たったひとつを叶える旅!?南会津に眠る魅力を発見する地域密着ディープ旅

“日本に眠る愉しみを探しに旅に出る”。そんなコンセプトをもった「ONESTORY」は、日本でたったひとつの風景や食、人、暮らし、アートなどにスポットをあてた旅をプロデュース。「NEW GENERATION HOPPING MINAMI AIZU」と名を打った今回の目的地は、福島県の南会津。まだ見ぬ南会津には、どんな魅力が眠っているのでしょうか。

『地元に密着した旅がしたい人』
『ディープな旅がしたい人』
『里山を旅したい人』

 

田んぼにポツンとある無人駅「会津山村道場駅」で降りない気ままな旅人

初夏の清々しい陽光に包まれた、6月下旬に開催された南会津への旅。春・夏・秋・冬と年4回のツアーが開催される予定ですが、今回はその第1回目・春のツアーで1泊2日の日程。

 

ナビゲーターを務めるのは南会津の田島で「CAFÉ JI MAMA(カフェ ジーママ)」を経営する五十嵐大輔さん。この人物、実は南会津の一大イベント!? 野外音楽フェス「大宴会in南会津」の張本人。ということは・・・ 一般的な旅行では訪れることができない、地元の人しか知らないあれやこれやを存分に楽しめるということなのでは。

 

 

待ち合わせは12時25分、南会津の会津山村道場駅。浅草から東武鉄道の特急リバティに乗り込めば直通で行けます。到着したのは田園風景が広がる中にポツンとある無人駅。しかも単線。ここからツアーが始まると思うと一抹の不安がよぎりますが、すぐにスタッフが笑顔で迎えてくれるので安心。

 

 

バスに乗り込みランチへ行きたいのですが、下車せずに乗り越している参加者が数名いるとの情報! ホントに小さな駅なので、気づかなくてもしょうがないかと思えるのですが、さすがスタッフ。次の駅まで車を走らせ迎えに行きます。

 

今回の旅のテーマのひとつは五十嵐さんが経営するカフェの店名にもなっている「ジーママ」。“ジーママ”とは沖縄の方言で“自由気まま”という意味。旅の最初から自由気ままな楽しい!? 予感を感じさせるのでした。

 

 

カラフルな旗で彩られた森の中の秘密の隠れ家で昼食を!

 

到着したのは駅名と同一の、キャンプなどができる「会津山村道場」。実はここ、五十嵐さんなどが中心となって開催する野外音楽フェス「大宴会in南会津」のメイン会場。今日は特別に“ミニ大宴会”を開いてくれるのだとか。入口に掲げられた紅白の幕が風にたなびいています。

 

 

それにしても、初夏の陽ざしに映し出される緑が美しいこと。眩しいほどの蒼さで迎え入れてくれます。ふかふかの緑の芝で覆われたキャンプ場は貸し切り状態。

 

木々の間を抜ける爽やかな風・森の香り・冷たい空気・・・ キャンプ場の真ん中には、大きな木のテーブルが用意され、カラフルな旗でデコレーション。なんだか秘密の隠れ家を訪れたような雰囲気。

 

 

五十嵐さんが振る舞ってくれたのは、鶏肉を丸2日煮込んで作った自家製のチキンカレー。ほろほろと肉がとろけていくような優しくコクのある風味。自然の中で食べる“ごはん”は、おいしさを倍増させます。食後には香り豊かなコーヒーもサービスされ、一同ゆったりし中で思い思いの時間を過ごしています。

 

  

自転車で疾走田んぼの緑に吸い込まれそう! 20㎝を超えるアスパラを見つけた!!

お腹も一杯になった14時ごろ、サイクリングに出発です。MTBや電動付き自転車など、お気に入りの1台にまたがり車列をなしてスタート。

 

 

田園風景の中を疾走する下り坂が多いルートは爽快さ抜群! 一面緑に覆われた田んぼが美しいこと!! 思わずペダルを漕ぐ足を止めてしまうほどの緑に吸い込まれそうな景観。まだ熟すには早いけどリンゴ園に寄ったり、鬱蒼とした森に包まれた熊野宮に立ち寄ったりしながらゴールを目指します。

 

 

今夜の“ミニ大宴会”の食材にするために、アスパラを収穫へ。ビニールハウスで栽培されているアスパラを見るのは、ほとんどの人が初めて。もちろん収穫体験も初めてなのですが、竹の子のように、1株を中心に地面からモコモコと生えているアスパラの姿に一同感動。

 

 

親株を傷つけないように鎌で収穫していくのですが、その長さが20~30㎝もあり、みんな大喜び。こんな立派なアスパラは、スーパでもなかなか手に入らない代物。夜のBBQが楽しみで仕方ありません!

 

一般的な観光旅行では体験できない、地元の人しか知らない神社や農園、田んぼの中を走るサイクリングコースも、地元に密着した特別な体験のひとつなのです。

 

 

地元の人が持ち寄り立ち寄り南会津の大饗宴!

