【1泊2日1万円旅】信州一のパワースポット善光寺の門前町を満喫のほほんぶらり旅①

食事や宿泊に加えて、交通費込みで1万円以内の旅をする“1万円旅”。Vol.4は長野。信州一のパワースポットといわれる善光寺をメインに、その門前町にあるおいしいものや地元ならではのものを楽しみます! 寺社仏閣をはじめ、古い建物が残る情緒ある景観も素敵です。

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今回紹介する“1万円旅”は・・・

目的地:長野県 長野

日程:9月 1泊2日

人数:ひとり旅

かかった金額:1名????円

※交通費・宿泊費・食費すべて含む
※1万円にプラスαしても楽しみたいものは、*プラス* 表記で紹介しています

1日目 7:55/高速バス@新宿 3列シートの高速バスで長野まで3時間40分

交通費1,500円(高速バス)

 

今回の“1万円旅”は長野。北陸新幹線を使えば東京から約1時間30分の道のりですが、そこは節約が大切な“1万円旅”。新宿から高速バスで長野へ向かいます。首都圏から長野へは各バス会社が早朝から深夜まで運行しており、片道1,300円前後から行くことができます!

 

 

予約したのは3列シートの高速バスで1,500円。隣席とのスペースも多少あるゆったりした感じで、途中のSAで何度か休憩をとりながら長野駅へ。所要時間は約3時間40分。新幹線に比べたら時間はかかってしまうけど、思ったほどの退屈さはなく、お昼前の11時40分ごろに長野駅に到着しました。

 

1日目 12:00/荷物を預けて善光寺の門前町を散策!

無料

 

長野駅から徒歩3分のところにある、今日泊まるホテル「Mash Café & Bed NAGANO(マッシュカフェ&ベッドナガノ)」のチェックインは16時なので、荷物を預かってもらったら、善光寺へ出かけましょう。

 

実はこのホテル、長野駅から善光寺へと続く参道に位置しているので、1本道をずっと進んで行けば善光寺へ。迷子になることもありません。5時間500円~のレンタサイクルもあり、自転車を借りればグンと行動範囲が広がりますが、善光寺までは歩いても20分ちょっとの道のり。今日は門前町の雰囲気を楽しみながら、ぶらりぶらりと善光寺を目指します♪

 

 

ホテル前の道を善光寺方面へ進んで5分もかからない新田町交差点からは、アスファルトだった道が石畳みに。歩道が広くとられた参道は美しく、灯籠や善光寺までの距離を示す丁石が見られ、ひと休みできるキャノピーが設置された縁台やベンチなども。ほのぼのとした中で善光寺詣でを楽しめそう。

 

 

善光寺までゆるやかに上っていく参道には、白壁に瓦屋根をいただいた土蔵造りの建物が並び門前町の雰囲気が高まります。「北野文芸座」や国の登録有形文化財に指定されているノスタルジックな「中澤時計本店」などの建物も。

 

 

そんな、土蔵造りの建物が多く集まる一角が「ぱてぃお大門」。門前町ならではの景観を残すため、蔵や商家を改装したレストランやショップなど、小さなお店が15軒ほど集まっています。

 

 

白壁の蔵の間を縫うように石畳みの小路が続き、なんともいい雰囲気。自家焙煎のコーヒーショップや長野名物のおやきの店、日本酒の飲み比べが楽しめる店など、ひと息いれるにはぴったりなのですが、もう少し我慢! 長野といえば“そば”なので、善光寺近くのそば屋までお預けです^^

 

 

◆ぱてぃお大門(蔵楽庭・くらにわ)◆

【住所】長野県長野市長野大門町55

【営業時間】10:00~18:00(店舗により異なる)

【定休日】水曜

【アクセス】JRほか「長野駅」より徒歩20分

【HP】ぱてぃお大門

 

1日目 13:00/江戸時代創業! 300年を超える歴史ある門前町のそば屋

ざるそば800円

 

まさしく善光寺のお膝元、境内前に店を構えるのが「かどの大丸」。店頭ではそばを打つ光景を見ることができるので、多くの観光客が足を止めています。

 

 

