【関東の美しい滝15選】周辺情報やアクセス方法もチェック!
自然の中のレジャー目的にとどまらず、リフレッシュしたいときにもなぜか見に行きたくなる滝。関東には壮大な規模の滝から繊細で美しい滝まで、いろんな滝の観光スポットがあります!ハイキングやキャンプなどの周辺情報や公共交通機関を利用したアクセス方法と合わせて、「関東にある美しい滝15選」をご紹介します。
『関東で滝を見たい人』
『自然の中の癒しスポットに行きたい人』におすすめ!
1.華厳の滝(栃木県日光市)
photo@『華厳の滝』
滝といえば、華厳の滝は外せないでしょう!中禅寺湖の水が流れ落ちる高さ約97mの大瀑布は、和歌山県の「那智の滝」や茨城県の「袋田の滝」と並ぶ、日本三大名瀑の一つです。
観瀑台へはエレベーターで行くことができ、そこから間近に見える滝つぼは迫力満点!(※エレベーターは往復で大人550円、営業時間は季節によって変動します)
緑の美しい季節、紅葉の季節、雪景色の季節…1年を通して表情を変えていきます。
日光市には大小さまざまな滝がありますが、やはり華厳の滝は必見です。また、次にご紹介する「湯滝」や「竜頭の滝」も移動圏内なのでぜひチェックしてくださいね!
【公共交通機関を利用したアクセス】
東武日光駅から東武バスで約50分乗車した先のバス停「中禅寺温泉」で下車。
バス停から徒歩で約5分。
華厳の滝
2.湯滝(栃木県日光市)
photo@『湯滝』
湯ノ湖の南端にある滝で、高さ約70mから、岩壁を約110mの長さで流れ落ちる姿に魅了されます。
湯滝を流れ落ちた水は戦場ヶ原を流れる湯川につながっており、次に紹介する「竜頭の滝」を流れて中禅寺湖に注いでいます。湯滝の滝つぼの近くには観瀑台があり、下から見上げる滝は美しく迫力もあります。
最寄りのバス停からも近い場所にありますが、戦場ヶ原から北に向かうハイキングコースの途中にあるので、ハイキングと滝の鑑賞の両方を楽しむこともできますよ◎
【公共交通機関を利用したアクセス】
東武日光駅、もしくはJR日光駅から東武バスで約1時間乗車した先のバス停「湯滝入口」で下車。
バス停から徒歩で約7分。
湯滝
3.竜頭の滝(栃木県日光市)
photo@『竜頭の滝』
竜頭(りゅうず)の滝は、男体山の噴火によってできた階段状の溶岩の上を水が勢いよく流れる、日光の三大名瀑の一つの滝です。
全長は約210m、横幅は約10mの滝の周りに生える木々が紅葉する秋は、まさに日本の絶景といえる風景が広がります。
9月下旬からはモミジやシナノキなどの紅葉、5~6月には赤紫色のトウゴクミツバツツジに彩られます。
その名の通り「竜頭の滝」というバス停から徒歩2分ほどの場所にあるので、比較的アクセスもいい場所です。
上に挙げた「華厳の滝」や「湯滝」も5km圏内なので、滝巡りの旅にも最適!
