~ひとり旅でゆっくり巡る~岡山のおすすめ観光スポット20選

南部の瀬戸内海、北部の中国山地に囲まれた岡山。自然が作り出した美しい景色はもちろん、古い町並みが残る倉敷の美観地区や、ジーンズで有名な児島、まるで天空の城のような備中松山城など、ゆったりと観光したい場所がたくさんあります。だからこそひとり旅の行き先にも最適!おすすめの岡山の観光スポット20カ所を紹介します。

『岡山を旅行したい人』
『ひとり旅の行き先を探している人』におすすめ!

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【西日本豪雨災害にて被災された方々と、そのご家族に対しお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。】

1.瀬戸大橋と島々を眺望「鷲羽山」

photo@『鷲羽山


瀬戸内海に浮かぶ大小50ほどの島々と、岡山と香川を結ぶ瀬戸大橋の大パノラマの景色を見るならなんといっても鷲羽山(わしゅうざん)です。

晴天の瀬戸内海はもちろん、朝日や夕日の鑑賞スポットとしても人気です。時間が許せば、ぜひ標高133mの頂上「鍾秀峰(しょうしゅうほう)」に行くこともおすすめです。鍾秀峰からの景色は特に雄大で、約250度の展望を見ることができます。

山頂といっても、麓から遊歩道が整備されているので安心です◎

鷲羽山

 

2.夕日鑑賞やオリーブで瀬戸内を満喫「牛窓」

photo@『牛窓町フェリー乗り場


大海に沈む夕日もきれいですが、いくつもの島が浮かぶ瀬戸内海に沈む夕日もまた風情があるものです。

牛窓(うしまど)には「牛窓町フェリー乗り場」「天神社」「前島・大阪城築城残石群の展望台」など、美しい夕日が見られるスポットがたくさんあります。

photo byYuko Honda


photo bycotaro70s『牛窓』


また、瀬戸内海の気候で栽培される植物といえば、オリーブが有名ですよね。牛窓には約2000本のオリーブの木が茂るオリーブ園があります。園内の散策やお土産探しを楽しんでみてはいかがですか^^

牛窓町フェリー乗り場

 

3.白い砂浜が1km続く「渋川海岸」

photo@『渋川海岸』


「日本の渚百選」と「快水浴場百選」に選ばれた渋川海岸は、白砂の海岸線が約1kmも続いています。

夏は海水浴場としてたくさんの人が訪れますが、一年を通してヨットやウインドサーフィンなどのマリンスポーツが楽しめる場所として、海好きの皆さんから愛される海岸です。

白砂のビーチでのんびりするだけでも満たされますし、夕刻にここから見るライトアップされた瀬戸大橋も絶景です。ライトアップされた瀬戸大橋を見たい方は、ライトアップスケジュールをご確認くださいね!

瀬戸大橋ライトアップスケジュール

渋川海岸

 

4.風情ある町並み「倉敷美観地区」

photo@『倉敷』の川舟


昔のままのような建物や風景が残る倉敷美観地区。本町通りや東町の通りを歩けば、まるでタイムスリップしたような気分になります。

倉敷川ではかつて物資を運ぶ川舟たくさん往来していました。現在は観光用の川舟が運行しています。歩いて散策するもよし、ゆっくりと進む舟から町並みを眺めるもよし!

この辺りには「大原美術館」「倉敷市立美術館」「倉敷市立自然史博物館」などの施設も豊富で、見どころが満載です。

倉敷美観地区

 

5.ジーンズ好きにはたまらない「児島」

photo@『児島ジーンズストリート』


国産ジーンズのルーツという児島には、「児島ジーンズストリート」なんて通りがあるほど!

約400mの「児島ジーンズストリート」には地元のジーンズメーカーがたくさん出店しているので、ジーンズ好きなら何度も訪れたくなる場所です。

買い物するだけでもワクワクしますが、ジーンズ作り体験ができる工場もあるので、児島に行った際は世界に一つだけのジーンズを作ってみてはいかがですか?