なんと、創業は元禄16(1703)年。300年を超える老舗で、挽きたて・打ちたて・茹でたての“三たて”そばが名物。明治初期の建物でいただくそばは、艶があり喉越し豊か。カツオ節をベースにしたやや甘めのそばつゆが彩りを添えます。ざるそばは800円。特製のさらしなそばは1000円。

 

 

◆かどの大丸(かどのだいまる)◆

【住所】長野県長野市大門町504

【営業時間】9:00~18:30

【定休日】不定休

【アクセス】JRほか「長野駅」より徒歩23分

【HP】かどの大丸

 

1日目 14:00/東日本最大規模・江戸中期の仏教建築の最高傑作「善光寺」

内陣拝観料500円(内陣券)

*プラス500円で「山門拝観」も楽しめる!*

 

善光寺はもう目と鼻の先。境内の両脇には宿坊が連なり、その先には大正7(1918)年に再建された、堂々たる仁王門が構えます。門には善光寺の山号である「定額山」が掲げられ、荒々しさある仁王像がお出迎え。

 

 

仁王門を抜けると仲見世が広がり、甘味処や土産物屋、仏具屋など建ち並び、とってもにぎやか。1軒1軒のぞきたくなるのですが、それは帰りのお楽しみ! 右手には、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の6つの世界を表す「六地蔵」や巨大な延命地蔵尊「ぬれ仏」などの姿も。

 

 

前方には国の重要文化財である山門が。1750年に建立された二層入母屋造り、現在も建立当時と同じサワラの板を用いた栩葺き(とちぶき)。楼上に揚げられた「善光寺」額は、“鳩字の額”とも呼ばれ、3文字の中に鳩が5羽隠されているのだとか。

 

 

実はこの山門、500円で2階へ上ることが可能。前かがみになる60度という急こう配の階段を上って楼上へ行けば、仲見世などの参道を眼下に、善光寺の門前町を見渡せる素晴らしい景観が広がります。もちろん本堂を上空から正面に望むことも可能。

 

 

楼内には、島津藩士が善光寺詣でをしたときに残したと思われる十字の家紋がはっきり残り、古へのロマンを掻き立てます。

 

 

境内入口からこの山門までは約400mの石畳みなのですが、石畳みは1714年に大竹屋平兵衛より寄進されたもの。全部で7777枚あるとのことなので、楼上から数えてみてはいかがでしょう!!

 

善光寺は広い! 山門を抜けるとやっと本堂に辿り着きます。1400年余り前に創建された善光寺。一光三尊阿弥陀如来が御本尊なのですが、寺院としては珍しい無宗派のお寺。境内には神社にある手水鉢を思わす「洗心」もあり、少し変わった造りをしています。

 

 

東日本最大規模、江戸中期の仏教建築の最高傑作と謳われる現在の本堂は、1707年の再建で国宝に指定。屋根は総檜皮葺き、間口約24m、奥行き約54m、高さ約29mという国内有数の木造建築で、T字型の棟型をしていて、これが鐘を叩く撞木(しゅもく)に似ていることから「撞木造り」と呼ばれています。

 

 

本堂外陣には、自分の悪いところと同じ部位をなでると治してくれる、みんなに触られてつるつるになった「びんずる尊者」や「閻魔像」などが祀られています。

 

 

外陣からでも、厳かできらびやかな雰囲気は十分感じることができますが、約150畳の広さをもつ畳敷きの内陣(内陣券500円)に入れば、「二十五菩薩・百観音」、1400年の間絶やされることのない「不滅の常燈明」などを間近に感じることも。 

 

 

善光寺名物である「お戒壇巡り」も内陣券があれば体験できます。「お戒壇巡り」とは、真っ暗闇に包まれた回廊を巡り、その途中にある「極楽の錠前」に触れることで、錠前の真上におられる御本尊と結縁を果たしことになり、往生の際にお迎えに来ていただけるというもの。ぜひ、体験してみてください!

