実はあなたの地域だけかも?全国のユニークなお正月の風習&料理5選

お正月と聞いてどんなことを思い浮かべますか?おせちや鏡もち、お年玉などお正月のイメージなんてみんな同じでしょ、と思っている人も多いのではないでしょうか◎しかし、全国にはほかの地域と違った珍しいお正月の風習や料理がある地域もあるのです♪そこで今回は、全国のユニークなお正月の風習や料理をご紹介します!
『全国のユニークなお正月の風習や料理が知りたい人』
『お正月が楽しみで待ちきれない人』におすすめ!
ユニークな風習&料理①:せっかちなわけではありません!(北海道)
多くの地域でおせちといえば元日に食べるごちそう♪しかし、北海道と東北の一部地域では大晦日におせちを食べるのです!この風習は『年取り膳』がもとになっているといわれています◎
年取り膳は、1年の無事を神様に感謝し、新たな歳神様を迎えるためのものです♡そのため、1年の最後、大晦日の夜におせちを食べるという説があります♪
またもうひとつの説として、旧暦では1日の始まりを日没と考えていました◎つまり、現在の大晦日の夜はすでに新年だったのです♪この当時の風習が北海道では残って、今もおせちが大晦日に食べられているのでは?といわれています◎
北海道では年越しそばも大晦日に食べるので、ほかの地域の人からすると不思議な食卓に見えるのではないでしょうか^^
ちなみにおせちを大晦日に食べてしまって、元日は何を食べるのか疑問に思う人もいるかもしれませんが、北海道らしくお寿司などの海鮮を食べたり、お雑煮やおせちの残りを食べたりするそうです♡
北海道のお正月にはもうひとつ、鯛や海老などを色鮮やかにかたどった和菓子の『口取り菓子』を食べるという風習があります◎こちらは昔の北海道では本物が手に入りにくかったので、手に入りやすいもち米や小豆などで代わりにしたのがはじまりだそうでです♡
初詣に行くならここ!:北海道神宮(札幌市)
Photo@北海道神宮
北海道でもっとも参拝者数が多い神社は『北海道神宮』です!北海道神宮は、明治2年に北海道の開拓・発展の守護神を祭る神社として建立されました♪現在は、縁結びなどの神様として北海道の人たちだけでなく、国内外の旅行者に人気の観光スポットとなっています♡
元旦の開門は0時(大晦日の16時にいったん閉門するので注意してください)です◎それまでは境内の露店でお正月気分を楽しむのもいいでしょう♪元日の午前中は比較的空いているのでその時間帯を狙って出かけるのもおすすめです♡
ユニークな風習&料理②:意外な組み合わせがおいしい♪(香川県)
お雑煮もお正月の定番料理のひとつです♪地域や家庭によって味付けは異なるものの一般的には煮干しや昆布などの出汁にしょうゆやみそで味をつけます◎具にはおもちや野菜、鶏肉、海老を使う地域が多いのではないでしょうか。
しかし、香川県の高松市・丸亀市などの平野部では、白みそ仕立てのお雑煮なのに、大福のようにあんこが中に入ったまるもちを使った『あんこもち雑煮』を食べるのです!
あんこもち雑煮のはじまりは江戸時代の末期ごろといわれています♪香川では砂糖の原料となるサトウキビ作りが藩によって推奨されていましたが、貴重なものなので庶民はなかなか食べることができませんでした◎そこでお正月だけは贅沢をしようとお雑煮にあんこもちを入れるようになったそうです♡
一部地域では同じような理由でぜんざい風など甘いお雑煮を食べる風習もありますが、白みそ仕立てのしょっぱいつゆにあんこもちを入れる発想にはびっくりさせられますね^^;
初日の出はここで見よう!:『談古嶺』(高松市)
Photo@談古嶺 By miragechopin
『談古嶺』は、屋島の三大展望台のひとつです!ちなみに屋島は”島”が付いていますが、江戸時代に埋められたため現在は島ではありません^^;談古嶺からの眺めは、壇ノ浦や小豆島、五剣山が一望できる絶景で初日の出を見るのにぴったりの場所ですよ♡
屋島へ向かうドライブウェイはの開通時間は通常22時までですが、大晦日と元日のみ夜間通行ができます◎
ユニークな風習&料理③:いじわる?いいえ、違います!(京都府)
かつて都だった京都には、いろいろとユニークな風習が残っています!それはお正月も同じです♡京都の代表的なお正月の風習ひとつめは、門松に関するもの♪
全国的に門松はお店や戸建てなどで飾られる竹を使った大型のものと、マンションの玄関などにも手軽に飾ることができる松を中心にしたアレンジの松飾りが一般的でしょう◎
この松飾りでは普通、切り花のように根元をカットした松が使われています♪しかし、京都では『根引きの松』といって根のついた松を使うのです!この風習のはじまりは平安時代にお正月初の子の日に若い松を抜いて無病息災や長寿を祈った行事だそう♡
さらに根の付いている松は、根が付いている→根付く→土地に根を張る、というようにしっかりと根を張って落ち着いた暮らしができるように、という願いが込められてもいます◎
