【東京】都会の喧騒から離れてのんびり!おすすめの癒し庭園10選

東京といえば、高いビル群やSNS映えするおしゃれなスポット、たくさんの通行人や観光客のイメージが強いですよね。でも実は、東京には緑や花に囲まれた美しい庭園がたくさんあるんですよ!そこで今回は、都会の喧噪から離れて心身をリフレッシュできる、東京のおすすめの庭園を10ヶ所厳選してご紹介します。
『東京で静かで景観の美しい庭園を探している人』
『都会の喧噪から離れてリフレッシュしたい人』におすすめ!
1.六義園/文京区本駒込
photo@「六義園」
駒込駅から徒歩約7分の閑静な住宅街に広がる「六義園」は、五代将軍・徳川綱吉の側用人だった柳澤吉保が、要人をもてなすために7年もの歳月をかけて造園したといわれる「回遊式築山泉水庭園」です。
六義園という名前の由来には、紀貫之が中国の古い漢詩集から着想を得たという和歌の「六体」を、庭園の景観には紀州和歌の浦や和歌に詠まれた名勝、中国古典の景観を基調とするなど、吉保の文学的造詣の深さが反映されています。
都内屈指の人気を誇るしだれ桜や紅葉は圧巻!
小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に数えられていた名にふさわしく、園内は洗練されていて優美。都会にいながら、四季折々の自然の移ろいと美しさを堪能できます。小高い丘を登れば、東京のビル群と美しい自然との対比も楽しむことができますよ。
なかでも、内庭大門にある巨大なしだれ桜と、庭園全体を赤やオレンジに染め上げるカエデやイチョウの紅葉は圧巻!毎年3月中旬~4月上旬と11月中旬~12月上旬に行われる、しだれ桜と紅葉の幻想的なライトアップも必見です♡
2.有栖川宮記念公園/港区南麻布
photo@「有栖川宮記念公園」
「有栖川宮記念公園」は、高級住宅地である広尾・南麻布エリアに広がる都市公園です。南部藩(盛岡藩)所有の下屋敷から有栖川宮の御用地を経て、児童福祉を目的として東京都に贈与された後は、記念公園として一般解放されました。
高台から低地に傾斜した地形を生かしている園内では、小高い丘や渓谷、池に注ぎこむ渓流など、起伏と変化に富んだ景観を楽しむことができます。所々に配置された丸太の階段や石造りの橋、石灯籠なども趣がありますよ。
四季折々の動植物の美しさと息づかいに癒される
梅やツツジ、紅葉など、四季折々の草花の移ろいを見ることができる有栖川宮記念公園ですが、特におすすめなのが春の桜。ソメイヨシノやサトザクラなど、全11種類・100本余りの桜が植えられており、水辺の風景とのコラボを楽しめます。
野鳥のさえずりや川のせせらぎを聞きながら、花観賞や森林浴を楽しんでみては(^^)
3.旧古河庭園/北区西ケ原
photo@「旧古河庭園」
「旧古河庭園」は、武蔵野台地の斜面から低地にかけて、洋館・西洋庭園・日本庭園が配置された都立庭園です。現在は国有財産となっており、東京都や国の名勝にも指定されています。
元々は明治期の政治家・陸奥宗光の邸宅でしたが、その後古河財閥に所有が移り、三代目当主・古河虎之助男爵によって現在の形に整えられました。
洋館と西洋庭園はニコライ堂などを手がけたジョサイア・コンドル、日本庭園は平安神宮などを作庭した小川治兵衛により設計されており、伝統と近代の技術が見事に調和しています。
洋館とバラのコラボは必見♪
西洋庭園・日本庭園それぞれで異なる景観を楽しめますが、何といっても見どころは、5月と10月に咲き誇る西洋庭園のバラ!
