秋の夜長を満喫しよう♪東京都内でお月見を楽しめるスポット8選

蒸し暑い夏が過ぎるとやってくるのが、爽やかな風と澄み渡った空気が心地いい秋。この時期は、「十五夜」と呼ばれる行事もあるように、お月見をするのにぴったりの季節といわれています。そこで今回は、東京都内でお月見を楽しめるスポットを8選ご紹介!ぜひ美しい月とともに、東京の秋の夜長を楽しみましょう♪
『お月見を楽しめるスポットを探している人』
『東京で秋の夜長を風流に楽しみたい人』におすすめ!
そもそも秋にお月見を行うのはなぜ?
秋がお月見に最適の季節とはいっても、元々月は毎日出ているもの。「別にいつお月見したっていいんじゃないの?」と、思う人は多いですよね。ではなぜ、「お月見=秋の行事」といわれているのでしょうか?
そもそもお月見は、中国の「中秋節」というお祭りが元になっているといわれています。中秋節は、旧暦8月15日(新暦で8月下旬~10月上旬ごろ)に行われるお祭りで、中国では餅(月餅)や果物を月に供えて、一族の健康や繁栄を願うとされています。
このお祭りが奈良から平安時代のころに日本に伝わり、秋に行う風流な遊びとして、貴族の間で流行しました。その後、江戸時代初期に一般庶民にも広まり、秋の収穫のお祝いと、翌年の豊作・健康を祈る秋の行事として、定着したのだといいます。
そのほか、秋には天候が安定し、月の位置がちょうど見やすい高さになることも、お月見に適しているといわれる所以のようです。
お月見の日「十五夜(中秋の名月)」はいつごろなの?
現在の日本では一般的に、「十五夜」や「中秋の名月」と呼ばれる日にお月見を行います。しかし、旧暦と新暦では周期が違うため、十五夜の日付は9~10月の間と毎年異なるので、注意が必要です。
ちなみに、2022年の十五夜は「9月10日」になります。今年の秋にお月見イベントを計画している人は、覚えておくとよいでしょう♪
それではここからは、東京都内でお月見を楽しめるスポットを紹介していきます!
東京都内でお月見を楽しめるスポット1.六本木ヒルズ/港区
photo@「六本木ヒルズ」
「六本木ヒルズ」は、六本木6丁目の都市再開発として建設・開業された、複合商業施設です。
敷地内には、高さ238mにおよぶ高層オフィスビルをはじめ、ショッピング・モールや博物館、映画館、ホテルや集合住宅まで設けられており、東京を代表する一大大型スポットとなっています。
特に人気なのが、海抜270mに位置するスカイデッキ(屋上展望台)!360度の大パノラマの眺望や夜景のほか、都心にいながら美しい星空を楽しむことができます♪
おすすめイベント:中秋の名月 観月会
こちらのスカイデッキでは、天文に関するイベントが定期的に行われています。なかでも、十五夜の日には観月会が開催されており、高性能な望遠鏡と天文の専門家の解説つきで、お月見を楽しむことができちゃうんです!
大パノラマの夜景とともに美しい月を観賞するのは、一生の思い出になりそうですね(^^)
※中秋の名月 観月会は抽選ありの事前申込制です。天候・情勢によっては、イベントの中止やZoomでの開催になる場合があるので、公式HPをよくご確認ください。
東京都内でお月見を楽しめるスポット2.東京スカイツリー/墨田区
photo@「スカイツリー」
世界一高いタワーとして2012年に誕生した、「東京スカイツリー」。周辺には、さまざまな商業施設やオフィスビルが併設されており、国内外から多くの環境客が訪れる、東京のランドマークのひとつとなっています。
美しい眺望と夜景を楽しめるスポットとしても人気ですが、2017年に、東京スカイツリーから望む月が「日本百名月」に認定されたことで、お月見の名所としても注目を集めています。
おすすめイベント:名月鑑賞会
東京スカイツリーでは十五夜だけでなく、満月や下弦の月のときなどにも、「名月鑑賞会」が開催されています。
天体望遠鏡を使った展望回廊での天体観賞はもちろん、展望デッキの窓を巨大スクリーンに仕立てた、迫力ある夜景映像鑑賞や夜空ヨガなども必見です。
東京都内でお月見を楽しめるスポット3.東京タワー/港区
photo@「東京タワー」
半世紀以上に渡って、東京の不動のシンブルとして君臨する「東京タワー」。
2ヶ所ある展望デッキから富士山や筑波山といった絶景が望めるほか、飲食店・土産店といった商業施設やアミューズメント施設も充実していることから、近年若い世代からも注目を集めています。
おすすめイベント:お月見ダイヤモンドヴェール・お月見階段ウォーク
東京タワーでは、季節問わずさまざまなイベントが楽しめますが、十五夜の一夜には、月を眺めながら外階段を登る「お月見階段ウォーク」と、月を引き立たせるための特別なライトアップ「お月見ダイヤモンドヴェール」が開催されます。