17時30分ごろに、田島駅近くのホテルにチェックイン。シャワーを浴びるもよし、ひと息つくもよし、18時には“ミニ大宴会”に出かけます。

 

 

今宵のミニ大宴会の会場は、クラフトビールの専門店「ビアフリッジ」。といってもこの店の脇にある庭なのですが、ミニ大宴会のときになってドシャブリの雨が。天気も“自由気ままな”ご様子で。タープの下では、BBQグリルから炭火の赤々とした炎が上がり香ばしい香りに包まれています。

 

 

地元の人を含めて30人はいるでしょうか。みんなで乾杯をして宴会が始まりました。南会津の郷土料理「こづゆ」や「ニシンの山椒漬け」が振る舞われたかと思ったら、クラフトビール、出来立てのBBQの肉やフランクフルト、地元の酒蔵からは日本酒もと、終わりなき味覚の大饗宴!

 

このころにはツアー参加者とは顔見知りになっているのですが、それにも増して地元の方がいろいろなものを持ち寄り立ち寄り、人数が増えている様子。

 

 

もちろん収穫したアスパラも塩焼きと茹での2種類でいただき、その風味と心地好い歯ごたえに大満足。2時間以上は経ったでしょうか。一端お開きになったのですが、五十嵐さんの案内のもと地元のスナックへ繰り出すことに。その名は「アルフィー」。店名もインパクトありますが壁面直書きの“ピザ”“カレー”が、さらなるインパクトを生んでいます。地元の人と一緒じゃなければ扉を開く勇気は絶対にありません。

 

 

壁面から天井まで、各種ポスターで埋め尽くされた店内は、南会津の大迷宮。深夜までやっている昭和の喫茶店という趣。生地から手作りというピザはかなりのおすすめで、カウンターやテーブルなど、思い思いの席に陣取り南会津の夜は更けていくのでした。

 

 

時の移ろいを感じるゆったりした極上のひととき

ホテルでぐっすり休んで、翌朝は体調も万全! 実はあのスナックの後、もう一軒行った強者もいるようです。10時に五十嵐さんの店「CAFÉ JI MAMA(カフェ ジーママ)」へ。

 

 

実は五十嵐さん、東京からのUターン組。東京での暮らしに空虚さを感じて、南会津の田島に戻ってきたのだとか。店をオープンしたのは2007年のこと。自分が子供のころ遊んでいたように、街に人が集まる場所を作りたいと思ったのがきっかけ。お母さんが喫茶店をやりたいと言い出したことも後押しになったよう。

 

 

金物店「田浦商店」の看板を残す古民家をリノベーションした店内は、白壁に板張りの床が渡るゆったりした時が流れる空間。腰を下ろすとわかるのですが、ロータイプのテーブルと椅子が配されて、目線は低く、空間は高く感じられ、時間の移ろいを感じるようなノスタルジックな雰囲気。

 

 

ハンドドリップで丁寧に淹れられた芳醇なコーヒーは、ぽってりとした口当たりの特注のカップで供され、まろみを感じる味わい深い風味に。カップでこれだけ口当たりがやわらかくなるとは驚きです。

 

 

南会津の樹木で作るアロマスプレー&コーヒーの淹れ方講座開催

 

気ままな、思い思いの時間を過ごしていると、ここにも地元のお客さんが。実は南会津の樹木などから抽出した和精油を作っている松澤夫婦。

 

そこで、素人にも簡単にできるアロマスプレーを作ることに。10種類ほどの精油が用意されているのですが、そのバランスが大切。クロモジ・ラベンダー・シトロネラ・ゼラニウム・・・ うまく調合できたかは定かではありませんが、好みの香りになったのでしょうか。そんな和気あいあいとしたひとときを楽しみます。

 

 

ランチをいただいてからは、五十嵐さんによるコーヒーの淹れ方講座、酒蔵へお土産を買いに行く人、カフェのまわりを散歩する人など、昨日から体感した南会津でのひとときの発見を、それぞれなぞっているような時間が流れます。それにしても多くの風景や自然、味覚、人に出会った2日間。15時の特急リバティに乗車して、思い出とともに南会津を後にしたのでした。

 

 

南会津へのツアーは、今後、夏・秋・冬と続きます。今回は五十嵐大輔さんがナビゲーターでしたが、夏のツアーでは写真家の小林紀晴さんがナビゲーターを担当。写真講座なども予定されているようで、ファインダーを超しに見える夏の南会津は、みなさんの目にどのように映るのか楽しみです。

 

All Photos:(C)tawawa

 

◆ONESTORY◆

https://www.onestory-media.jp/

 

◆夏のツアー◆

https://www.onestory-media.jp/post/?id=2909

http://www.minamiaizu.co.jp/tour/aizu02.html

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