時期になると洋館から見下ろせる位置に、約100種200株もの華やかで香り豊かなバラが咲き誇り、バラと洋館の美しい絶景を楽しめます。秋のバラ・紅葉・洋館のコラボも◎。
見頃の時期に合わせて「バラフェスティバル」も開催されており、ライトアップや音楽会、売店など、楽しい催しも用意されているのでぜひ参加してみてくださいね。
4.甘泉園公園/新宿区西早稲田
photo@「甘泉園公園」
西早稲田にある「甘泉園公園」は、徳川御三卿のひとつ・清水家の下屋敷跡に造園された、日本の歴史公園100選にも選ばれている公園です。日本庭園を主体として設計されており、区立唯一の回遊式庭園となっています。
当時、園内ではお茶に適した湧き水が出ており、その味が評判だったことから甘泉園という名がつけられたといわれています。(※湧き水は現在枯れています)
都心にいるとは思えないような静けさが広がっており、ツツジやアジサイ、紅葉や冬の雪吊りなど、四季折々の自然の美しさを堪能できます。入園料が無料になっているのもうれしいポイントです♡
池に映り込む木々や雪吊りが素敵♡
園内には池を抱くように園路が配置されており、散策しながら池に映り込む木々や雪吊りを見ることができます。特に秋は、緑・赤・金色に輝くモミジやイチョウ、ススキの映り込みを楽しめます。
必ず見られるわけではないですが、真っ白く雪化粧された雪吊りや木々の映り込みも素敵なんだとか♪
5.目黒天空庭園/目黒区大橋
photo@「目黒天空庭園」
「目黒天空庭園」は、首都高と中央環状線を結ぶ大橋ジャンクションに造成された、ドーナツ状の屋上庭園です。
30分ほどで散策しきれるほど庭園としては小規模ですが、園内には約30種類の樹木や草花が植えられており、芝生の広場や畑なども完備。高速道路に囲まれていることを感じさせない、都会のオアシスになっています。
「ペットお散歩登録」をすれば、ペット同伴での散策もできますよ。
散策やスポーツなど思い思いの楽しみ方ができる♪
目黒天空庭園には、ベンチがいくつか設置されているほか、コミュニティスペースやフットサルコート、展望デッキなどもあります。
ゆっくり散策するもよし、展望台デッキから富士山を見るもよし、フットサルで汗を流すもよしと、思い思いの利用方法を楽しんでみてください。
※フットサルコートは、夜間のみ団体専用使用が可能です。利用には団体登録や使用料が必要なので、事前に目黒区へ相談してくださいね。
6.東京都庭園美術館/港区白金台
photo@「東京都庭園美術館_日本庭園」
白金台にある「東京都庭園美術館」は、アール・デコ様式の建築と庭園が美しい都立美術館です。香淳皇后の叔父・朝香宮鳩彦王が建設し暮らしていた邸宅だったこともあり、旧朝香宮邸とも呼ばれています。
庭園は「芝庭」「日本庭園」「西洋庭園」の3つのエリアに分けられており、それぞれで異なる四季の表情を見せてくれます。気軽に参加できる、ガーデンツアーやワークショップなんかも随時開催されていますよ。
池に映る秋の紅葉が見事!
芝庭のムクノキの巨木や、西洋庭園のワシントン桜も見応えがありますが、特に美しいと評判なのが、日本庭園の紅葉です。鯉が泳ぐ池や茶室などが赤や金色に彩られる光景は、圧巻の一言。
見頃の時期には紅葉のライトアップが行われており、闇夜に浮かぶ美術館・庭園・紅葉が幻想的なひとときを演出してくれます。
7.根津美術館/港区南青山
photo@「根津美術館_庭園」
南青山にある「根津美術館」は、東武財閥の創設者・根津嘉一郎が所有していた、7000点以上もの古美術品コレクションを保存・展示している私立美術館です。
竹の回廊が続く洗練された建築や、国宝・重要文化財などを含めた貴重な古美術品など見どころ満載ですが、根津美術館の一番の自慢といえば、1.7万平方メートルにもおよぶ広大な庭園!
土地の傾斜と自然の生態をそのまま生かした、深山幽谷の趣のある造りで、随所に配置された美術品も目を楽しませてくれます。
美術品と景観がコラボする初夏が特におすすめ!