また、「湯滝」との間に広い湿地帯の「戦場ヶ原」があるほか、中禅寺湖の周囲を通りながら「華厳の滝」に向かうこともできるので、ドライブと自然を楽しむ旅にもピッタリです。
ここまでで挙げたように、この周辺に行くなら「華厳の滝」「中禅寺湖」「竜頭の滝」「戦場ヶ原」「湯滝」を一気に楽しみたいものですね。
【公共交通機関を利用したアクセス】
東武日光駅、もしくはJR日光駅から東武バスで約1時間乗車した先のバス停「竜頭の滝」で下車。
バス停から徒歩で約2分。
竜頭の滝
4.龍門の滝(栃木県那須烏山市)
photo@『龍門の滝』
高さが約20m、幅が約65mの大滝で、大蛇が住むという伝説があったことが名前の由来になったと言われています。
すぐ近くの「龍門ふるさと民芸館」では、この大蛇の伝説を知ることができたり、お土産を買ったりできるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
龍門の滝の遊歩道からは滝を間近に見ることができるほか、滝つぼの周辺まで近づくこともできるので、夏には滝の近くで涼しげな川遊びを楽しむ人も。
また、11月中旬~下旬には鮭の遡上が見られたり、冬には滝が凍結した姿を見ることもできます。
写真好きの人には春が一番おすすめかもしれません。
桜が咲き誇る中、滝の上を列車が通過する様子を撮影できるからです。
【公共交通機関を利用したアクセス】
JR滝駅から徒歩で約5分。
龍門の滝
5.吹割の滝(群馬県沼田市)
photo@『吹割の滝』
「東洋のナイヤガラ」とも呼ばれる吹割(ふきわれ)の滝。落差は約7m、横幅は約30mで、地面が割けたようになったところにごうごうと水が流れ落ち、滝つぼから水が跳ね上がってくる様子は圧巻です。
片品川の水が、岩質の軟らかい部分を侵食して多数の割れ目が生じたことで、現在のような姿になったそうです。吹割の滝の周辺一帯には、自然の見どころがいっぱいです。
たたみ千畳分の広さという浅い川床の「千畳敷(せんじょうじき)」、大きな口の般若に見える「はんにゃ岩」、激流の「鱒飛の滝」などがあります。
吹割の滝の入り口までは地下通路を通って行けます。その地下通路の入り口となっているのが「伽羅苑」という施設で、食事をしたり、車で来た人は駐車もできるので至れり尽くせりです。
【公共交通機関を利用したアクセス】
JR沼田駅からバスで約45分乗車した先のバス停「吹割の滝」で下車。
もしくは、上越新幹線の上毛高原駅からバスで約1時間10分乗車した先の「吹割の滝」で下車。
バス停から徒歩約3分で「伽羅苑」。
吹割の滝
6.魚止めの滝(群馬県吾妻郡長野原町)
photo@『魚止めの滝』
魚止め(うおどめ)の滝は近隣に駅やバス停がなく、車でないと行きづらいところですが…
だからこそ日常から解放されるような自然がいっぱいです。
近くの駐車場からは、「浅間大滝」への遊歩道と、「魚止めの滝」への遊歩道が出ています。遊歩道は木々に囲まれていたり、渓流沿いを歩けたりするので、気持ちいい森林浴が楽しめます。
「浅間大滝」が10mの落差で水が落ちるのに対し、「魚止めの滝」は3段の岩の上を水が流れ落ちます。近くにあるのに違った風景の滝が2つ見られるので満足度も大!
この辺りは軽井沢に近いので、避暑やリゾートと合わせて訪れる人も多いです。軽井沢とセットで観光できるのが魅力ですが、駐車場の台数が20台ほどなので、観光シーズン真っ只中は少し避けた方がいいかもしれません。
【公共交通機関を利用したアクセス】
※近隣に駅やバス停がないので車を利用することをおすすめしますが、散歩を楽しみたいという方はご参考にしてください。
長野原草津口駅からバスで約40分乗車した先のバス停「草津交通北軽井沢停留所」で下車。
バス停から徒歩で約30分。
魚止めの滝
7.袋田の滝(茨城県久慈郡大子町)
photo@『袋田の滝』
「華厳の滝」でもご紹介したように、「袋田の滝」は日本三大名瀑の一つに数えられています。高さ約120m、幅約73mの圧巻の大きさで、4段の大岩壁を落下する迫力満点の滝。
水が白糸のようになめらかに流れる日もあれば、ごうごうと激しく流れる日もあり、秋には紅葉とのコントラストが美しく、冬には滝全体が凍結する「氷瀑」に姿を変えます。
袋田の滝から5km弱のところに「奥久慈大子観光やな」という観光施設があります。自然に恵まれていないと食べられない、新鮮でおいしい鮎の料理が食べられることで人気!
初夏から秋にかけては鮎のつかみ取りも体験できますよ!