京都のもうひとつの風習は『にらみ鯛』♪こちらは京都だけでなく大阪など関西の一部地域でもおこなわれている風習で食卓に尾頭付きの鯛を出すのに三が日が終わるまで食べられません^^;食べられない鯛をにらみながら食事をするのでにらみ鯛なのですね◎
由来としては三が日の間は神様にお供えしているので人間は食べずに4日になってから食べるということだそう♪ただ最近は、元日だけにらみ鯛をおこない、2日以降に食べるとご家庭も少なくないようです♡
京都には神社・仏閣が多く、年末年始には古くから続く伝統行事がそこかしこで見られます◎寒さが厳しいので京都旅行には不向きな季節といわれていますが、この時期に京都を訪れるといつも以上に歴史や伝統を感じられる特別な時間が過ごせそうですね♡
初日の出を見るならここ!:善峯寺(京都市)
Photo@善峯寺 ByKyoto-Picture
幻想的な初日の出とともに厳かな雰囲気で新年を迎えたい人におすすめなのが『善峯寺』です!ハリウッド映画にも使われた夜明けの景色は、まさに絵に描いたような美しさ♡京都の厳しい寒さも相まって引き締まった気持ちで新しい年を迎えることができますよ◎
ただし、善峯寺へは普段はバスが利用できますが、元旦は車でしか行けないので注意してください。また、天気予報の内容によって早朝の開門が中止になることもあるので、出発前には必ず公式サイトで確認しましょう◎
ユニークな風習&料理④:〇〇がピンク×白でフォトジェニックに♡(石川県金沢市)
『鏡もち』といわれれば、きっと白くて丸いおもちを重ねたものを思い浮かべるでしょう…金沢の人以外は^^;金沢で鏡もちといえば”上がピンク、下が白”のかわいらしいカラーリング♡スーパーに並ぶ有名メーカーの鏡もちも金沢だけは、ピンクと白の特別仕様です◎
紅白の鏡もちは加賀藩藩主の前田家がはじめたものだといわれています♪由来は諸説あり、菅原道真の紅梅・白梅や源氏平氏の紅白の旗にちなんでいるといったものから、単に前田家が派手好きだったから、などなど◎
また、前田家の鏡もちは”白が上”でした。現在の”ピンクが上”になった理由にも庶民がお殿様と同じにするのは無礼と考えられたため、陰陽五行に関係しているなどさまざまな説があります♪
このように金沢以外の人がはじめて見ると、映えのために作られた新しいもの間違えそうですが、実は歴史ある鏡もちなのです♡
初詣に行くならここ!:石浦神社(金沢市)
Photo@兼六園
『石浦神社』は、兼六園の近くにある縁結びにご利益のある神社です♡そのはじまりは古墳時代!金沢でもっとも古いお宮といわれています◎パワースポットとしても人気の場所なので、新しい年がいい年になるようたくさんのパワーをもらいましょう^^
また、兼六園では例年12月31日~1月3日の8時~17時に無料開園、大晦日から元旦の8時まで終夜開園がそれぞれ実施されていますので、ぜひ合わせて訪れてくださいね♪
ユニークな風習&料理⑤:”3”以外を選びましょう◎ (福岡県春日市/筑紫野市)
福岡市に隣接する春日市とその隣の筑紫野市の一部では年末年始に帰省するとき”3泊してはいけない”という風習があります!
そう聞くと「えっ、2泊しか泊まれないなんてかわいそう!」と思う人も多いのではなでしょうか◎でも、避けなければいけないのは、3泊ぴったりだけで、4泊以上するのはOKなので大丈夫♡
仮に休暇の都合などでどうしても3泊しかできない場合は、親戚の家やホテルなど別の場所に3日目の夜は移動します◎さらに泊まる場所さえみつからないというときには、自分が着ていたものを置いて帰えらなければいけないというなかなか面倒な風習です^^;
似た風習は、九州全域のところどころで『みやどまり』と呼ばれて残っています♪こちらはお正月に関係なく3泊してはいけないそうです◎
初日の出を見るならここ!:能古島(福岡市)
Photo@能古島 Bykagawa_ymg
海から昇る初日の出はお正月らしい景色のひとつですが、実際に見に行こうとすると不便な場所も多く、断念したことがある人もいるのではないでしょうか^^;そんな人におすすめなのが『能古島』です♪
能古島へは福岡市内にあるフェリー乗り場から約10分♡便利な立地ながら都会の喧騒を忘れて初日の出を見ることができるので、きっと素敵な年のはじまりになりますよ!
新しい一年が良い年になりますように♡
今回はお正月のユニークな風習と料理をご紹介しました!あなたのお住いの地域にはどんなお正月の風習がありますか?人によってはご家庭独自のお正月の習慣や必ず食べる料理などがあるのではないでしょうか◎
「当たり前だと思っていることが実は違った!」ということもあるので友達と地元やご家庭のお正月について話すと意外な発見があって楽しいかもしれませんよ♪
それでは皆様、よいお年を♡
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