児島ジーンズストリート

 

6.日本三名園の一つ「岡山後楽園」

photo@『岡山後楽園』


岡山城の目の前にある岡山後楽園は、水戸の偕楽園、金沢の兼六園と並ぶ日本三名園の一つでもあり、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも三ツ星に認定されている庭園です。

池などの水辺も含めると、全体面積は約144,000平方メートルにもなります。

広い敷地の中には…

  • 延養亭(えんようてい)
  • 廉池軒(れんちけん)といった江戸の趣の残る建物
  • 能舞台
  • 梅林
  • 茶畑
  • タンチョウを飼育する鶴舎

などの見どころがたくさん!

ソメイヨシノ、ボタン、ハス、紅葉、ツバキなど、年間を通して四季折々の植物を鑑賞できます。

また、茶会、茶摘み、能の鑑賞など、季節ごとにさまざまなイベントも開催されていますよ。

岡山後楽園

開園時間 3月20日~9月30日 7:30〜18:00
10月1日~3月19日 8:00〜17:00
電話番号 086-272-1148

 

7.樹齢1000年を越す「醍醐桜」

photo@『醍醐桜』


車でないと行くのが難しい場所ではありますが、岡山ひとり旅が桜の時期なら、ぜひとも実物を見ていただきたい桜です!

醍醐桜は県の天然記念物に指定されているほか、日本の名木百選にも選ばれています。種類はヒガンザクラの一種のアズマヒガン。樹齢はなんと1000年を超えていると考えられています!

樹高は約18m、根本の周囲は9m超、枝張りは東西南北約20mという圧巻の大木で、県下一の巨木といわれているほど。毎年、見頃の4月上旬~中旬あたりには日没から夜9時頃までライトアップが実施されているので、ぜひダイナミックな夜桜も見物してみてください!

シーズン中の土日の昼間は渋滞するので、できれば平日に行くことをおすすめします◎

醍醐桜

 

8.星空の絶景「美星天文台」

photo@『美星天文台』


その名の通り、星空がとてもきれいに見える美星町にあります。美星町は日本で初めて光害防止条例を施行した町で、地域の住民が一丸となって美しい星空を守っている素敵な町です。

美星天文台には口径101cmの望遠鏡があり、誰でもその望遠鏡で星を見ることができます。夜の天体観測はもちろん、昼間も4次元デジタル宇宙プロジェクトで宇宙の構造を立体的に映し出すプログラムを楽しむことができます。

天体に興味のある方は、昼から夜にかけて思う存分宇宙の世界に浸れる天文台です。

美星天文台

開館時間 昼 9:30〜16:00
夜 (金・土・日・月曜日)18:00〜22:00
※木曜日、祝日の翌日、年末年始は休館。
電話番号 0866-87-4222

 

9. 砂湯が楽しめる「湯原温泉」

photo@『湯原温泉』


湯原温泉は「露天風呂番付」で西の横綱にランクされた温泉です。

湯原湖と旭川を隔てる大きなダムの下に、24時間入れる無料露天風呂が開放されています。ここは川底から砂を噴きながら温泉が湧いているため、「砂噴き湯(砂湯)」と呼ばれています。

ダムの下の無料露天風呂はタオルの着用ができるものの、「ちょっと抵抗がある…」という方もご安心を!宿泊や日帰り入浴ができる温泉宿がたくさんあります。

この辺りには温泉ミュージアムや温泉薬師堂など、温泉の恵みを感じられる観光スポットもあるので、温泉好きの方のゆったりひとり旅には特におすすめです。

湯原温泉 砂湯

 

10.花畑とサイクリング「笠岡」

photo@『道の駅 笠岡ベイファーム』


とても広大な花畑のある「道の駅 笠岡ベイファーム」では、春先から秋にかけて菜の花、ポピー、ひまわり、コスモスといった四季折々の花が咲き誇ります。

笠岡ベイファームではレンタサイクルも行っているので、晴れた日は干拓地をぐるっと自転車で巡ってみてはいかがですか?

笠岡ベイファームにはバイキングレストラン「四季彩」やテイクアウトの「ひまわりカフェ」などの食事処があります。3月下旬~11月上旬まで販売している「おかやま白桃スムージー」は花畑散策のお供にピッタリ!