【公共交通機関を利用したアクセス】
JR袋田駅からバスで約10分乗車した先のバス停「滝本」で下車。
バス停から徒歩で約10分。
袋田の滝
8.汐見滝(茨城県高萩市)
photo@『汐見滝吊り橋』
汐見滝は花貫(はなぬき)渓谷内にある「不動滝」の上流にある小規模な滝です。小規模ですが、深くてエメラルドグリーンに見える滝つぼは思わず見入ってしまう魅力があります。
そして、なんといっても写真にある「汐見滝吊り橋」の景色が最高に美しい!高さが約60mの吊り橋で、下に見える渓谷の景色も素敵。
また、川沿いの木々の枝が吊り橋にせり出しているので、新緑の時期はみずみずしさを感じる風景となり、紅葉の時期は吊り橋に紅葉のじゅうたんが敷き詰められます。
高萩市の内陸(山側)に汐見滝がありますが、高萩市は海に面しており、高萩駅も海に近い場所にあります。太平洋の景色が美しい海岸や海水浴場、おいしい海鮮の食べられるお店もあるので、高萩駅周辺も散策してみることをおすすめします。
photo bywa_me
【公共交通機関を利用したアクセス】
JR高萩駅からタクシーで約25分。
(汐見滝から徒歩で約10分のバス停「鳥曽根上」までのバスもありますが、本数が少ないのでご注意ください。)
汐見滝
9.濃溝の滝(千葉県君津市)
photo@『濃溝の滝』
「まるでジブリの世界のよう」と、人気が高まっている濃溝(のうみぞ)の滝。
もともとは人工的に掘った洞窟の中を通した人工の滝ですが、自然と溶け込んで季節ごとに新緑や紅葉などと美しくコラボレーションする様子はとても幻想的です。
もうすっかり有名ですが、洞窟の中に日の光が差し込んで岩肌や川の水面を照らす瞬間は、日の光が水面に反射して横向けのハート型にも見えます。
ハート型の景色を写真に収めるなら3月と9月の早朝~午前中を狙いましょう。
東京都心から車で1時間強の場所が、近隣に駅やバス停がないので、車で行くことをおすすめします。近隣の鴨川市には「鴨川シーワールド」、富津市には「マザー牧場」などのお楽しみ施設もありますよ!
【公共交通機関を利用したアクセス】
※近隣に駅やバス停がないので車を利用することをおすすめしますが、電車の旅を楽しみたいという方はご参考にしてください。
JR上総亀山(かずさかめやま)駅からデマンドタクシーで約15分。
(終点の上総亀山駅行きの電車は本数が少ないです。久留里駅までの場合は久留里駅からデマンドタクシーで20分強。)
濃溝の滝
10.粟又の滝(千葉県夷隅郡大多喜町)
photo@『粟又の滝』
滑り台のような岩肌を約100mにわたって水が流れ落ちる美しさが魅力の粟又(あわまた)の滝は、房総一の名瀑布と言われています。
新緑の時期も、11月下旬~12月上旬までの紅葉の時期も、心を惹きつけられる風景が広がります。
粟又の滝は養老渓谷の中にあり、粟又の滝や展望台、水月寺、小沢又の滝などを約4kmでぐるっと一周巡れる「滝めぐりコース」という遊歩道も整備されています。
また、小湊鉄道の養老渓谷駅からは「バンガロー村・弘文洞跡コース」(約7.4km)や、「大福山・梅ヶ瀬コース」(約9.6km)のハイキングコースもあります。
大多喜町には黒湯が特徴の温泉宿も数カ所あるので、ハイキングで歩いて温泉で体を癒すという旅行も楽しめます。
上でご紹介した「濃溝の滝」も比較的近い場所にあるので、車だと1日で2カ所巡ることも十分可能ですよ。
【公共交通機関を利用したアクセス】
いすみ鉄道、もしくは小湊鉄道の上総中野(かずさなかの)駅から深勝バスで約15分乗車した先のバス停「粟又の滝」で下車。
バス停から徒歩で約2分。
粟又の滝
11.五常の滝(埼玉県日高市)
photo@『五常の滝』
滝の落差は約12mで、その水の流れは厳かな雰囲気があります。
「五常」とは仁・義・礼・智・信の5つの道徳を意味するそう。滝の近くには瀧不動尊が祀られています。
入山する場合は1週間前までの予約が必要で、入山料(ガイド込み)が大人600円、大人10名以上の団体のみ受け付け可となっているのでご注意ください。
五常の滝 料金/入山案内
また、滝のすぐ近くには駐車場がなく、最寄りの武蔵横手駅から林道の散策コースを30分ほど歩いて滝にたどり着けるので、歩きやすい格好で行くようにしてくださいね◎
武蔵横手駅の隣の高麗駅の近くには、「巾着田曼珠沙華(きんちゃくだまんじゅしゃか)公園」があります。
雑木林の中に真っ赤なじゅうたんを敷いたように、500万本の曼珠沙華が咲き誇るシーズンは9月中旬~10月上旬あたり。
春の桜や菜の花、夏のアジサイ、秋の曼珠沙華やコスモスなど、一年のほとんどが見どころなので、五常の滝の散策と合わせて訪れてみてはいかがですか?