 

 

善光寺◆

【住所】長野県長野市元善町491

【営業時間】拝観自由

【定休日】なし

【料金】無料(内陣券500円〈本堂の畳敷きの間・お戒壇めぐり・善光寺史料館の拝観〉/山門拝観料500円/経堂拝観料300円)

【アクセス】JRほか「長野駅」より徒歩30分

【HP】善光寺

 

 

1日目 16:00/創業100年以上の門前みそを味わえる「すや亀善光寺店」

のり巻焼むすび250円

みそソフト350円

 

信州一のパワースポットでご利益をチャージしたら、にぎやかな仲見世をふらりふらり♪ 仁王門のたもとにある「すや亀善光寺店」からは、香ばしい香りが。店頭で焼かれているのは「のり巻焼むすび」250円。コシヒカリに自家製味噌を付けて焼き、海苔で巻いたシンプルな焼きおにぎりなのですが、もちもちのコシヒカリと、やや甘めの香ばしい味噌が抜群のおいしさ。

 

 

“すや亀”は、善光寺門前で明治35(1902)年に味噌づくりを始めた老舗。その味噌を使った商品が焼きむすびというわけ。さらにソフトクリームは参道沿いにたくさんあれど、ココでしか味わえないのが「みそソフト」350円。やさしい生成り色をしたソフトクリームは、キャラメルのような味で、味噌の風味が最後にほのかに香るミルクとのハーモニー^^

 

 

すや亀 善光寺店◆

【住所】長野県長野市元善町仁王門北

【営業時間】9:00~18:00(冬季は~17:00)

【定休日】なし

【アクセス】JRほか「長野駅」より徒歩23分

【HP】すや亀 善光寺店 

 

1日目 17:00/1泊2,500円! フリードリンク&使い心地満点のラウンジある「Mash Café & Bed NAGANO」

宿泊料2,500円

 

石畳みが続く参道沿いの景観を楽しみながらホテルに戻ったのは17時ころ。カフェやレストランを思わすオシャレなホテルは、2019年7月にオープンしたばかり。メガネ屋さんだった3階建てのビルをリノベーションしたのだとか。

 

 

1階はカフェやバーとしても楽しめるレストランで、奥行き40~50mはありそうな大空間が広がり開放感いっぱい! 宿泊者はラウンジとして自由に使うことができ、電源やWiFiも完備。ソファーなどが配されたリラックスできるスペースもあり、のんびりとできます。

 

 

しかも、宿泊者はフリードリンクでソフトドリンクが飲み放題! これはうれしいサービス!!  コーヒーや紅茶、ココア、各種ジュースなど種類も豊富です。

 

 

個室もありますが、今夜泊まるのはドミトリー。ドミトリーは全74ベッドあり、客室スペースは、ナンバー入力式ロックで管理されているのでセキュリティー面も安心。女性専用ドミトリーもあり、女性のひとり旅などでも気軽に利用できる環境。

 

 

木製2段ベッドがランダムに並び、白木を生かしたぬくもりと清潔感あるユニットは、やや縦に長い105㎝×240㎝のスペース。一般的なマットレスより厚く腰が痛くならない西川布団のマットレスが使用され、ホワイトダックのデュペタイプ羽毛布団が備わり、外部とはカーテンで仕切るタイプ。

 

 

ユニット内には照明や電源、USB、ハンガーなどが備わり、スーツケースなどの大きな荷物はベッド下の収納スペースに。貴重品は鍵がかかるロッカーがあるのでこちらを。

 

 

各フロアには、トイレやシャワールームを完備。シャンプーやコンディショナー、ボディーソープも備わっています。ただし、フェイスタオル(200円)やバスタオル(300円)、歯ブラシ(50円)、館内着(500円)などのアメニティーは有料なので注意してください。

 

 

◆Mash Café & Bed NAGANO(マッシュ カフェ&ベッド ナガノ)◆

【住所】長野県長野市南長野南石堂町1426

【料金】ドミトリー2,500円~/個室1室1万2,000円~

【CHECK IN/OUT】16:00/10:00

【客室数】ドミトリー74ベッド/個室7室

【アクセス】JRほか「長野駅」より徒歩3分

【HP】Mash Café & Bed NAGANO

 

1日目 18:30/身体の芯から温まる重層的な味噌の味わいが格別な「らぁめんみそ屋」

味噌らぁめん670円

 