笠岡市には「カブトガニ博物館」「御嶽山ハイキングコース」などがあるほか、鮮魚がおいしいお店もたくさんあるので、目もお腹も満足できること間違いなしです!

道の駅 笠岡ベイファーム

営業時間 食事・喫茶 11:00〜15:00
店舗・売店 9:00〜18:00
休憩所 24時間利用可能
電話番号 0865-67-6755

 

11.優雅な避暑地「蒜山高原」

photo@『蒜山高原』


鳥取との県境にある蒜山(ひるぜん)といえば、みそベースの濃厚な甘辛ダレと鶏肉のうま味がたまらない「ひるぜん焼そば」が有名ですよね。

ひるぜん焼そばの食べ歩きマップはこちら。

「ひるぜん焼そば」食べ歩きマップ

ひるぜん焼そばはもちろん欠かせないですが、標高500~600mの蒜山高原は夏の避暑地や冬のスキー場といったリゾート地としての魅力もたっぷりなので、ぜひゆっくり滞在していただきたい場所です。

「蒜山ジャージー牛」の牛乳で作ったソフトクリームは濃厚でおいしいことで有名!
のんびりできる温泉施設もあるので、緑に囲まれた癒しを求めるひとり旅におすすめです!

蒜山高原

 

12.雲海に浮かぶ山城「備中松山城」

photo@『備中松山城展望台』からの備中松山城


標高約430mの臥牛山(がぎゅうざん)の頂上付近に建つ備中松山城は、天守が現存している山城としては日本で最も標高が高い場所にあります。

お城に行って見学するのも素敵ですが、上の写真のように山々や雲海に囲まれたお城を遠くから見た風景をテレビなどで見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?

写真のような風景は、「備中松山城展望台」という場所から見られます。雲海は9月下旬~4月上旬の、日中との気温差が大きい朝方に見られる可能性が高まります。

12月~2月までは積雪することもあるので、天気予報を要チェックしてください◎

備中松山城

入場時間 4月~9月 9:00〜17:30
10月~3月 9:00〜16:30
※12月29日~1月3日は休みのため、本丸への入城はできません。
電話番号 0866-22-1487

 

13.360mの廻廊「吉備津神社」

photo@『吉備津神社』


岡山といえば桃太郎!岡山市内の吉備津(きびつ)神社は、桃太郎伝説のモデルとなった場所として知られています。

上の写真の本殿は比翼入母屋造(ひよくいりもやづくり)と呼ばれ、吉備津神社でしか見られない特殊な造りなのだそうです。

その本殿の後方に廻廊が建てられているのですが、その全長はなんと360m!自然の地形に沿って一直線に建てられた廻廊は圧巻です!
県指定の重要文化財にもなっています。

吉備津神社

 

14.ベンガラ色の赤い町並み「吹屋」

photo@『吹屋』


黄土を焼いて作る赤い顔料を「ベンガラ」と言います。高梁市の吹屋にはベンガラ色の建物が続く美しい町並みが残っていて、国の重要伝統的建造物群保存地区に認定されています。

この素敵な町並みのほか、日本最古の木造校舎「旧吹屋小学校」や、江戸時代から大正時代にかけて黄銅鉱や硫化鉄鋼などが採掘されていた「吹屋銅山笹畝坑道」など、歴史が感じられる風景に出会うことができます。

かつて吹屋ベンガラで成功した西江家の「西江邸」では、スカーフやストールのベンガラ染め体験もできます。(※3日前までに要予約です。)

吹屋ふるさと村

 

15.好みの備前焼を探す「備前」


備前市の中でも「備前エリア」と呼ばれる場所が、まさに備前焼の名産地です。

料理や晩酌にこだわる方ならぜひ使っていただきたいのが備前焼!

備前焼は表面に微細な凹凸や気孔が多いという特徴があるため、お皿に乗せた料理が乾燥しにくかったり、ビールはきめ細かな泡が長続きしたり、日本酒やウイスキー、ワインはまろやかでコクが深い味になったりと、いいことづくしです!

購入できる場所や備前焼作りが体験できる場所がたくさんあるほか、毎年10月の第3日曜日とその前日の土曜日に「備前焼祭り」も開催されています。お好みの食器やインテリアを探してみてはいかがですか?