どの時期も美しい根津美術館の庭園ですが、なかでもカキツバタが見頃を迎える、4月上旬から5月下旬が特におすすめ。この時期は、教科書にも載っている国宝「燕子花図屏風」の展示も行われており、美術品とのコラボ絶景を楽しめます。
さらに木々や苔道の緑も濃いので、より自然のパワーに癒してもらえちゃいます♪小雨が降る中を、しっとりと歩くのもよさそう!
8.浜離宮恩賜庭園/中央区浜離宮庭園
photo@「浜離宮恩賜庭園」
「浜離宮恩賜庭園」は、将軍家の別邸・皇室の離宮を経て一般開放されるようになった都立庭園です。園内には、都心とは思えないほど広大な日本庭園や黒松、花畑が広がります。周囲に建ち並ぶ高層ビルと、美しい自然とのコントラストも楽しめますよ。
元々は一面の芦原で、将軍家の鷹狩場だったこともあってか、潮の満ち干によって池の趣を変える潮入の池と、猟をするための2つの鴨場を有しています。ちなみに、現在も海水を引き入れている潮入の池は、唯一ここだけなんだとか!
池の御茶屋で格別のティータイム♪
潮入の池の中には「中島の御茶屋」があり、お抹茶と上生菓子のセットを楽しめます。橋や岩、木々の風趣に富んだ景観を眺めながら、お抹茶をいただくのは最高のひととき♪
庭園の散策に疲れたときや、夕涼みをしたいときなんかに立ち寄ってみてはいかがですか?
9.清澄庭園/江東区清澄
photo@「清澄庭園」
清澄白河駅から徒歩3分に位置する「清澄庭園」は、東京都の名勝にも指定されている「回遊式林泉庭園」です。
元は下総関宿藩主・久世氏の下屋敷で、荒廃した邸地を三菱財閥創業者・岩崎弥太郎によって買い取られ、その後を継いだ岩崎弥之助によって現在の形の庭園が造園されました。
園内には、富士山にたなびく雲を表現した築山や、松尾芭蕉の句を刻んだ石碑、物静かな佇まいが美しい数奇屋造り建築など、撮影スポットが多彩。春にはカンヒザクラやソメイヨシノが咲き誇り、お花見も楽しめます。
計算されつくした石と景観の美を楽しんで♪
清澄庭園は、石の美にこだわった石庭としても有名で、全国から集められた名石・奇岩が、園内のさまざまな場所に配されています。
特に有名なのが、池の端を散策できるように置かれた「磯渡り」と呼ばれる飛び石で、歩を進める度に景観が変化するよう、計算された置き方をされているのだとか!ゆっくり歩いて、少しずつ変化する池の眺めを楽しんでみてくださいね。
10.新宿御苑/新宿区内藤町
photo@「新宿御苑」
新宿区と渋谷区に跨がる「新宿御苑」は、緑豊かな都民憩いの場の庭園公園です。元は信濃高遠藩・内藤家の下屋敷があった土地に建てられた皇室の庭園で、戦後に国民公園として一般公開されました。
58.3ヘクタールの広大な園内には、日本における数少ない風景式庭園や池泉回遊式の日本庭園など、さまざまな様式の庭園が巧みに組み合わされており、散策に飽きがこない変化に富んだ景観をつくりだしています。
お弁当を持ち込んでお花見やピクニックするのがおすすめ
庭園の種類によって見どころは異なりますが、どこもおすすめしたいのは春の時期。3月~4月にかけては、桜やハナミズキなどのパステルカラーの花々に園内が染め上げられ、気分を盛り上げてくれます。
お弁当の持ち込みOKなので、お花見デートやレクリエーションなんていうのも◎!
どの庭園も、都心にあるとは思えないほど自然豊かで素敵な場所ばかりでしたね♪東京には趣深い庭園がまだまだたくさんあるので、ぜひお気に入りの庭園を見つけて心癒されちゃいましょう!
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