お昼は長野名物の「そば」をいただきましたが、夜もこれはまた長野名物の「味噌」をいただくことに! 味噌といえば味噌ラーメンということで、ホテルから1分ほどの味噌ラーメン専門店へ。実は長野駅周辺にはラーメン屋が数多くあり、ラーメンの激戦区でもあるんです。

 

 

カウンター10席ほどの「らぁめんみそ屋」は、長野県産の大豆と米をたっぷり使い天然醸造された信州味噌が評判の味噌ラーメン専門店。一番人気はシンプルな「味噌らぁめん」670円。

 

 

炒めたてシャキシャキの食感が残る大盛りのモヤシがのった味噌ラーメンは、やや太めのちぢれ麺。アツアツのスープが麺によく絡み、角がなくコクや甘みを感じる重層的な味噌の風味が格別です。シャキシャキのモヤシがアクセントになり、味の染み込んだやわらかチャーシューが追い打ちをかけます!

 

 

長野県産の小麦にこだわり石臼で挽かれた麺を使った「石臼味噌」750円もあり、こちらもかなり気になります。

 

◆らぁめん みそ家◆

【住所】長野県長野市南長野末広町1362

【営業時間】11:00~翌1:00

【定休日】なし

【アクセス】JRほか「長野駅」より徒歩1分

【HP】―

 

 

お腹も満腹になったところでホテルに戻り、1階のラウンジでフリードリンクを飲みながら、まったりと。ドミトリーのユニット内はどうしても窮屈さを感じますが、このラウンジを自由に使えるおかげで、ドミトリーということを感じさせない、リビングにいるようなリラックスできるひとときを送ることができます^^

 

「1万円旅」トピックス/夜の街で見つけた名物おかみのいる焼き鳥&焼き豚がウマイ!

夜にホテル周辺を散策していたら見つけた「はな緒」。20人も入ったら一杯になってしまいそうな小ぢんまりした小料理屋のような佇まい。店頭からは焼き鳥のいい匂いが漂いお客さんでにぎわっています! 匂いに負けて暖簾をくぐると迎えてくれたのは、おかみの麻里さん。

 

 

カウンターに腰かけて何を注文しようか迷っていると「お客さん初めてよね? だったら“おまかせ”だと助かる!」とのこと。それじゃ、おまかせでもいいのだけど、内容に不安を残しつつオーダー。この“おまかせ”が大ヒット! “おまかせ”とは、おかみの“今日のおすすめ”の意。串焼き6本見つくろってくれて1540円という安さ! 小鉢も2品付いてきます。アルコールも400円前後なので、リーズナブルにおいしいひとときを楽しめるというわけ。

 

 

真剣な眼差しで炭と格闘し、食材の一番おいしい状態で出してくれた1品目は「タケノコ」と「ねぎま」。野菜のタケノコではありません。豚の“動脈”です。穴が開いて脂がのっていて、弾力ある食感。鮮度あるから食べることができる珍味ということで、食べるペースに合わせひと串ひと串焼いてくれます。

 

 

プリプリしたぼんじり、ネギ油でいただくシャキシャキ感あるレバー、肉汁あふれるせせり、120gの肉感たっぷりのふわふわつくねが続きます。トマトのみずみずしい酸味と豚バラ肉の甘みが一体になる「トマト巻き」220円は、この店の名物。

 

 

ココでは語ることのできない数々の武勇伝!? をもったアグレッシブ過ぎるおかみとの会話も楽しく、おいしさ満点の焼き鳥と焼き豚を楽しめます。

 

◆はな緒◆

【住所】長野県長野市南石堂町1254

【営業時間】18:00~翌22:00

【定休日】土・日曜・祝日(土曜は予約でオープン)

【アクセス】JRほか「長野駅」より徒歩7分

【HP】―

 

All Photos (C)tawawa

 

食事や宿泊に加えて、交通費込みで1万円以内の旅をする“1万円旅”は、2日目へと続きます!

 

【1泊2日1万円旅】信州一のパワースポット善光寺の門前町を満喫のほほんぶらり旅②

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