普段は16時までしか解放されない外階段を22時まで延長されることで、いつもとはひと味違った東京の夜景と月夜を楽しむことができます♡階段の途中に飾られている、お団子やススキのお供え物もおしゃれですよ♪
東京都内でお月見を楽しめるスポット4.向島百花園/墨田区
photo by:Masashi Yanagiya『向島百花園』
「向島百花園」は、江戸時代の旗本・多賀氏の元屋敷跡に造られた、国の名勝および史跡に指定されている都立庭園です。元々は「民営の花園」として造園されましたが、昭和13年に東京に譲渡され、現在は公営の公園として運営されています。
「四季百花の乱れ咲く園」という名前を持つ通り、園内には、日本の古典にも詠まれている美しい草花が、四季を通じて咲き誇ります。都会では珍しい、野鳥や昆虫の観察も楽しめますよ。
おすすめイベント:月見の会
向島百花園では、江戸時代から続く伝統行事「月見の会」が、毎年十五夜の前後3日間に渡って開催されています。
期間中は、園内が灯篭や行灯によって美しく彩られるほか、篠笛や琴などの演奏、月見茶会なども行われます。いつもとは違う幻想的な雰囲気の庭園で、癒しのお月見時間を楽しんでみては♡
東京都内でお月見を楽しめるスポット5.日枝神社/千代田区
photo by:Takayuki Miki『日枝神社』
縁結びや仕事運、商売繁盛のご利益があることから、女性やビジネスマンのパワースポットとして人気となっている「日枝神社」。
江戸三大祭のひとつ「山王祭」が行われていることから、「山王さん」との呼び名で、地元住民に親しまれています。
おすすめイベント:中秋管絃祭
日枝神社では毎年十五夜の日に、「中秋管弦祭」が開かれます。イベント中は美しい月夜の下で、雅楽の美しい音色や舞楽、神楽などを楽しむことができます。来場者先着順で、お月見だんごの配布なんかもされるそうですよ♪
東京都内でお月見を楽しめるスポット6.深大寺/調布市
photo@「深大寺」
「深大寺」は、日本三大だるま市のひとつ「深大寺だるま市」で知られる、仏教寺院です。豊かな自然と古き良き門前町の雰囲気が今なお残っていることから、東京にいながらプチ旅気分を味わえると、人気となっています。
漫画家・水木しげるの縁の地ということもあって、「ゲゲゲの鬼太郎」の世界観に浸れるお店やスポットが多いのも◎。
おすすめイベント:十三夜観月会
十五夜にお月見イベントがあるスポットが多いなか、深大寺では十三夜(旧暦9月13日~14日ごろに行われる風習)に、「十三夜観月会」という月見会が開催されています。
厳かな雰囲気のなかで行われる琵琶や能管の演奏、深大寺僧侶による修正会大護摩供などに、圧倒されること間違いなし!
東京都内でお月見を楽しめるスポット7.大宮八幡宮/杉並区
photo by:Andrew Wright『大宮八幡宮』
「大宮八幡宮」は源頼義によって建立された、「多摩の大宮」と称される神社です。東京の中央部に位置することから、「東京のへそ」というおもしろい異名もあるのだとか(笑)。
都民にもあまり知られていないマイナーな神社ですが、都内では珍しい弓道場があったり、胎内回帰が体験できたりと、実は見どころが満載。自然も豊かなので、ゆっくり散策するのにもぴったりなスポットです。
おすすめイベント:十五夜の神遊び
大宮八幡宮では十五夜に合わせて、神前で歌舞音曲を奏でる「十五夜の神遊び」が開催されます。竹灯籠に照らされた幻想的な境内のなかで、雅楽の美しい調べと鈴虫の声が響く、癒しの時間を楽しめます。
さらに、演奏終了後には、月見御膳がふるまわれる「月見の宴」も開かれるそう。美しい月と演奏の余韻に浸りながら、絶品料理を堪能してみてはいかがですか?
※月見の宴は限定100名の予約制です。金額・予約方法等は公式HPをご確認ください。
東京都内でお月見を楽しめるスポット8.屋形船/お台場~隅田川周辺
photo@「お台場の屋形船」
粋な遊び方だと、江戸の昔から親しまれている「屋形船」。
粋な遊び方として、江戸の昔から親しまれている「屋形船」。涼しい川風を浴びながら、おいしい料理やお酒を堪能できるとあって、季節問わず人気を集めていますが、秋には水面に映る月を肴に、お月見クルージングを楽しめます。
店舗によって周遊コースや内装が異なるので、お気に入りの屋形船を見つけるのも楽しそうですね♪
きれいな月と共に秋の夜長を楽しもう♪
以上、お月見の歴史やお月見におすすめの東京スポットをご紹介しましたが、行ってみたい場所は見つかりましたか?
十五夜には東京のさまざまなスポットで、ライトアップや和楽器の演奏、お月見団子の配布といった、お月見にちなんだ楽しいイベントが開催されています。
本格的にお月見をしたい人はもちろん、秋の夜長を楽しくロマンティックに過ごしたい人も、ぜひ気軽に訪れてみてくださいね♪
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