学の道ですが、実はゲンジボタルが生息しており、5月下旬になると、疎水沿いをゲンジボタルが飛び交う様を楽しむことができるんですよ♪
※哲学の道周辺は住宅街のため、静かに鑑賞するよう注意してください。
- 住所:京都府京都市左京区
- ホタルが観賞できる時期:5月末~6月上旬頃
- ホタルが観賞できる時間帯:20:00~21:00頃
- ホタルが観賞できるスポット:地蔵菩薩堂の橋周辺、大豊神社前など
2.けいはんな記念公園/京都府精華町
photo by:lhian pineda『けいはんな記念公園』
「けいはんな記念公園(※正式名称「京都府立関西文化学術研究都市記念公園」)」は、関西文化学術研究都市が建設されたことを記念して整備された、都市公園です。
自然との調和をテーマにした街の建設記念で整備されたことから、園内では里山環境の保全が行われているほか、里山林や回遊式日本庭園など、日本の文化や風土が表現されています。
そんなけいはんな記念公園では、毎年6月になると園内閉園後に、水景園でのホタル鑑賞イベントが行われます。美しい日本庭園とホタルのコラボ絶景を、ぜひご堪能ください♡
※水景園のホタル鑑賞会は完全予約制です。開催時期・申し込み方法等は、けいはんな記念公園の公式HPや公園管理事務所で確認・問い合わせをするようにしてください。
- 住所:京都府相楽郡精華町精華台6-1
- 開園時間:9:00~17:00(※ホタル鑑賞会の際は閉園後に入場可能)
- 料金:【水景園・芽ぶきの森】一般200円、小中学生・義務教育学校生100円、【ホタル鑑賞会】一般400円、小中学生200円、未就学児 無料
- 休園日:年末年始(※臨時休業あり。詳しくは公式HPを要確認)
- ホタルが観賞できる時期:6月上旬~6月中旬の金・土・日・月(※その年のホタル鑑賞会開催時期によって変動)
- ホタルが観賞できる時間帯:19:30~21:30(※1日3回の入場時間枠のなかから指定した時間帯で、各回30分ずつ観賞が可能)
- ホタルが観賞できるスポット:水景園
3.下鴨神社(賀茂御祖神社)/京都府左京区
photo by:inunami『下鴨神社』
「下鴨神社(正式名称「賀茂御祖神社」)」は、京都市左京区に位置する山城国一宮の神社。上賀茂神社とともに京都最古の神社のひとつに数えられており、東西の本殿などが国宝に指定されているほか、世界遺産にも登録されているなど、大変文化的・歴史的価値の高い神社となっています。
太古の自然を残す「糺の森」を参道一帯に有している下鴨神社。6月を迎えると、この糺の森の川沿いでホタルが飛び交う様を見ることができます。
糺の森は自由に散策ができるので、ホタルシーズン中なら好きな時間帯で観賞が可能ですが、確実にホタルの姿を見たいという人は、ホタルの放流イベント、「蛍火の茶会」に参加するのがおすすめです!
※蛍火の茶会のお茶席に参加するには、糺の森財団の会員になったうえで申し込みが必要です。(お茶席以外の催事は自由に参加可能)入会方法等は、糺の森財団の公式HPをご確認ください。
- 住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
- 参拝時間:【境内】6:00~17:00、【糺の森】散策自由
- ホタルが観賞できる時期:6月上旬頃(※蛍火の茶会は6月初旬・第2土曜日に開催)
- ホタルが観賞できる時間帯:17:00~ 21:00(蛍火の茶会での放流は20:00頃)
- ホタルが観賞できるスポット:糺の森の川沿い、御手洗川(※蛍火の茶会の際に放流)
4.新梅田シティ・中自然の森/大阪府大阪市
photo by:shrk『新梅田シティ』
「中自然の森」は、新梅田シティの敷地内、梅田スカイビルの正面に広がる鎮守の森です。園内には2100本もの木々が植えられているほか、大滝や渓流、遊歩道なども整備されており、都会にありながら豊かな自然の営みを楽しむことができます。
5月末になると、中自然の森では約2000匹ものホタルが放流され、幻想的な光の絶景を楽しめます。また、これまでのホタルの生育環境の整備のおかげで自然発生した、ホタルの姿も見られるそうなので、ぜひゆっくり観賞してみてください(^^)
- 住所:大阪府大阪市北区大淀中1丁目1-88
- 開園時間:散策自由(※ホタルの時期の金・土・日は入場制限あり。各日18:00より整理券を配布)
- 料金:無料
- 休園日:無休
- ホタルが観賞できる時期:5月末~6月上旬(※年によってホタルの放流時期は変動)
- ホタルが観賞できる時間帯:19:30~22:00
- ホタルが観賞できるスポット:中自然の森・もみじ谷
5.箕面公園/大阪府箕面市
photo by:Lawrence Murray『箕面公園』
「箕面公園」は、標高約100~600mの箕面山周辺に広がる、東京の高尾山とともに国定公園に指定されている公園です。
日本の滝百選に選出されている箕面大滝を有する風光明媚な景観と、四季折々の自然の風情を楽しめることから、国内外から多くの観光客が訪れる、大阪屈指の人気スポットとなっています。
そんな箕面公園では、毎年6月中旬頃になると箕面川沿い~箕面大滝のある滝道に向かってゲンジボタルが出現し、美しい光のショーを見せてくれます。ホタルは22:00頃まで飛んでいるので、川沿いの散策や大滝の雄大な姿も楽しみながら、ゆっくり観賞してみては?