備前焼伝統産業会館

営業時間 1階(東備観光情報センター) 9:00〜18:00
2階(展示即売所) 12:30〜17:30
※火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)と、12月29日~1月3日は休み。
電話番号 1階 0869-64-1100
2階 0869-64-1001

 

16.西日本一の規模「神庭の滝」

photo@『神庭の滝』


高さ110m、幅20mの神庭(かんば)の滝は西日本一の規模を誇り、「日本の滝百選」や「日本百景」にも選ばれています。ケヤキやカエデなどが生い茂る渓谷林も豊かで、新緑や紅葉のシーズンは特に目を見張る光景となります。

滝の観光ではありますが、この辺りは「神庭の滝自然公園」という県立自然公園に指定されています。このため、開園時間は午前8:30~午後5:15まで、入園料は大人300円(2018年夏時点)と決まっているほか、ペットの入園を禁止されているのでご注意ください。

神庭の滝自然公園

開園時間 8:30〜17:15
※年末年始は休園。
電話番号
(管理事務局)
0867-44-2701

 

17.滝を裏側から眺められる「岩井滝」

photo@『岩井滝』


岡山県最北端近くの三国山にあります。標高約830m、水温は年間通して10度前後の場所なので、冬期は立ち入りが難しくなりますが、夏の観光にはとても快適な場所です。

滝の高さは約10m、幅は約6mと、規模自体は小さいですが、岩井滝の魅力は規模ではなく裏から眺められることです。岩盤が突き出ているので、滝の裏を歩くことができるんです!

駐車場から岩井滝までの山道の傍にせせらぎが流れているので、道中の森林浴も最高に気持ちいいものです。

岩井滝

 

18.アートな瀬戸内海の島「犬島」

photo@『犬島』


宝伝港から船で10分ほどの場所にある有人の離島です。

犬島には1909年からわずか10年だけ操業していた銅の製錬所「犬島製錬所」の工場跡や煙突が残っており、ここは経済産業省による「近代化産業遺産群33」の一つに認定されています。

現在は当時の銅製錬所の遺構を保存・再生するために「犬島製錬所美術館」が建てられています。過去と現在が融合している外観だけでも不思議な感覚になってしまいます。

犬島全体が路地裏や道端にオブジェやアートが溢れていて、そういったものを見つけながら島を散策するのも楽しい!海が見えるオシャレなカフェもあるので、ランチや散策後のスイーツも楽しめますよ♪

犬島

 

19.幻想的なライトアップ「満奇洞」

photo@『満奇洞』


岡山には大なり小なり、複数の鍾乳洞があることを知っていますか?その一つが新見市の満奇洞(まきどう)です。

満奇洞の総延長は約450m、最も広いところの幅は約25mあります。洞内の温度は年間を通して14~15度なので、夏はひんやりとして約30分の探索中はとても快適です。

幻想的なライトアップは写真映えも抜群です!

満奇洞

営業時間 8:30〜17:00
※入洞は16:30まで。
電話番号 0867-74-3100

 

20.高さ24mの峡谷「井倉峡」

photo@『井倉峡』


満奇洞と同じく新見市にある井倉峡。高梁川の峡谷で、高さ約240mの石灰岩の絶壁と緑や紅葉のコントラストは圧巻の自然の美しさです。

ここにも「井倉洞」という鍾乳洞があります。井倉峡の石灰岩の絶壁に入り口がある井倉洞の全長は、西日本で山口県の秋芳洞に次ぐ規模の約1200m!

洞内の高低差は約90mもあるので、中を歩くと冒険している気分に満ち溢れてきますよ!

井倉峡

 

自然も町並みも買い物も楽しい!(まとめ)

photo@『倉敷美観地区』


岡山には瀬戸内海の独特の風景や、昔のままの建物が残る町並み、豊かな山の自然など、旅行したい場所がたくさんあります!

岡山駅は新幹線も停車するので、移動しやすいのもありがたいですよね。

ちょっとお休みが取れたら、岡山の海、山、町を楽しみに出掛けてみてはいかがですか♪

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