【公共交通機関を利用したアクセス】
西武池袋線の武蔵横手駅から徒歩で約2分行った先に「五常の滝周辺コース」に入る。
滝までは徒歩で約30分。
五常の滝
12.明神の滝(埼玉県秩父郡長瀞町)
photo@『明神の滝』
カヌーやラフティング、ライン下りで有名な長瀞(ながとろ)。「荒川ライン下り」の案内所から徒歩で約6分のところに岩畳があり、その対岸に「秩父赤壁」と呼ばれる絶壁や、明神の滝があります。
美しい川に注ぐ滝には独特の美しさを感じます。この明神の滝は埼玉県内の滝の中で唯一、「日本の滝百選」に選ばれていますよ。
長瀞は自然を満喫できる楽しみがいっぱい!夏のカヌーやライン下りはもちろん、秋は紅葉の名所でもあります。
4月上旬には桜の見どころもたくさんあり、600本の桜が約4kmにわたって咲き誇る「桜のトンネル」や、30種類の八重桜が見られる「通り抜けの桜」、長瀞町の天然記念物に指定されている「法善寺のしだれ桜」などもぜひ写真に収めたいものです!
【公共交通機関を利用したアクセス】
秩父鉄道の長瀞駅から徒歩で約5分。
明神の滝
13.千条の滝(神奈川県箱根町)
photo@『千条の滝』
千条(ちすじ)の滝は高さ約3m、幅25mの大きさで、苔が生えた岩肌を何本もの糸のように水が流れる滝です。
ダイナミックな大滝も素敵ですが、千条の滝は癒しの力が抜群!夏は涼を感じられる場所としても人気です。
蛇骨川の上流にあり、とても水がきれいなため7月頃はゲンジボタルが見られるそう。関東屈指の温泉地・箱根町小涌谷にあるので、温泉と滝で癒されるプランがおすすめ!
周辺にも「箱根彫刻の森美術館」「箱根小涌園ユネッサン」「芦ノ湖」など、観光スポットも満載です。
【公共交通機関を利用したアクセス】
箱根湯本駅から箱根登山バスで約19分乗車した先のバス停「蓬莱園」で下車し、バス停から徒歩で約10分。
もしくは、箱根登山鉄道の小涌谷駅から徒歩で約20分。
千条の滝
14.夕日の滝(神奈川県南足柄市)
photo@『夕日の滝』
名前からも美しい「夕日の滝」。美しく夕日に映える様子や、毎年1月15日に太陽が滝口の真ん中に沈むということから「夕日の滝」と名付けられたと伝えられています。
この滝の水を金太郎の産湯に使ったという伝説があり、下流では金太郎が子供の頃に遊んだという「たいこ石」や「かぶと石」を見ることができます。
近隣には「夕日の滝バンガロー」や「ezBBQ country」といったキャンプ場があります。「夏は川遊びとBBQ!」というアウトドア派にはもってこいです!
【公共交通機関を利用したアクセス】
伊豆箱根鉄道の大雄山駅から箱根登山バスで約25分乗車した先のバス停「地蔵堂」で下車。
バス停から徒歩で約15分。
夕日の滝
15.払沢の滝(東京都西多摩郡檜原村)
photo@『払沢の滝』
払沢(ほっさわ)の滝は、東京都で唯一の村「檜原(ひのはら)村」にあります。
檜原村は東京でありながら、都会の喧騒を忘れさせてくれる自然がとても豊かな場所。払沢の滝は東京都内で唯一「日本の滝百選」に選ばれています。
全4段からなる滝で、全体の落差は約62mあります。遊歩道からは落差が約23mの一番下の段が見られ、冬には凍結した姿も見せてくれます。
なんとこちらの水は地元住民が飲料水としても利用しているほどきれいなんです!なので、滝つぼには入らないように注意してくださいね。
檜原村では毎年8月に「払沢の滝ふるさと夏まつり」が開催され、払沢の滝のライトアップや打ち上げ花火も行われます。
また、神戸(かのと)川ではマス釣り場があったり、秋川渓谷の上流部にはバーベキュー場もあるので、山の自然の中で存分にアウトドアを楽しむことができますよ!
【公共交通機関を利用したアクセス】
JR武蔵五日市駅からバスで約23分乗車した先のバス停「払沢の滝入口」から徒歩で約15分。
払沢の滝
いかがでしたか?
関東圏にも、自然を感じられる壮大な滝は数多くあります!
滝を眺めリフレッシュし、近隣のスポットでレジャーを楽しむ旅などいいかもしれません♪
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