- 住所:大阪府箕面市箕面公園
- 開園時間:【園内】散策自由、【箕面公園昆虫館】10:00~17:00
- 料金:【園内】無料、【箕面公園昆虫館】高校生以上280円、中学生以下 無料
- 休園日:【園内】無休、【箕面公園昆虫館】火曜日、年末年始
- ホタルが観賞できる時期:6月中旬~6月下旬
- ホタルが観賞できる時間帯:20:00~22:00
- ホタルが観賞できるスポット:箕面川沿い~滝道
6.東大寺/奈良県奈良市
photo by:SteFou!『東大寺』
「東大寺」は、聖武天皇の勅願によって国家鎮護のために建立された、華厳宗大本山の寺院です。盧舎那仏坐像が安置されている世界最大級の木造建造物・大仏殿とともに、時代を超えた国宝として世界遺産に登録されています。
修学旅行先としても人気の東大寺ですが、実は知る人ぞ知るホタルの穴場スポットなんです!6月初旬になると、二月堂裏参道周辺や大湯屋周辺の小川に、「大仏蛍」と呼ばれる天然のゲンジボタルが舞い飛ぶ、幻想的な光の絶景がつくり出されます。
こちらはホタルが飛び交うのが20:00頃と少し遅めなので、二月堂のサンセットを見た後、セットで楽しむのがおすすめです♪
- 住所:奈良県奈良市雑司町406-1
- 拝観時間:【大仏殿】4月~10月 7:30~17:30、11月~3月 8:00~17:00、【法華堂(三月堂)・戒壇院戒壇堂】8:300~16:00、【東大寺ミュージアム】9:30~17:30(11月~3月は17:00まで)
- 料金(2024年4月1日~):【入堂・拝観料】大人(大学生以上)・高校生・中学生800円、小学生100円、【大仏殿・東大寺ミュージアムセット券】大人(中学生以上)1200円、小学生600円
- ホタルが観賞できる時期:6月初旬~6月中旬頃
- ホタルが観賞できる時間帯:20:00~21:00頃
- ホタルが観賞できるスポット:大湯屋周辺の小川
7.十津川村/奈良県十津川村
photo by:senngokujidai4434『十津川村』
奈良県の最南端に位置する「十津川村」は、奈良県の市町村では最大、日本でも5番目の大きさと広さを誇る村です。村内の大部分が森林や瀞峡、滝など大自然に囲まれており、四季折々の自然の絶景や良質な天然高温泉などを楽しむことができます。
実はホタルの名所としても有名な十津川村。紀伊半島の大水害によって一時ホタルが減少していましたが、現在は数も戻り、見頃の時期になると、那花良(なかよし)広場付近の水辺でホタルが乱舞する様を見ることができます。
満天の星とホタルの光だけが輝く幻想的な光景を、ぜひ時間を忘れてゆっくり観賞してみてください♡
※那知合地区の那花良広場は十津川温泉から車で15分ほどかかりますが、期間中はホタル鑑賞道路(村道平谷那知合線)の通行自粛が呼びかけられているので、注意しましょう。
- 住所:奈良県吉野郡十津川村
- ホタルが観賞できる時期:6月中旬~7月初旬
- ホタルが観賞できる時間帯:19:30~22:00(ピークは20:00頃)
- ホタルが観賞できるスポット:那知合地区・那花良広場周辺、田園周辺
8.城崎温泉/兵庫県豊岡市
photo by:Phil Whitehouse『城崎温泉街』
「城崎温泉」は、開湯1300年の歴史を持つ、島崎藤村や志賀直哉など多くの文人墨客に愛されてきた温泉街です。「街全体がひとつの大きな温泉宿」という精神を温泉街の共通認識として持っており、昔ながらの温泉街の風情を崩すことなく維持しています。
実はあまり知られていませんが、毎年6月中旬頃になると、温泉街を流れる「大谿川」にホタルが飛び交うそう!ノスタルジックな温泉街に約100匹のホタルが乱舞する様は、息をのむほどの美しさですよ♡
- 住所:兵庫県豊岡市城崎町
- ホタルが観賞できる時期:6月上旬~6月下旬
- ホタルが観賞できる時間帯:19:30~20:00
- ホタルが観賞できるスポット:大谿川沿い・木屋町通り
人気観光地の神社仏閣など、意外な場所でホタル観賞を楽しめる関西。今回ご紹介した以外にも、関西にはたくさんのホタルの名所があるので、ぜひお気に入りのホタル観賞スポットを見つけてみてくださいね♪
なお、ホタルはデリケートな生き物で、騒いだり、懐中電灯の光を当てたりしてしまうと、今後その場所でホタル観賞ができなくなるおそれがあります。
ホタル観賞をする際は、「ホタルにカメラのフラッシュや懐中電灯の光を向けない」「決められた観賞場所以外には入らない」「ホタルやそのほかの動植物を採らない」などのマナーをしっかり守るようにしましょう。
【アイキャッチ画像】
photo by:tmkhr『箕面川と川床』
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